ぬーしー 2014-10-31 16:03:04 |
通報 |
(いえいえ。)
(6時間目の授業をまるまるサボって屋上で気持ちよさそうに眠っていて。少し寒くなったのかブルっと身震いするとゆっくりと起き上がり。まだ眠いのかふわぁと欠伸を漏らして、ライトがついた携帯を見ると留守電が入っていて。眠い目をこすりながらボーっとしながら聞いていると聞き覚えのある声が流れてきて『あ、悠妃?寝てるのかな?今日変わるって話だったんだけどさ、急遽部活の助っ人に行かなきゃいけなくなったから今日は戻れないや!本当にごめんね!えーっと…黒部と仲良くね?なんかあったら電話して!じゃーねー』ぷっ)
え?えーっと…え?
(留守電を聞き終わると寝ぼけてた頭が強制的に目覚めて悠樹に急いで電話をかけるも留守電になってしまい。絶望の顔でフラフラと屋上を後にし)
ぎゃ!?ご、ごめんなさい!
(フラフラ歩いてると男子生徒にぶつかりジュースをこぼしてしまったためペコペコと謝っていて)
お前…。
(突然誰かにぶつかって何が起きた、と理解する前にペコペコ頭を下げる男子生徒が目にはいる。ああ、ぶつかったのか。そしてお腹辺りに生温い違和感。何だと目線を下げれば、ビショビショに濡れたシャツ。文句を言おうと、そこではじめて相手の顔を見てその男子生徒が悠樹だと気付く。←ぶつかったから謝ろうとか全然しない人。)
ぎゃああああああああ!!くくくくく黒部!!
(ぶつかった相手が黒部だと気づくとペコペコするのをやめ怒られると思い謝罪の代わりに悲鳴をあげて。濡れてるシャツを見て僕がやったんだよなと冷や汗を浮かべるとそーっと相手の顔を見上げ。怒られる怒られる怒られると頭の中でリピートされ身構えており。)
…。
(己の顔を見て絶叫する悠樹を冷めた目でみる。ああ、ああこいつか。こいつか。こいつかよ。もう何だか怒りを通り越して無心になる。もう、いい。シャツが染みになる。そう思うと悠樹をおいて早足で寮へ向かった。)
え、あ…ちょっとまっ…
(冷めた目を向けられん?と首をかしげて相手を見るも、自分をおいていってしまう相手を駆け足で追いかけようとするも友達に呼び止められ追いかけることはできず。やっとの思いで友達から解放されトボトボと寮に向かい)
しつ…ただいま…
(寮の中を迷子になりやっとの思いで部屋を見つけて中に入り。自分の部屋ではないのでオドオドしながら入り)
やっと帰ったか。
(どこか挙動不審な悠樹が帰ってきたことに気付き鍋片手に顔を覗かす。声が微妙に弾んでいる。)
もう夕飯出来てるぞ。手を洗ったら席につけ。
(食卓の上はなんと中華だらけ。一角は麻婆豆腐に麻婆春雨。麻婆茄子に麻婆丼と麻婆だらけの麻婆祭り。他にもジヤージャー麺にたんたん麺、北京ダック、水餃子等、中華の辛味系のオンパレード。お腹いっぱいだろうが、全て食べさせ、生き地獄を味わわせる気だった。その表情は今までに無いくらい輝いていてテカテカと艷がすごい。)
お、おう?
(ご飯いつも黒部が作ってるのかなどと呑気に考えながら手を洗っていて。心のどこかであいつの声弾んでたなと思えば悪寒がし)
ご飯ご飯ー!
(先程まで怖がっていたがご飯が食べれることに嬉しく、席につく前に食卓の上を見て固まり。トコトコと後ろに下がり頭を振りカタコトで「オナカスイテナイカラ…タベナサレ…」と述べ)
辛いの、好きだろ?好物だろ?遠慮しなくていいんだ、腹いっぱいたべろ。
(これまた弾んだ声で言うと、後ずさりする悠樹の肩をガシ、とつかみ無理矢理椅子に座らせ、箸を握らせる。)
そうだったね…好物だね…
(それは悠樹だよっ!とツッコミをいれながらそんなに辛くないと思い込むようにして。あまり辛そうじゃない水餃子を口に入れると少しの辛さでポロポロと涙を流して)
何だ、そんなに美味しいか。ほら、もっと食べろ。
(好きなものを吐くまで食べさせる。こんなに苦しいことはないだろう。涙を流している悠樹にもっと食べろと促し、追加してやろうと、キッチンへ向かおうとする。)
ち、ちがっ…か、からい…
(飲み込んだはいいものの箸が進ますま口を押さえて頭を振り。キッチンに行こうとする相手を空いてる方の手で掴み。)
は?辛い?当たり前だ。お前が辛いもの好きだから全て辛口で作ったんだから。
(何を言ってるんだ、と自分にくっついている相手を見下ろし)
っ…ぼ、ぼく…こ、口内炎で…
(自分が悠樹ではないとバレるのは危険なため、辛いのが駄目ということができず。考えた結果口内炎があると訴え)
トピック検索 |