藤咲 2014-10-28 22:13:56 |
通報 |
腹減ってるだろ?軽くでもいい、少し食え。
(ゴソゴソと動くのでお姫様抱っこにくるりと小動物を扱うように持ち替えて大きなドアの前に来るとドアの前にいた部下がドアを開けるとその奥の部屋には湯気を立ち上げて出来たての料理が長机に並べられていて部屋に足を踏み入れるとゆっくりとおろして)
ん…食う。どこ座っていいんだ(こう何度も抱きかかえられて慣れてきた自分の順応性も嫌だが何も言うまいと降ろされると足を進め、料理の香りにそこで漸く腹が減っていた自覚をすると相手を見上げ)
好きなとこ座れ、特に指定はない。
(見上げる姿にじっと見つめながらも返事をしつつ綺麗な眼だなと今更、思うと視線を食卓に向けて手前にあった席にテーブルに急須と茶っぱ、ポットがあることを確かめてから座り緑茶が呑みたかったらしく慣れた手つきで湯のみに淹れていて)
そうか…なら、ここにする。
(本来なら向かい合ってが一番なのだろうが何分長い机で遠回りしてまで座る気にはならず、だからと言って離れて座るのもどうかと思うい結局相手の近く一つ席を空けたその隣へ座るとお茶を淹れる流れるような動作に思わず手元を見つめ)
どうした?緑茶いるか?
(じっと見てくるとは珍しいとその視線の先は手元でお茶が飲みたいのか?と単純に思い急須の茶葉を確認してから一旦おいて湯のみを相手の前に置いて、また自分の用意して
)
え、あー…どうも。…あちっ。
(単に物珍しさから見入っていたとも今更貰った手前しかも相手がまた用意してしまっては言えず、仕方なく置かれた湯気立つ緑茶を一口啜っては思いの外熱く舌先が火傷し)
火傷か?息吹いて少し冷ませよ?
あと舌先に湯当てると火傷するぞ。
いただきます。
(火傷したらしいのでお冷を硝子のコップに注ぎ相手の近くに置いてを横目で様子をみて不意にはみかみ前を向いて白米と味噌汁、尾日田市など和食ものばかりを好んで食べ始めて)
わかってる。…いただきます。食べたら行くのか、言ってた買い物とやらに…
(不意なその笑みにドキッと視線逸らし水を飲み、横目に相手が食べ始めるのを確認すると自分はサンドイッチという手近にあった軽めのものを口にし)
ん、お前の私物を買いに行く。
フルーツは好きか?というか食えるか?
(口の中の物が無くなってから話していたらサンドイッチという手軽すぎるものにじぃっとみて栄養的には...と思いつつ白飯を口に含み、今日も白飯は素晴らしいとか爺臭いことを密かに喜んでおり)
誤字すいません
いや…特に必要な物もないし、いらない。フルーツは…まあ、好きなほうだ。
(此処に置いてもらえ寝床と飯さえ与えてくれるだけで充分でそもそも物欲が薄く。相手側に置かれている果物の中でも林檎は唯一好きな部類それを一瞬見てはサンドイッチを二切れ程食べきり)
んじゃ、選べ。20品以上。じゃないと帰らない。閉店になったならまた次の日行くからな。
(自分よりもぶっきらぼうなんじゃないか?こいつ....と思うと自然と小さなため息が出てつまらんというような口調で喋りながら相手の視線をしっかり追ってリンゴを見たのが分かりカットされたリンゴの皿を手にとり相手の前に置いて)
なっ、なんだそれ、横暴じゃないか。俺はいらないって言ってるんだ…そもそも、そんな払える金もない。……うまい。
(その品数の指定にも絶句しかけ軽くどもりながら何故そんなに買わそうとするかが分かる筈もなく根本的な問題を吐き捨てては移動させられたリンゴの誘惑には適わずしゃくっと囓り、その甘さに気に入った様子で口にしついき)
だ誰がお前に払わすと言った?
お前を引き取った以上、ちゃんと暖かい服、飯、寝床は勿論のこと生きることを楽しんでもらわんとな。それに、売られてたときのお前の表情は酷かったぞ?林檎食べてる方がずっといい。
(初めに来ていた服、痩せた体、自暴自棄なところ、物理欲がないのは今まで売られてはたらい回しにされていたのかと思うとルイスにとっては大層なお節介だろうがもっと色んなものを強請ってもいい、やりたいことをさせてやりたいと考えてしまい、林檎をシャクシャク食べる姿を見て、体冷えるだろうなぁーと物憂げな表情で)
生きていて何が楽しい…とにかく何もいらない。俺にこれ以上無駄な金を使うくらいなら、自分の為に使ってろ。後悔するぞ…。
(相手が与えてくれようとする全ては己が諦めた物に溢れていて人身売買にかけられた時死んだも同然で今更生きる意味を理解したくなく相手の好意を全力で拒否り、ふと冷えてきた身体に空調が下がったのか窓でも開いているのかと丸々一つ林檎を食べて寒くなったとも知らず不思議に部屋見やり)
なら、せめて服だけは買え。風邪引かれると困る。
緑茶、飲みやすい温度になったと思えぞ?
(予想通りの返答に先が思いやられながらも服だけは自分で選んで貰いたいため押し付けがましい理由をつけて)
…わかった、買ってもらう。ごちそうさま。もう、行くか…?
(いつまでも相手の服を借りているのも気は引け少しの逡巡の後了承し、言われてぬるくなった緑茶を飲み干し食後休みも挟まず席を立ち)
ご馳走様。暫く移動するから車に乗ったら寝とけ。傍にいる。
(席を立つと歩き出して、なんとか服は選んでくれることになり安堵していて)
別に眠くない。気になってたんだが…なんで、こんな山奥に住んでる?
(相手が車へ乗り込んだ後に続いて乗ると疑問だったことを尋ねシートに深く腰掛け)
好きにしろ。
....静かだからだ。都市部にも別荘はある。
(車の中で腕を組み深く腰掛けながらも、変わったことを聞いてくるなと思いつつ山の木々を見ており)
そうか、別荘まで…
(簡潔な理由に納得しこれといった話題もなく口を閉じ相手と反対側の窓の外を何となしに眺めていては眠くないと言ったのが嘘のように溜まっていた疲労と腹が満たされ急な睡魔が訪れ、うつらうつらと頭が揺れ)
トピック検索 |