ディア･シスターなりきり！

…（名前を呼ばれても視線は画面の方を見ていて。彼女が離さないように 先程よりゅっと強く握り。

…っ…（何も反応しない相手に対し此方も無言になれば画面に目を向け、普通のシーンに戻っていたので安心し）

…嫌だったら振り払えよ（チラッと彼女の方を見て耳元で囁くように告げ 、相手の手を握っていた力を緩め。

え、別に嫌じゃないよ？あ、ほら、映画に集中しよっ（少し頬を染めれば誤魔化す様に首を振り、ぱっと前を向くと画面を指差しながら笑顔で述べ）

じゃあ…このままで（小さく笑い、照れたようにそういうと 相手の指に自分の指を絡ませ恋人繋ぎにして。画面を見ると またまた過激なシーンで。苦笑して俯き。

うんっ。…周りカップルだらけだからさ、私達もこうしといた方が自然に見えるもんね（恋人繋ぎになったのに気付けばちらっと手を見るも視線を画面に戻し。恋人のフリという勝手な解釈をすれば微笑んで）

何だそれ（何も分かっていない彼女に小さく切ない顔をして笑い｡「俺さ…」と思い切って言おうとするが言葉を飲んで。

…ん？何？（何かを言い掛けた相手の言葉に反応すればじっと見つめて、首を傾げながら言葉の続きを待ち）

（/これからの展開なのですがドラマ同様”親友”の関係を続けるか､此方がバンバン攻めていってもいいのか（笑）どちらが良いですかね？）　

や、ごめん。何もねーよ（ふっと笑いスクリーンへと目を移し｡
　　　　　　　　　　　　　　　

（/ドラマ通りじゃなくても大丈夫ですよ！私的にはこの二人にくっついて欲しいです笑）

…そっか、（きょとんとしてしまうも笑みを浮かべれば己も映画に集中して）

（/私もくっついてほしいです（笑）じゃあガンガン攻めて行きますね）

嘘…。お前だから､こーゆうことしてる（小さく深呼吸すると意を決したように思い切って告げ｡

（/了解です！）

えっ…はち？…私が親友だからって事？（告げられた言葉に驚けば少し間が空き、相手を見ながら恐る恐る聞いて）

や､ちげーよ｡つか…お前のこと､親友で見たことなんかねぇから（否定し小さく笑うと､彼女の方を見て真剣な顔で告げ｡

…え、じゃあ、どういう意味？（相手の真剣な顔に少し動揺すれば首を傾げ）

……こーゆう意味（彼女の肩を此方に向け､一瞬唇を重ね､至近距離で相手の顔を見て｡

…は、ち？…っ！（目を見開いて固まるもかああっと赤くなれば相手から目を逸らし）

__ずっと前から…好きだった（目を閉じて少し間を開け､ゆっくりと告げ｡

はち…あのね、私も好き！そりゃ、最初は宗一郎さんの事が好きだった。でも、今は…はちの事が好き（相手の瞳を見つめながら泣きそうな顔で想いを伝え）

…まじで？（彼女の言葉に目を見開き。「良かった…」と安心したように小さく笑い｡

うんっ。…というか、びっくりしたじゃん！もー、（気恥ずかしくなれば笑いながら相手の背中を軽く叩いて）