ひかげぼっこ*

好きとか愛しいとか。
溢れ出しそうな気持ちは、いつか溶けてなくなるの？

好きよ。好きなの。

だけど、私は好きにならないで。
本当の私も、偽りの私も。

私は私が嫌いだから。

それでも愛してほしいのは、
夜が少し長過ぎるから。

頑張ってるね、とか、大丈夫？とか。

頑張ってなかったら飢え死ぬわ。
大丈夫なわけ無いじゃない。

だからそんな事を聞かないで。

弱音は吐かない。
それがせめてもの悪足掻き。

まだやれる。まだ笑える。


いつか出来なくなった時は、どうするの？

美味しいものを美味しいって
それだけで笑いたい。

一人のご飯は美味しくないよ。
どうしてこんなに味気ないの。

吐きたくないはきたくない。

気持ち悪い吐きたい。

こんなになるまで
私は一体何をしてたの？

過去の私は精一杯やってきたの。
たとえ同じ運命をもう一度辿れたとしても、それが最善だったの。

それでも今こんなに苦しいのは
過去の私が頑張らなかったからだと
何かを攻めずにはいられない。

一時の感情だけで動いたら駄目。
分かってるの、分かってるよ。

でもね、寂しい。
なのに、怖い。

私はいつも誰かの代わりですか。
私だけを見て欲しい、なんて。

ただの風に吹かれて消える戯言。

自分で自分がわからないのに、
どうして貴方が私を分かるの？

同じ経験をして生きてから
分かると、大丈夫だと言って欲しい。

お願いだから触れないで。

忘れたい、消したい、話したい、助けてほしい。


矛盾も全部認められたら
私は私でいられますか。

いろんな愛のカタチがあるなら
私があなたを好きでも許されるの？


どうして、どうして、言い出したらきりがないのに。

それでもあなたを見たら元気がもらえる。
私はそれだけでいいの。

私だけを見て欲しい。

愛してないのに愛せだなんて
なんて都合のいい、そんな風に思ってた。

なのに、今はただ
ただ、愛してほしい。

うまく笑えないのは
寒いから。

言葉にならないのは
好きすぎるから。

何してるの？

そんな風に聞ければ
きっと私達は夢の中

いつまでも幸せに眠り続けたのに。

もう嫌だって、投げ出して
寂しいって、喚き散らして

そんな風にしか生きられない人は

可哀想なのか羨ましいのか。

何も感じない人になることは

可哀想なのか羨ましいのか。

人の痛みが分かることが
何かの役に立つのなら

私には役立つものが沢山あるのに。

嘘でしょ、信じられない。やだやだ。
怖い、怖いの。

いつから?なんでなの?
お願いだから取らないで。

私の最後の頑張りどころなの、
これがないと頑張れないの、
お願いだから、私からそれまで取らないで。

こんなのただの地獄。

辞めたい、帰りたい、疲れた。
なんて私は無力なんだろう。

自分を認める事が、なんでこんなに難しいの？

私は私でありたい。

だけど私は私が嫌い。

人って心変わりの生き物。
過去の自分なんて他人に等しい。

思っていることなんて全部
誰かの一言で変わるの。

変わりたくない。

あの頃に比べたらちょっとだけ、
ほんのちょっとだけ強くなれたかな。

そうやって騙し騙しでも。

今、此処を乗り越えることが出来れば。

ほんの少しでも私主観の世界は変わるんじゃないかな、なんて。

世界に溢れる物はきっと
暖かく見えて、優しく見えて

それはきっと
私がそれを望んでるからで

私は今日も居場所を探してる。

やるなら今しかねえ！

吐きたくなるのはいつもこの時間。

慣れない空気感に慣れてきた自分が嫌。

私はここに必要とされてるのか。
そんなのは自分次第。

でも。
出来るならば私は私であの場にいたい。

羨ましくなんてない。
私は私の力で幸せになるの。

いぎだぐなぃい…！

でも、昔と違う。
奇跡を待つのはもうやめたの。