藤咲 2014-10-28 22:13:56 |
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んじゃ、屋敷の中にある。
漆原ってやつ覚えてるか?そいつが一級の医者なんだよ。だから、大概は漆原がいれば問題ない。
(随分と元気になった様子にほっとしながらすれ違う部下たちとはさりげないコミュニケーションをとっており)
あー。間違えた。漆葉の双子の兄だ。なみに、葛城の弟。葛城と名前が被るから下の名前で呼んでるんだよなぁ。
(進むうちに白い清潔感のある風景になるとひとつの扉をあけて)
漆葉
んぅー?ふじーさんいらっしゃーいって少年も一緒か。
(漆葉と瓜二つだが雰囲気は男くさく兄貴というような身丈の細い男が白衣に身にまといコーヒーを飲んでおり)
オカマの漆葉さんと漆原さんは、葛城さんの弟ってこと…か?
(ぼんやりする思考では理解に多少の時間がかかり、室内に一歩踏み入れるとその人物に面食らい扉の前で立ち止まり)
そ、めんどくさい家庭で血の繋がりがあるってだけなんだがな。
漆原、こいつ見てやってくれ
(部屋に入るとふかふかの革張りソファに腰掛けて)
漆原
うっす。少年もこちらにこいよ。診察するかよ。
(診察だと分かると頷き、驚いたようにクックッと喉を鳴らすような小さな笑い方をして)
よろしく。
(一瞬ちらっと藤咲を横目にしながら呼びかけに応じ相手の前の椅子へ腰を下ろして、失礼にもついつい漆葉と見比べるようにまじまじと見てしまって)
こいつが風邪ぽいんだ。見てくれ
(くあっと欠伸を一つすると漆原のテーブルにあったお菓子を食べようと手を伸ばしていたら、漆原に叩かれてムッとしつつソファに身を委ねて)
漆原
了解っと。少年、しんど....そっくりか?一卵性双生児だからな。漆葉と全く同じ配合で出来た人間だからな
(伸びてきている手を叩いたら少年の顔を見る前に手足の先を見てから顔を見てまじまじ見られていることに遅れて気がつくとニシシッと無邪気に笑えば珈琲を一口飲み)
こうも同じでも、オカマ配合は向こうに流れたんだな。
(叩かれる一部始終を見たくなくとも視界の端で映り込み何をしてるんだとでも言いたげな眼差しで藤咲を一瞥。違いにひとり納得しつつ喉のつっかかりに咳を零して)
んー?菓子をついばもうとしたが怒られた
(ソファーに沈んでいたが視線に気がつくとやれやれというように笑ってみせ)
漆原
オカマ配合....ん?風邪だったな。口開けてみ、んで少し声をあ〜って出してくれ
(なんとも言えぬ表現に肩を揺らして笑いそうになるのを耐えるとぷるぷると震え顔を逸らしていたが咳の音に真面目な顔つきになるとライトと銀の薄い棒をもって話しかけて)
ぁ、あ~……。(時たま子供っぽい一面を見せる藤咲につい笑いが誘い自然と口元が緩むも、漆原からの指示にハッと前を向き直り棒に不信感抱きつつ声だし)
...
(大人しくソファーに座って様子を見ており)
漆原
...少し腫れてるぐらいだな。少し触るぞ?
......環境慣れしてないのと頑張りすぎだな
(薄い棒を舌に当てライトで照らしながら離すと直ぐに口から離して片付けると首元や顔を触り脈を測ったりして)
ん、頑張ってない。一、二時間もすれば良くなる…。もういいだろ。
(触れられることをあまり良しとせず露骨に嫌そうに眉を寄せ軽く手を払い)
漆原
そんなすぐ治らねぇよ。一応、薬出しとくからちゃんと寝ろよ?
(払われたことに困った子供に対するかのように笑って流しながらも2、3日分の薬を藤咲に手渡して)
藤咲
...診察さんきゅ。近々、こいつに健康診断を受けさせたいから手続頼むな。
大事ないようでよかった。
(薬を受け取ると感謝するような表情を浮かべお互いの拳をぶつけて笑うとルイス君の髪に触れて優しく撫でて)
ん。…いくか?
(声を出せば痛むためから二人まとめて短く返答をしいつもに増して撫でられるのが心地よく目を細め受けて出るのをせかすよう尋ね)
おう。真っ直ぐ仕事部屋に行く。
ついたら薬飲めよ?
(ポンポンと撫で終えると手を軽く握って診察室から出ていくと途中で軟水の入ったペットボトルを何故か屋敷のあちらこちらににある小型冷蔵庫から取り出して差し出し)
それで治るなら飲む。…なんである。
(来る途中にもあった備わる物の正体が解けると置いてある理由が当然知りたくなり、ひんやりと冷たいそれは火照る体に気持ちよく馴染み頬に当て)
喉乾いたらダメだろ?だから飲みたくなったら飲めるようにした。まぁ夏バテ防止と緊急事用?みたいな感じだな。
(ゆっくりと歩きながらもひとつの扉を開けると大きなデスクに何代も置かれたパソコンが印象的な部屋に入り、部屋の隅から何やら持ってくるとそれはテーブルしく)
ふぅん…。勝手に取って飲んでいいってことか。…どこ運ぶんだ。
(生返事ながらもまた一つ此の場所のことを知れば独りごち、遅れつつもついて行くと広々とした室内に置かれる機材を見つめて持って来られたテーブルの方へ手を貸そうと近づき)
(/すみません!遅れました…。
おう。そーゆーこった。
膝の上に座っててもいいが動きづらいからな。
ソファーの近くに机あれば物置けて楽だろ?
(近寄ってきた姿を視界の片隅に捉えると近くにある黒革の長ソファーの手前に運ぶと伝えて運び、コップと少し冷えた水の入ったポットをテーブルに置くと薬の入った紙袋を置いて飲む量を取り出せば差し出して)
(また来てくださりありがとうございます!ご都合もありますから、そう気に病まないでくださいな)
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