国見英 2014-11-11 23:33:37 |
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俺もたまに寝ちゃうけど…
(似ているから、欠伸をした時に適当に勘付けたことを述べると目を丸くする相手に急いで訂正するように自分もたまに寝る、とフォローをいれると頬をかいて。そして名前を繰り返されると何か癪に触っただろうかと不安になったが相手もまた自己紹介をしてくれたので「よろしくね、えと…英」と。いつか聞いたことのあるようなないような名前にもしかして、と当たりをつけて「ねぇ、バレーしてた?」と
何時も寝てるので少なくとも午前中は寝ると思いますけど、寝ないように心がけます…
(相手は俺を思って言ったのは分かっていても睡魔に勝てることは出来ずきっと机に突っ伏して寝てしまうだろうなと。相手もよく寝るのかと先程から自分とよく共通するなと改めて思うがまあ寝ることくらいほとんどの人がする事かと自己解決して。『あ、うん、よろしく…孤爪さん?』と突然の名前呼びに躊躇いながらも相手をさん付けで呼んで。バレーの事を聞かれると『まあ、してましたけど…』と曖昧に返事をしながら不思議そうな顔して)
寝てても単位は貰えるからね…
(寝ていても出席さえすれば単位は貰えるし進級も出来る、危ないことはないがどうせ出るなら何か一つでも知識を吸収したほうがいいだろうと思い。八割の生徒は授業中寝ているだろうが自分も寝てるかゲームをしているかのどちらかなのでそれ以上何か言うことは出来なくて。「研磨でも、いいよ?」と名前で呼ばれることが多いため呼びやすいように呼んでくれていい、と。「…俺もしてた。音駒だよ」と出身校を述べると相手はどうなのだろうかと首を傾げて
進級に困らないなら寝ます
(初日だった為ちゃんと聞いていようと思っていたが単位が取れるなら問題ないといった顔になると堂々と寝る発言しはじめて。課題は寮の人に教えてもらおうと考えていて。『じゃあ研磨で…』と相手に名前呼びの許可を貰うと遠慮なく述べて。はじめて出来た友達に口角上げて。『俺は青葉城西高校です…宮城の。』バレーしてたのか、とまた口走りかけるが飲み込んで高校名だけで分かってはくれないと思い県名も言い)
去年の俺と同じ…
(去年の今頃、自分も同じことを考えていたなぁなんて懐かしい気持ちになると相手の話ぶりに年下?、なんて予想をつけるももしも違くて失礼なことになってしまわないように心中で収めると「うん、それがいい」と苗字じゃなく名前呼びに頷くと同じように笑ってみせて。「青葉…あ、及川、みたいな…人居たような…」と名前が間違ってたら恥ずかしいので疑問系で相手に問いかけてはどうりで背が高いわけだ、と
やっぱり先輩だったんですね
(去年という言葉を聞いて年上と確信すると同時にタメ口使わなくてよかったと内心ホッとして。初対面に名前呼びされるのに抵抗はないのだろうかと疑問浮かべるが相手が気に入っているようなのでまあいいかと考えるのをやめて。『あー…及川さんですか?あの人色んな意味で有名ですからね』及川という単語に顔を顰めるがベストセッター賞を取ってたくらいだから知ってて当然かと思いつつ色んな意味を強調しながら述べて)
先輩…あ、英のが年下だったんだね…
(自分の予想が的中すると失礼なことにならなくて良かったと思いつつ身長も容姿もどこか大人びている相手を羨ましく思って。及川、のワードに何処と無く嫌な空気になるとこの話題は禁句だったのだろうかと改めて自分のコミュニケーション能力のなさを不甲斐なく思うと「…俺もセッター、だった…英は?」と話題を変える様に、及川から遠ざけるように問いかけるとだんだん迫りくるキャンパスにため息をつきそうになり
同学年だったら教室まで一緒に行けたのにな…
(年上だと知るとせっかく和解し合えそうな相手と会えたのでもう少し相手と話したかったな思うとちょっぴり寂しそうな顔になり。セッターと聞くと自己中なアイツとは正反対のタイプだなと思いながら『俺はウィングスパイカー…』とポジションを言い。目的の建物が近くなれば盛大にため息ついて)
…お昼、学食…
(寂しそうな相手を昼食に誘おうと言葉を紡いでみるが一緒にどうですか、の一言がなかなか言えなくて歯切れの悪い所でとまってしまい気まずくなってしまい。「ウィングスパイカー…かっこいいね」と自分では到底出来そうもないポジションのため素直に褒めるとため息をつく相手に「…寮生活だよね…?帰り、案内する…」と不器用ながらに帰りも一緒に帰りたいと伝え
俺でよかったら昼研磨の教室行きますよ?オススメの学食とか知りたいですし…。
(相手の言いたいことがなんとなく分かると穏やかな笑み浮かべれば相手の頭にぽんと手をおいて頷いて。『俺はあんま動かないからコーチにどやされてばっかりでしたけどね』と苦笑い浮かべながら話して。寮のことを言われるとそういえば具体的なことは知らないなと思いながら相手を見つめれば『ありがとう』とぶっきらぼうだが素直述べて)
じゃあ、待ってる
(クラスメイトから学食に誘われるほど仲がいいわけではないし友達なんて居ないに等しい。誰かと昼食をとるなんて久しぶりのことで嬉々とした表情をして。「あぁ…うん、なんとなくわかるよ。」低燃費そうな相手のプレーを想像するとそれがまたぴったり当てはまるので最早否定する気もフォローする気もなく肯定し。「ううん、俺初日に迷ったから」と誰にも聞けずにおどおどしたことを思い出しながら述べると笑いかけ
ん…待ってて
(相手の嬉々な笑みに自分も嬉しくなってくしゃっと頭を撫で、髪染めてるのにサラサラだな…と触り心地の良さについ軽く撫でるだけだったのがくしゃくしゃと強く撫でて。『寮って迷うくらい変なとこにあるの…?』と寮の道のりまでのことを考えると若干めんどくさそうな顔になり。今日1日が憂鬱だなと思いはじめて)
英、それやめて…
(頭を撫でられる行為に慣れていなくて気恥ずかしげに視線を相手に向けながら頭上に置かれた手に自分の手を重ねるとあまりかわりのない体温同士が重なってなんて滑稽なんだろうと感じ。「そんなに迷わないよ…俺がたまたま変な道に逸れちゃっただけ」とめんどくさげな相手にフォローの言葉を投げかける。右も左も分からずに適当に彷徨ったあげく結局はあの幼馴染に迎えにきてもらったことは伏せて
やめてって言われると余計やりたくなる…
(顔は何時もの気だるげな表情だが相手の表情見ながら心底楽しそうに撫で続け、傍からみたらどっちが年上なのか分からない光景で。そんなやり取りをしていると自分の教室に着いて『あ、俺教室こっちなんで。続きは学食で話しましょう』と述べると頭撫でるのをやめて軽く手を振ってもう一つの校舎へ行き)
意地悪だなぁ…
(むすっとしながらそう言うともう校舎についており名残惜しそうに離れる相手の手を見つめると「じゃあ、またね」と言っては自分の教室に向かおうと歩を進めてなんだか今日はとっても気分がいいような風に考えては頬を緩めながら教室に入って行きいつものように席に座ってゲームをしはじめて
孤爪、研磨…か…
(頭の中で覚えるように何度も繰り返せば彼とは和解し合えるかな…と思いながら指定されていたクラスに行って席を見ると好都合にも後ろの窓際だったので席に着くとマフラーを鞄にしまって。授業中は高校の時と同じように教科書を立てたまま机に突っ伏すと当たり前のように熟睡してそのまま午前中を過ごして)
……
(4時限目終了のチャイムが鳴るとハッとしたかのように起きて時計を確認し、授業が終了したことを悟れば相手がくるのを待っていて。この教室まで来れるのだろうか、迷わなければいいのだが、そんな心配をしながら。早くこの空間から出て行きたいだなんて考えると机にまたしても突っ伏して
……もう終わりか。
(チャイムが鳴ると周りの騒音で目を覚まして学食へ向かおうとしている生徒や弁当を広げている生徒を見ればもう昼休みかとまだ覚醒しきっていない頭で理解して。そういえば学食一緒に行く約束してたなと気付けばめんどくさそうに席から立ち上がり相手の校舎へと足を運ぶが何処のクラスだろうかと思っていた矢先、たまたま覗いた教室に独特の目立つ頭を見つけて真っ先に近寄れば『来ましたよ、研磨先輩…』とまだ眠そうな顔で伏せている相手の頭を軽く撫でて)
…ん…
(頭に置かれた手と気だるそうな声に釣られるように顔をあげると「先輩、って変な響き…」と述べると立ち上がって欠伸をしながら財布を取り出して学食に向かおうと相手を促して。学校内で誰かに話しかけるなんていつぶりだろうか、そんなことを考えては「英は甘いものとか好きなの?」と先程のキャラメルを思い出しながら問いかけ
俺も先輩って言うのあんま慣れてないから違和感あった。
(寝起きだった為あまり意識しないで言っていたのか自分で言っておいて凄く違和感を感じて。相手が学食に行く準備をしたのを確認すると登校の時と同じ位置で歩き甘いものについて問い掛けられると『まあ、普通に好きですね…塩キャラメルとか結構持ち歩いてますし』と特に否定することなく頷いて『研磨は好きなものってある?』と此方も問い掛けてみて)
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