ディア･シスターなりきり！

らしいよ（ポップコーンを頬張りながら彼女の方を見て「俺も楽しみ」と告げ。
CMが始まると彼女の横顔を見つめ。やっぱコイツ可愛いなと思いながら。

…ん？私の顔になんかついてる？（前に座っているカップルがイチャつき始めたのがどうも視界に入り、思わず食べているポップコーンが詰まりそうになるも飲み物を飲んで。不意に相手から視線を感じれば首を傾げ）

いや、何もない！（彼女に指摘されれば急いで否定し。前のカップルがいちゃつき始めたのを見てジュースを吹き出しそうになるが直ぐに飲み込んで。「もう始まるな…」と彼女に告げ。

そ、そうだね。（画面に目を向けるもどうしても視界にイチャついているカップルが入り、少しどもりながらも笑って。映画が始まれば集中するよう己に言い聞かせ）

…すげーな（映画が始まるといきなり過激なシーンで眉をひそめ。思わず ぽつりと呟きポップコーンを食べ。

…こういうシーンあるんだ…まぁ、そうだよね（一人で妙に納得してしまえば過激なシーンから目を逸らし飲み物を見つめて飲み）

…（彼女の方をチラッと見て大丈夫かな？と伺い。自分側にある彼女の手を無言で握り。

…はっち？（いきなり手を握られれば少し驚き、手に視線落とした後相手を見上げ）

…（名前を呼ばれても視線は画面の方を見ていて。彼女が離さないように 先程よりゅっと強く握り。

…っ…（何も反応しない相手に対し此方も無言になれば画面に目を向け、普通のシーンに戻っていたので安心し）

…嫌だったら振り払えよ（チラッと彼女の方を見て耳元で囁くように告げ 、相手の手を握っていた力を緩め。

え、別に嫌じゃないよ？あ、ほら、映画に集中しよっ（少し頬を染めれば誤魔化す様に首を振り、ぱっと前を向くと画面を指差しながら笑顔で述べ）

じゃあ…このままで（小さく笑い、照れたようにそういうと 相手の指に自分の指を絡ませ恋人繋ぎにして。画面を見ると またまた過激なシーンで。苦笑して俯き。

うんっ。…周りカップルだらけだからさ、私達もこうしといた方が自然に見えるもんね（恋人繋ぎになったのに気付けばちらっと手を見るも視線を画面に戻し。恋人のフリという勝手な解釈をすれば微笑んで）

何だそれ（何も分かっていない彼女に小さく切ない顔をして笑い｡「俺さ…」と思い切って言おうとするが言葉を飲んで。

…ん？何？（何かを言い掛けた相手の言葉に反応すればじっと見つめて、首を傾げながら言葉の続きを待ち）

（/これからの展開なのですがドラマ同様”親友”の関係を続けるか､此方がバンバン攻めていってもいいのか（笑）どちらが良いですかね？）　

や、ごめん。何もねーよ（ふっと笑いスクリーンへと目を移し｡
　　　　　　　　　　　　　　　

（/ドラマ通りじゃなくても大丈夫ですよ！私的にはこの二人にくっついて欲しいです笑）

…そっか、（きょとんとしてしまうも笑みを浮かべれば己も映画に集中して）

（/私もくっついてほしいです（笑）じゃあガンガン攻めて行きますね）

嘘…。お前だから､こーゆうことしてる（小さく深呼吸すると意を決したように思い切って告げ｡

（/了解です！）

えっ…はち？…私が親友だからって事？（告げられた言葉に驚けば少し間が空き、相手を見ながら恐る恐る聞いて）

や､ちげーよ｡つか…お前のこと､親友で見たことなんかねぇから（否定し小さく笑うと､彼女の方を見て真剣な顔で告げ｡

…え、じゃあ、どういう意味？（相手の真剣な顔に少し動揺すれば首を傾げ）

……こーゆう意味（彼女の肩を此方に向け､一瞬唇を重ね､至近距離で相手の顔を見て｡

…は、ち？…っ！（目を見開いて固まるもかああっと赤くなれば相手から目を逸らし）

__ずっと前から…好きだった（目を閉じて少し間を開け､ゆっくりと告げ｡

はち…あのね、私も好き！そりゃ、最初は宗一郎さんの事が好きだった。でも、今は…はちの事が好き（相手の瞳を見つめながら泣きそうな顔で想いを伝え）

…まじで？（彼女の言葉に目を見開き。「良かった…」と安心したように小さく笑い｡

うんっ。…というか、びっくりしたじゃん！もー、（気恥ずかしくなれば笑いながら相手の背中を軽く叩いて）

わり…。や、ダメ元だったからさ。絶対兄貴だと思ってたし（笑いながら軽く謝り､小さな声で告げ。

はっち…私こそごめん、気付いてあげられなくて…（眉を下げながらしゅんとして謝罪し）

上げとくねー！

　
何でお前が謝んだよ（笑いながら彼女の頭を自分の肩に寄せ､ぽんぽんと頭を撫でてやり「映画…全く入ってこねーな」と苦笑いし｡

…だって、気付いてあげられない事は悪かったし…（撫で受ければ少し瞳を揺らして呟き。ふと映画館の中に居る事を思い出せばハッとして「そ、そうじゃん！私達こんなとこで…はずっ、」と赤らんだ頬を両手で押さえ）

や､俺がわざと気付かれないようにしてたし（首を振ると､フッと笑い｡「カップルシートだし…皆こんな感じだろ？」周りを見ると自分たちを見向きもせず､皆 イチャイチャしていて｡

…そっか、（今まで気を遣わせていたという事に気付けば眉を下げて。己も辺りを見渡せば皆自分達の世界に入り浸っているのに苦笑いし「ほんとだ…気にする必要なかったね」と返事をして）

気にすんなよ～､俺が勝手にしてたんだから（彼女の頭を安心させるように優しく撫でて｡此方も見渡すと､だろ？と言い苦笑いし｡「なー…いい？」彼女に体を密着させ､相手の唇を親指でなぞ、､キスしていい？という意味で問い掛け｡

…うん、ありがと（撫で受ければ微笑み。相手の問い掛けに対しては急な展開にドキッと胸が高鳴り、頬を紅潮させると相手の瞳を見つめて。「ん…いいよ」と首に腕を回して抱き着けば耳元で囁き）

全然…（笑いながら首を横に振り｡こんなことならもっと早く言っておけば良かったなんて考え｡頬を紅潮させた彼女を内心可愛いなと思い､じっと見つめて｡首に腕を回され､囁かれるともう理性なんて飛んでしまい｡顔を斜めに傾げ､彼女の唇にゆっくりと重ね｡相手の上唇と下唇を交互にむしばみ｡

んっ…は、ち……！（重なった唇の感触に目を閉じて、そのままの体勢で受け入れれば思わず力が入りぎゅっと密着して。此方からも一生懸命唇を押しつけ）

ん…美咲（彼女の名前を呼びながら何度も角度を変えてキスして｡相手の後頭部を持ち､自分に引き寄せ､彼女も押し付けてきたため､もう歯止めが効かなくなり｡彼女のふっくらとした唇を舌で割り､僅かに開いた隙間に舌を忍ばせる｡相手の口内を舐めまわし､彼女の舌に絡めて｡

んんっ…！！…はっ、ふ、…っ…（舌を絡められれば少し苦しそうにするも羞恥心が込み上げ、相手の服をぎゅうっと握り締め。とろんとした目になれば此方からも絡め返し）

…っ（相手の後頭部を持ち､舌で彼女の口内をゆっくりとなぞっていく｡彼女からも舌を絡められると薄目を開け､それに応えるように激しくキスし｡一瞬唇を離すと､相手の白い首筋に顔をうずめ､舌を這わせて首筋から鎖骨へと舐めていき｡

ん、ゃ…っ（激しいキスに溺れれば頬を紅潮させながら虚ろな目で相手を見て、唇が離されたと思えば首筋を舐められピクンッと反応し。相手の髪が当たって擽ったそうに身を捩るも相手の頭を両手で押さえ）

─…わり…やりすぎた（彼女の色っぽい声でまた理性が飛びそうになるが､はっと我に返り｡「続きは今度な？」と相手の耳元で､にやっと笑いながら囁き｡

…はっちの意地悪、（囁かれた言葉に耳まで赤くなれば軽く頬を膨らまして上目遣いで相手を見）

んな声出すお前が悪い（ふっと笑うと彼にデコピンし｡ふと画面を見るともうエンドロールが流れていて「…終わっちゃったよとつ言い苦笑いし｡

いたっ！え、私のせいー？（デコピンされれば一瞬目を瞑って驚き、額を押さえつつ不満そうに聞いて。己も映画が終わった事に気付けば苦笑いし「終わっちゃったね…全然見てなかった」と呟き）

や､どっちもどっち？（そう言うとふはっと吹き出し｡「俺も…｡またDVD借りよっか」優しく笑いかけるとそんな提案をしてみて｡「…腹減ってない？」自分のお腹をさすり､小さく笑いながら問いかけ｡

…そうだね！お互い様っ、（ふふっと笑いながら同意し。相手の提案に対しこくっと頷いて、相手から問われると丁度タイミング良くぐーっとお腹が鳴ってしまい。「ほんと、お腹空いたー！」と笑いながら羞恥も弾き飛ばして）

…だなっ（ははっと笑い頷き｡タイミング良く鳴った相手のお腹をさすり「…みたいだな」と言いクスクス笑い｡彼女の手を引っ張り「なに食いたい？」と問い掛け｡

あ、ごめんごめん！ちょっとお腹空きすぎちゃって、（相手に笑われて今更ながら恥ずかしく思えばあははっと笑い飛ばし。相手の問い掛けに考え込みつつ辺りを見渡し、「うーん、どうしよ…パスタとかハンバーグが良いな！」と笑顔で提案して）