「 生まれ変わっても、 」
「 また逢いましょうね、私達。 」
── 稀に、前世の記憶を持って生まれてくる人間が居るという。
( ! )
俺は田舎で某旅館の仲居の住み込みアルバイトで小遣いを稼いでるただの大学生。歳は21歳。ある日、いつものように仕事疲れで住み込みの寮に帰宅して直ぐ様ベッドに入った23時。その日、不思議な夢を見た。古風な家が建ち並ぶ街の外れ、湖の畔らしき所で、見知らぬ顔をした女と密会していた。女は俺の事を「道忠」と呼んだ。夢の中の俺とその女は恋人同士であるのだろう、暫くの間キスを交わしていた。─ふと、街の方で大きな音がした。街の方から、建物の破片であろう物が飛んできて───そこで目が覚めた。
( ! )
俺は今日都会から田舎へ引っ越してきた27歳のごく普通のサラリーマン─の筈だった。ごく普通などではない、…俺は前世の記憶がある。前世は女、「道忠」という恋人が居た。当時恋人が居たにも関わらず親が連れて来た婚約者の存在もあり密会していた時、街が襲われた。その時爆弾で吹っ飛んだ建物の破片が当たり、─二人の最期だった。前世の恋人を探そうとしている訳ではないが、何だか不思議な予感がして前世住んでいたらしき場所へと引っ越してきた訳だ。そして勤めていた会社を辞めた俺は、今日から旅館の仲居として働くことになる─…。
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