ユーリ 2014-11-11 23:55:57 |
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また、今日の夜もあの湖行きたい!連れてって。
(とある有名な王家のお嬢様である為に、夜外出することは無論許可など出ないが、一度前に貴方と共に抜け出し、行った湖が忘れられずもう一度いきたいとお願いを申し付け
ああ、あの湖畔でございますか……ちょうど今の時節は夜月が奇麗で、反映した水面はさぞや趣があるでしょう。
しかし……なりません。万一のことがあっては大変です。
(懐かしそうに昔自分の使えるべき主人であるこの姫と眺めた風景を思い出すも、思いとどまるかのようにその意見に反対をし、
ええ、なんで。どうして!!
やだやだやだ。お月様綺麗なら余計見に行きたい!
(貴方の思いなど考えもせず、三歳児が母親に我儘言うが如くのようにわがままを言い、貴方を困らせ
仮にも貴女様は姫、それも未成年でございます、そんな危険な目になど合わすわけにはまいりません。
(下唇を噛みながら、自分の不甲斐なさを嘆くように言葉を絞り出し
未成年だからって、いつまでも子ども扱いしないで。
もう連れてって行ってくれないならいい!
(ぷいっと口を膨らまし拗ねて、貴方に背を向け
お嬢様と執事という設定より、昔のお姫様と忠実家来に致しませんか。
……はぁ。しょうがありませんね。そこまでおっしゃるなら、お付き合い申し上げましょう。…今晩だけですからね?
(表面上は主のわがままに付き合う様に見せているも、実際はまたあの景色を今自身の目の前にいるお方と眺められることを嬉しく思い
姫様、そのような笑顔を家臣になど向けてはいけませんよ。
……さあ、であれば姫様はすぐにお召し替えなさって下さい。夜が暮れてしまいます。
(相手の笑顔に不覚にもときめいてしまい、切り替えて相手に着替えを催促し、
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