ぬしさん 2014-11-15 17:07:45 |
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間違いじゃないわよ。そっくりじゃない、この嫌な笑顔とか。
(似ていることを認めない相手に不機嫌な表情を浮かべ、落書きをさらに目立たせるように似顔絵を丸で囲って相手の名前を書き。ノートが閉じられたことでさらに不機嫌になり、ノートを渡せと言わんばかりに片手を相手へ向けて手を開きながら、『…ちょっと見せてほしいんだけど』と相手を見て)
全然似てないから。一度眼科に行ったがいいな。
(相手が不機嫌な顔をするもお構い無しに。『…名前書いても、似てないもんは似てねーから。』相手が素直に言ったのが面白くて『なんで?』と意地悪な笑みをむけたまま言う)
そうかしら。かなり上手く描けてると思うけど…裕斗こそ眼科をオススメするわ。
(まったく似ていると言ってくれない相手を見て軽くため息つき、仕方ないとノートを閉じて机の端の方に教科書と一緒に積み。素直に言ったというのにノートを渡してもらえない上に意地悪な笑みにむっとなり、『いいから!貸して!』更に手を相手に近づけてノートを要求して)
俺は目いいんで。金の無駄。
(『何でだよ?こっちは貸す側。そっちは借りる側。理由を言うのが常識だろ?』意地悪な笑みを浮かべたまま正論を言う。『別に、言わないなら言わないでノート貸さないだけだしな。』とノートをひらひらさせて言う。)
う…。…ちょっと途中どうやるのか見たいのよ。
(相手の正論に思わず言葉が詰まり。しかし問題がお手上げ状態である上に、もともと苦手な科目を放置すればどうなるかくらいも理解はできているため、諦めたようにため息をついてから視線を外して理由を告げて。理由を告げるとまた手を開き、『…だから貸して』とポツリと頼み)
…ん?わかんねーのかよ?
(にやにやしながら上記を言う。『んー…』と考え込むように頬づえをつくと、『わかんねーなら、教えてやろうか?』と。頼むのなんて珍しいから、本当におてあげなんだろうと思い言う。自分でも親切だな、なんて思った。
え、本当!?
(まったくとして問題に歯の立たない自分にとってはかなりありがたい相手の言葉に思わず顔を上げて驚いた表情で相手を見て。先程までの相手との会話などすっかりと忘れてしまい、『ありがと!裕斗!』と笑みを浮かべて)
…。
(相手の変わりっぷりに少し動揺しながらも『別にお礼なんていいけど』と無愛想に答える。『いつ教えればいいんだよ?』と疑問に思ったことを相手に投げ掛け)
…あ。できるだけ早くがいいわ。あまり授業置いて行かれたら困るし。
(相手の動揺する姿を見て、先程の会話を思い出してはっとなり。とはいえ授業に置いて行かれてしまうのもそれはそれで困るわけで、バツの悪さに相手から視線を外し、どことなく上から目線な口調で問に答えて)
別に俺いつでもいいんだけど。いつか決めろよ。
(上から目線の態度にむっとしながらも、教えるのにはかわりなくて。だいたい何でこいつはこんなんだろうなー、もう少し素直になればいいのにさ、と勝手なことを思うも実際自分もそうなのに自覚なし。
んー…なら今日の放課後がいいわ。
(返事を聞くとしばらく腕を組んで考えたのち、もう少しで授業も終わってしまうことだしと希望を言って。席に座ったまま目を覚ますようにと軽く伸びをしながら、『…まぁ、裕斗が彼女と帰るとかなら明日以降でもいいけど』と気にしていないふうを装いながら付け足し)
じゃ、放課後で。
(時計をチラと見ると、もうすぐ放課後でに差し掛かっていた。『俺、彼女いないけど』と返した。相手が言うことに対してん何でそんなことを?とも思ったが、特に気に止めずに聞かなかった)
知ってる知ってる。それじゃよろしくね。
(相手の返答に自分で発言しておきながら少し後悔を覚えていて。くすっと笑みを浮かべながら放課後の約束を取り付けると、『なら残りの授業の時間は裕斗の似顔絵を描いてあげるわ。今度は似てないなんて言えないぐらいにしてみせるからこっち向いてて』と意気込むとさっそく似顔絵を書こうとノートを再び手に取ると椅子を相手へ近づけて絵を書き出して)
おぅ。
(何だかんだ言いながら、2人の時間が楽しい自分もいることを知っているが、知らないふりをする。相手の言うことに対して『嫌、描かなくていいしお前下手だろ』と相手のノートをひょいっと取ると『勉強が先な』とノートで頭をペシッと軽く叩く。少し描いてある絵を見て『美術も終わってるな。今度絵も教えてやろうか?』とばかにしたように笑いながら言う)
下手じゃないわよ。絵はかなり上手い方だと思うし。…僻みはかっこ悪いわよ?
(叩かれた頭を手で抑え、明らかにばかにしたような相手の発言にむっとした表情を浮かべて。相手に取られたノートを取り返してから自分でノートに描いた落書きを見て、『うん、やっぱり上手いわね。僻みはかっこ悪いわよ?』とノートを机に片付けながら笑みを浮かべて)
いやいや。ひがみも何も、優越感しか出てこないんだけど。
(どう見たら上手く見えんのか…と疑問に思い、ノートをもう一度取ってよく見て見るも、何も変わんなくて。やっぱり下手だよな…と思いノートを机に戻す。んー…あれか?ピカソみたいなやつだな。うまくは見えねーのに、高く評価されてるやつ。などと頭のなかで考えている)
…なんかものすごく失礼なこと言われてる気がするけど、相当うまいわよ。美術の成績中学でオール3だったし。
(相手をじとっとした視線で見ながらも絵のうまさを自慢するように発言して。そろそろ授業が終わるからと強化書類を鞄の中に片付けているとちょうど鐘の音がし、『終わったわねー』なんてあくびをしながら呟いて)
3って普通だろ。鑑賞とかでよかったんじゃねーの?描く才能は1だな。
(相手は自慢しているつもりだろうが全然自慢になってないな、などと思い。『終わったな』鐘の音をきくとそういや授業中だったな。授業のことなんてすっかり忘れていた。などと話していたせいか、授業をした感じが全くしなかった。)
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