匿名ゆき 2014-11-23 17:15:10 |
通報 |
音楽のはなし。
音楽は好きですが、専門ではないので見当はずれなことを言っていたらごめんなさい。
今日11月24日は、「ラグタイム王」スコットジョップリンの誕生日。
「ラグタイム?」な人には彼の
The Entertainer
を聴いてもらいたいです。
きっと聴いたことがあると思います。
ゲーム音楽で例をあげるなら、マッピーの音楽ですね。
言葉ではなかなか伝えづらいのですが、一定のリズムに対して、特徴的な遅れ、ずれたリズムがある、そんなイメージです。
現代的に感想を述べると、中毒性が高い、こうでしょうか。
さてさて、普通に音楽を聴いている限りでは自分だってラグタイムなんて名前を知るのは、もっと成長してからだったでしょう。
これを知ったのは自分の好きな演奏家が、持ち味の一部としていたからなんですよね。
次は、彼らについて話したいと思う。
出会いのきっかけから
親の影響で、自分は子供のころからレトロゲームを遊んでいました。
周りがワンダースワンを持っている中、ファミコンを…
ゲームボーイアドバンス、DS,PSPとなっても
スーパーファミコン、メガドライブ、セガサターン、プレイステーション…
(言葉をかりてラグタイム的、ですね。
そんな中でお気に入りのゲームが「ファイナルファンタジーシリーズ」
因みに、最初にプレイした作品はⅤです。
小二ぐらいのころから遊んでいて、いつも火力船をクリアしたあたりでやめてしまい
データが消えてしまうなんてこともあり、クリアしたのは小六の頃でしたね。
このシリーズの作曲家が、植松伸夫さん、最近じゃスマホゲームにも顔を出しているようです。
(自分はガラケーなので詳しくは分かりません。
植松伸夫と後に紹介する彼等は、かなり似た音楽性をもっているんです。
その音楽の種類の話に移りましょう。(詳しい人ならお気付きかもしれません。
音楽の種類、プログレッシブ・ロック(略してプログレ
これには、変拍子を多用した曲が多く、曲調の変化が激しいです。一曲20分などは、ざらにあります。
そしてこのジャンルの演奏家の一部は、超絶技巧的な演奏技術を持っているので、演奏を見るだけでも楽しめます。(ピアノを縦に回転させながら演奏したり…
これは上手く説明できないです。興味があれば後に紹介する曲を聴いてもらいたいですね…。
基本的には70'sの音楽のみが当てはめられます。
自分は現代語られている一部の演奏も、プログレとして名を残すとは思ってます。
植松伸夫以前にもゲーム音楽にプログレを起用する人はいましたが、一番目立つのがこの人でした。
プログレという名前を知ったきっかけについて
パソコンに触れる機会が増えてから、植松伸夫の事を調べていると
植松伸夫はパクり!
そんなものを目にしました。聴いてみると、確かに似ているところがありました。
暗黒への曳航/KANSAS
に収録されている曲でした。
まずはこのCDを買い、聴きました。
ああ、自分が探していたのはこれだ!と思いましたね(このグループも好きですが今では別のグループが一番です。
そんなわけでプログレをあさり始めました。
Emerson,Lake&Palmar(略してELP
ファイナルファンタジー(以後、FF)には、妖星乱舞という曲があります。
FFⅥの最終戦で流れる曲ですね。(約17分ほどの曲です
またもや別の曲に似ていると…、パクり疑惑で知りました。
Tarkus/ELP
これも一部似ていましたが、こんなのを聴いてしまえば影響を受けざるを得ない…そう思います。
とにかく、構成が素晴らしかった。とても三人で演奏しているとは思えなかった…。
すぐにTarkusのCDを買い、それだけでは飽きたらず、全盛期のものは時間をかけて集めました。
(時間があれば一曲ずつ語りたいぐらい。
それ以来、このメンバーのファンになりました。
ELPの音楽の特徴
一部では、ジャズロックの一種とも言われますね。
かなり歪んだ音が大好きなようで、ハモンドオルガンとの相性が抜群です。
クラシック、ジャズの要素が見え隠れしています。さらに前述した、ラグタイムが各所に見受けられます。これはキーボード担当、キース・エマーソンの影響ですね。
彼は、クラシック出身なので壮大な構成が多いように感じられます。
グレッグ・レイクのベースや、カール・パーマーのドラムは相対的に過小評価されたりしますが、そんなことはないです。
この三人でないと生み出せない音だったと思います。
ラグタイムより、プログレの話になってしまいましたが、少しずつ紹介していきます。
閑話休題。(曖昧に閑話と定義付ける
だいたいの高校生の数学への気持ちを表現。
(真面目な勉強話ではなく、ネタです
(曲線の長さ学習後にて)
y=xの直線の長さを求めてみよう。
dy/dx=1 、 求める長さをLとおくと
∫√(1+1)dx=√2*x+c (cは積分定数
1:1:√2だし、計算しなくても感覚で分かるよね。
つぎ、いってみよう。
(心情をたどりながら)
y=x^2の、曲線の長さを求めてみよう。(これも簡単かな
dy/dx=2x 、求める長さをLとおくと
L=∫√{1+(2x)^2}dx 2x=tan u とおくと
dx=du/2(cosu)^2
これより∫√{1+(2x)^2}dx=1/2∫du/(cosu)^3
(あ、これ簡単じゃないんだね…
∫du/(cosu)^3=∫(cosu)du/(cosu)^4
=∫(cosu)du/{1-(sinu)^2}^2
ここでsinu=tとおくと、(cosu)du=dt
∫(cosu)du/{1-(sinu)^2}^2=∫tdt/{1-t^2}^2
個人的には次が難所でした。
ここで1/(1-t^2)^2に注目して、
1/{(1+t)^2}{(1-t)^2}
と変形でき、部分分数分解すると
1/4{1/(1+t)^2 + 1/(1+t) + 1/(1-t)^2 + 1/(1-t)}
と変形可能なので、
L=1/8∫{1/(1+t)^2 + 1/(1+t) + 1/(1-t)^2 + 1/(1-t)}dt
(ここまで来れば簡単かな。
積分計算して
L=1/8[-1/(1+t) + log|1+t| + 1/(1-t) - log|1-t|]
=1/8[2t/(1+t)(1-t)+log{|1+t|/|1-t|}]
よってt=sinuであるので
L=1/8[2sinu/(1+sinu)(1-sinu)+log{|1+sinu|/|1-sinu|}]
変数を変えて
L=1/8[2sinθ/(1+sinθ)(1-sinθ)+log{|1+sinθ|/|1-sinθ|}]+c (cは積分定数
数学じゃよくありますよね、解き始めたら難しかったこと。
L=1/8[2sinθ/(cosθ)^2+log{|1+sinθ|/|1-sinθ|}]+c
こうなるね。
どの曲から紹介してみようか。
悪の教典/貴志 祐介(?)
本トピで見かけたので
僕は、この本の下巻だけもってますよ。
父の部屋に上巻があったので、プレゼントしようかと思ったんですがね。
次見に行ったときには、下巻も揃っていたのでした。
この人の小説は硝子のハンマー、青の炎だけ読んでいます。
クリムゾンの迷宮も部屋にはあるのですがね…。
科学的、計算的な描写が好きでした。
どちらも最後で…。
前衛的ではないけれど、時間をかけて盛り上がりまでひっぱり
少しの余韻と、達成感を十分に得させたあと
一瞬で打ち砕く…
その瞬間に心がひかれました。
さて、名前の後ろに(?)とついてありますね。
何故でしょうか?
新聞の中で、一番好きな項目は放送欄だ。
固有名詞、数字、記号…統一感がなく、全てが等価値に見渡せる。
ばらばらの区切り線さえも、化学調味料として存在しているが
色の付いた特別番組があると、途端に等価値性を失う。
新聞を開くと、とある局の放送欄が空白になっていた。
印刷ミスにしては不自然過ぎる。
僕に対する当て付けだろうか。
以前、24時間番組か何かで、区切りもなく、色付きの背景が無限遠点へ達するのではないかと思った時には
間髪いれずに、苦情の電話をいれた。
しかし、非常に不親切な対応をされたため、本社まで駆け込んで文句を言ったりしたものだが
こんなやり方はあまりにも酷すぎるよ。
まてよ…むしろこれが真の等価値の姿なのではないだろうか?
そう思い始めると、幾分か気が楽になった。
だが、そうなると今度は誰がこんな事をしたのか気になる。
まさか局のやつらが、こんな贈り物を届けてくれるはずがない。
文字は印刷されなかったのではなく、奪われたのか?
なるほど、「文字泥棒」か。
お前がその気なら、明日の新聞が届くまで格闘してやってもいいんだぞ。
まだ文字泥棒は、新聞のなかに潜んでいるかもしれない。
新聞を数枚捲ったところで、ふと、恐ろしい疑惑が生じ始める。
文字が消えれば、文字で定義された僕も消えるのだろうか。
「文字泥棒がそっちへ向かっているぞ!」
僕の姿はどこまで残されるか分からないが
これを読んでいるあなたにお願いがある。
僕の親を見付けた時には、彼は・・・・・・
駄目だ、存在を消されては息子などいなかった事になるに違いない。
「母さ
閑話休、題。
Karn Evil 9(悪の教典#9)/Emerson,Lake&Palmer
そう、悪の教典の由来はここから来ているんですね。
貴志 祐介もプログレが好きなようです。
アルバム名、Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)より。
http://youtube.com/watch?v=fLS0Med0s6E
この曲は「第一印象」から「第三印象」の楽章で構成されていて、通して聴くと約30分あります。
これだけあると、聴くだけで物語が生まれてしまいますね。
感想というよりは、物語形式で書いてみようかと思います。
第一印象
やる気のない太陽を見上げる。
日常は大して面白くない。
妄想の中の彼女でも愛してあげようか…。
手の届かない範囲で、苦しんでいる俺を微笑みながら見ている。
彼女の元へいけるのは、いつになるのか。
美しい彼女の前では、武装解除も厭わない。
7分:彼女が転んだ、そんなことは今までに一度もなかった。
彼女に触れたい、一瞬でいい…服の一部でも構わない。
あともう少し…
くそっ・・・神も俺に味方しないようだ。
9分45秒:彼女が俺から目をそらし、真上を見上げる。(例の太陽だ。)
それは、一定の冷静さを装いながら
気が狂うことを許可される時間。
大きな片翼をひらくも、下を見ながら、歩き、微笑して、彼女のもとから去る。
さあ、別の世界へ旅立とう。
第二印象
さて、一気に曲調が変わりましたね。
美しい旋律ですが、どこか自分を卑下しているように感じられます。
中盤の楽しい演奏から一転、所々不安になるような音色が聴こえます。
(洞窟…迷宮を通っているようです。)
その空間から抜け出しますと、光が降り注ぐのかと思えば
極めて小さい遊園地で悪魔たちがはしゃいでいるのでした。
何とか気付かれずに逃げ切れました。
第三印象
物語も終盤、走馬灯のような曲調で始まります。
楽しかった夢を少しずつ消化していると
そうはさせまいと、死神が命を刈り取りにきます。
何度か続く鎌の降り下ろしに耐え、夢を思い出す夢から目覚めようと必死になる。
もう追いかけてこない。
空想も終わりだ…。
だが、悪魔も死神も俺が眠るのをずっと待っているのだ。
ダリと、その絵について
まずは名前について、
サルバドール・ダリ
このサルバドール、救世主という意味です。
怠情化した現代絵画と、自分自身を救う救世主なんですね。
ダリには同名の兄がいたけれども、わずか二歳たらずで亡くなっているようです。
しかし、ダリの中では親から与えられる愛は、死んだ兄に与えられているように感じていたため
ある種の二重性を内側に秘めることになったそうです。
そこへ、さらに自己愛が重なり、狂気を演出する(もしくは本物の)性格であったため、言動や作品には多く影響を与えています。
ダリは奇人ですが、狂ってはいません。あらゆる合理性を崩壊させるも、性質の内面的なものは維持することで、今日の評価を得ているのではないでしょうか。
絵を三つ選ぶとしたら
特異なものたち
ナルシスの変貌
記憶の固執の崩壊
ダリは絵画において有名だが、残された言葉もまた面白い。
「私の敵も、私の友も、あるいは一般の人々も、私が自分の絵の中に描いたイメージが理解できないと、口を揃えて言うのだが
私にもそれはよく分かる。
しかしこれらを描いている私自身さえ理解できないとというのに、どうして彼らに理解できよう。
ただし、制作中の私にも私の絵の意味が分からないということは、必ずしもそれが無意味だということではない。
むしろ逆にその意味は余りにも深く、複層的かつ相関的で、およそ恣意的ではないため
論理的な思考による単純な解釈では間に合わないのである。」
(非合理の征服)
ダリはまた、大人になってから見溶かす必要がある。
今持っている価値観をそのままに、成長せず再び鑑賞できるだろうか。
再び彼女に会えました
それは恐怖の壺を覗く事に似ている。
いつでも、僕は蓋をする事ができるのに
体は先を求めて、何がつまっているか確認してしまう。
一度、壺の中身は悲しみでいっぱいになった。
だが、時が経つと、揮発性の悲しみは蒸発し
やがて、また恐怖でいっぱいになるのだ。
覗くのを恐れて、壺の中が酸性の恐怖が溢れるぐらいなら
塩基性の幸福で中和してあげよう。
要らない水すら大切にする人間たち、すでに壺の中には全てがつまっている。
20
それは、ある空間において特殊な意味をもつ。
気に入らなければ20回回せ。
ただし、気をつけて。
早すぎては怪しまれる…
そして、残された景観を愛さなければならない。
つまり、これは相当うまくやらない限り、諸刃の剣というわけだ。
トピック検索 |