藤咲 2014-10-28 22:13:56 |
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なんでそんな距離をとる?
(後ろから歩く理由がわからず眉を下げたとても小さなため息を吐きながら前を向いて歩いていくと風呂場について)
部下くん
...?!!...
(そろぉっと壁に寄り添いながら二人の様子を見ていたが振り返ったルイスくんを見て驚き)
他の奴に見られたら面倒だから、現に今見られて誤解された。
(そう決め付けて部下を見る目はつい睨み付けそちらへ方向転換し近付いていき)
んー、基本俺はいつもと変わらないが...っておい。
(言い終わる前に歩き出した不機嫌らしい相手の背中に呼びかけ)
部下くん
え?あ、あの、何か?
(おどおどしながら、藤咲に目線で助けを求めつつも睨みつけてくる相手は短気なのだうか、怖い人なのだろうかと眉を下げ不安げで
案内してもらっただけです…で、用があるんじゃないんですか?付いてきてたくらいだし
(藤咲を指差し一方的に誤解を解くよう告げ相手の目的を問い)
部下くん
いえ、たまたま通りかかるとボスが頭突きをされているというあまりにも予想外な光景があったので好奇心が煽られまして..
あ、ボス。
(何やらピリピリしているような少年に問われて、眉を下げつつもありのままを話し特に要はなかったのだと伝えて)
藤咲
ん?ルイス。こいつはおっとりしてんだからそう怖い顔すんな。
(ルイスくんと対面した部下に気づいて近寄り子犬を撫でるようにわしゃわしゃと撫でながら目線で怖くないぞと送ると部下はどこかホットしたように息を吐いて)
んな顔してない。あんたも覗きとか趣味悪いことするな。
(撫でるのを目の当たりにし知らず眉間の皺が深まると自身の無性な苛立ちから口調が強く部下に当てつけさっさと風呂場へ身を翻し)
...気にすんな。目の前で誰が頭突きしてたら気になるからな。...そうだ。お前、機械興味あったろ?漆原にお前の教育頼んだから行ってこい。
(自分からすれば二人とも小動物みたいなもののため、仲良くしてもらいたいと思いつつ硬直しながらビビってる部下に何かしらの要件を与えると元気に走り出した様子を見て手を振り)
...ところでルイス。なでて欲しいなら言えよ?撫でてやるのによ
(さかさかと早足で揺れる髪をよしよしと撫でながら内心手間のかかるツンデレか。とほそく微笑んでいるのが表面にでてしまって)
誰が…。もう風呂入るんだから藤咲さん夕飯行っていいよ
(棘の含んだままそう言うも手を払う素振りがないのは脱衣場に他の人がいないからで、服に手を掛けながら出入り口へ視線促し)
俺は風呂入る。汗べっとりで飯は食べたくねぇからな。
さ、さ気に入ってるぞ
(手を離すと銭湯ような仕様の脱衣所の一つに己が脱いだ服を簡単に畳んで風呂の出入り口に置いてあるタオルを腰に巻いて片手をひらひらと振って中には入り)
ここって他の奴も来るんだよな?
(相手にならって同じく入っていけば強制的に入れられた時は見ていなかった広さある浴室にふと覚えた疑問を背後へ声かけ)
そうだな。個室とかもあるが基本はここで皆、バラバラに入ってるな。
人と風呂入るのは嫌いか?
(シャワーを浴びながら体を濡らし髪や体をちゃっちゃと洗いながら答えていたら何となく疑問が浮かび上がり)
どちらからと言えば嫌いだ…その個室は?
(気が進まないのか声に不満が滲み出つつ体つきのしっかりとした相手と己の貧弱さが歴然としては、やや距離を置いた場所で洗っていき)
そうか、個室は幹部の奴らとそいつらの補佐の奴らには各一個ずつ与えてあって、その他用に40箇所ぐらいあるな。この部屋の横にあるぞ。
安心しろ。次からは個室がいいなら個室で入りな。
(筋肉質なごつい体は湯けむりで古傷の後が見えなくなっているだけで小さいものから大きものまで沢山あり、不満げな声に苦笑しつつ、少し遠い所にいる華奢な体格の相手を見てわしゃわしゃと撫でてから湯船につかり)
そうする。藤咲さんも部屋にあるだろ?なんで、わざわざこっちに入るんだ
(通り過ぎ様に撫でられた拍子に見えた薄い線のような傷痕、気になるところだが泡を流し湯船に浸かる概念がないのか早々に扉へ)
ルイス、こっちきて湯に体をつけろ。あったけーから。
...ん?部下たちとの接点を増やすためとソイツらのあった仕事を振り分ける為だな。忙しいときは部屋にこもるからな。
(ちょいちょいと手首のスナップを効かせて手招きしながら壁に持たれ極楽というように仏頂面はひどく柔らかな表面になっていて)
ふうん。だらしない顔…その傷は?
(理由に納得したのかそれ以上を追及することなく特に気になった方に視線を移しながら足だけを浸かり)
風呂ぐらい緩んでもいいだろ?
これは古傷。マフィア間での問題があった時についたな。お前は傷なんか付けなんなよ?
(頭を上に向け相手を見て傷が付いていない綺麗な体に安堵しつつそれを隠すかのようにカラカラうように話して)
いつも緩んでるよ。それは無理、藤咲さんより強くなるんだし傷もこの倍つくんじゃないかな。
(傷痕を眺めていた筈がいつの間にかそれらを辿るよう指を滑らせ湯の熱さに慣れてくるとゆっくり身体を浸からせ小さく息を吐き出し)
いつもって失礼だな。...そらぁ無理な話だな。俺は家族たちには十二分すぎるほどの戦力と医術が備わった奴しか単独戦、精鋭はやらせないからな。ま、気長にがんばれや。
(肌を滑る指先がくすぐったいが傷の跡をなぞり続ける痩せた手を目で追っていたが、傷が付くことを躊躇わない物言い草に幼馴染みである葛城と似た節を見つけて、師範を間違えただろうかと不安になり相手の綺麗な目を見て)
言われなくとも、そのつもりだし…。上がる、熱い。
(無理との言葉に少なからず頭に来るとぎゅっと拳を握り撫でていた手を引けば真っ直ぐな視線からも逃れるよう、その顔へばしゃっと湯を掛けてその場を後に)
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