藤咲 2014-10-28 22:13:56 |
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耐えろ耐えろ。
(にししと愉快そうに笑い肩にかける体重を和らげこちらを見る部下たちをみて薄く微笑みかけて無言の威圧を掛けながらも「よく集まった。各自しっかり飯は食ったか?」などとルイス君によく言うセリフを言って)
ったく、何がしたいんだ…
(離れる気のない相手の緩い拘束にポツリと愚痴るだけでそのまま辺りを見ては全くの知らぬ顔ぶれそれより室内に置かれたトレーニングマシーンや他の部屋が気になり)
......
ん?トレーニングマシンが気になるか?
(肩に乗せた腕を退かして午後の基礎練習の開始合図的な緩い挨拶をしたら部下たちはそれぞれの練習に戻り、周りを見渡しながら人数確認を終えるとルイス君の視線の先に気づき)
ああ、何かでかい機械があるんだな…
俺がするには早そうだ。
(自由になれば興味深く見に行くが下手に触れば壊しかねなく一定の距離保ちそれ以上近付こうとせずそれに使用する奴らを見てみれば明らか自分とは違った体格で直ぐさまふいっと顔逸らし)
まぁ、そのうち使えるさ。
葛城いる所に行くぞ?
(マシンを見に行く姿を後ろから見ていると突然突撃してくるルイス君と同じ年ぐらいの青年をブルーマットがある所に上げ飛ばしながらじゃれていたがあきたのかプロレス技をキメてやり大層ご満悦な笑みを浮かべて歩き出して)
行くよ。藤咲さんが遊んでるからだろ…
(面倒見が良いことは知っていたがそれは己自身だけでなく他もしかり妙なモヤモヤとした気持ちを胸に後ろから皮肉っぽい物言いをしてしまい)
....
ん?あー、あいつは犬飼な。確か年齢は...二十歳だったな。年も近いし話すこと増えるかもな。
(ルイス君の近くに戻るとブルーマットに寝そべったまま「また負けたー!!!」と悔しそうに両手をジタバタさせて悔しがる姿を遠目で見て目尻を下げ笑いながら犬飼のそばに集まる部下たちの様子にほっこりしていたら、どうやらすこし拗ねたらしいルイス君の頭をわしゃわしゃと撫でながら紹介して笑って)
話すこと何かない。いいから、葛城さんのとこ行くんだろ
…―ッ!
(優しげな眼差しを向ける先を見みると子供っぽい犬飼の声が煩わしく感じそれ故に撫でられても気持ちは変わることなく急かすよう歩き出したところ誰かとぶつかり反動で尻餅を付き)
おい、そんな急がなくても葛城はにげねぇ...って、大丈夫か?
(不貞腐れたらしい相手がせかせかと歩き出すのに小さな驚きと理解できない不思議さに?を頭に浮かべながら追いかけていたら尻餅をついてしまい、言わんこっちゃないと身振りで表すかのように首をすくめ、相手の両脇に手を入れて起き上がらせて)
漆原
やんっ....あら?ボスのお気に入りちゃんじゃない?前はちゃんと見てぶつかる相手選ばないとここは怖いわよ?
(横からの衝撃にふらつくことなく耐え切ったのにも関わらず乙女らしい反応をしつつ眉を少し寄せて頬を膨らませながら文句をつけようとすると目の前には美青年、一瞬にして爽やかな笑顔に変へ口元をてのひらで隠し)
…オカマ。
当たって悪かった、前見てなかったから…ぶつかったのがあんたで良かったのか?
(此方の不注意だったが気が立ってか思わず睨み付けるも印象強く残った相手が誰だか分かれば口を衝いて出るは失礼な言葉。本人悪気はなく藤咲によって立たされた体制を整えながら忠告に疑問を抱き)
オカマって...
(開口一番がそれなのか...とめをほそめながら遠いとこを見て
漆原
そうね。幹部ならまだ問題はないでしょうね。
でも部下たちからしたら貴方は恨めしい存在でしょうから気おつけなさい
(どうやら不機嫌の美少年にゾクゾクしながらもうふふっとニヤけたまま返答し終えるとルイス君の髪のひと房を掌に乗せて口付けして)
どういう意味だ…なんで俺が部下に恨まれる。何もしてないだろ
もういい、俺は行くとこあるんだ。
(昨日、今日と顔を合わせただけで恨みを買う節など思い当たらず益々不機嫌さを増し漆原を押しのけ藤咲の腕掴み案内しろとばかりに引き連れて)
漆原
部下たちからしたらわたし達幹部、藤咲ちゃんと身近な存在なのが羨ましいのよ。
(押されて道を譲る形になるが、この行く末にどの様な結果をもたらすのか楽しみで不機嫌になるどころか、連れていかれるボスの様子に面白いおもちゃを見つけたと言わんばかりの笑みを浮かべ見送り)
藤咲
おい、ルイス。
何怒ってんだ?漆原になんか言われたか?
(腕を引っ張られついていく形になりながらも不機嫌オーラ丸出しの相手に苦笑しつつも横に並んで
俺は遊びに来たんじゃない。遊びたきゃ、さっきの犬としてろよ
遅れてたら藤咲さんのせいだからな
(買われた立場なれど自分が何に苛立っているのか分からず無視を決め込みそもそも遊びだした相手が悪いのではないかと不意に立ち止まって掴んでいた手を解放したなら振り返るどころか言いたいだけ言い残し独りでに探しに向かい)
おい、そっちじゃない。
何を不貞腐れてるか知らんが迷うぞ?
(困惑状態になり、離された腕をよしよしと摩りつつ道を間違えている相手の掌を掴み、葛城の居る部屋に移動するも今のルイス君に何か言ったとしても聞く耳を持たないだろうと考えてただ黙々と歩き)
携帯忘れたから、迷っても藤咲さんのせいだ…
(誘導され歩く内に怒りが段々と緩和しては一方的な八つ当たりだと分かっていながらも冷静になった後の気まずさは拭えず未だぶっきらぼうにポツリと呟き)
んじゃ、はぐれんなよ?
(携帯を忘れたのか!と軽くショックを受けつつ迷うのは己のせいだという言い訳に可笑しくなりにまにまとしながらも掴んだ手の暖かさに周りの空気の冷たさを実感して)
はぐれないよう見てれば
…寒い。
(減らず口を叩いたあと冷え込みを理由に付け加えると手を緩く握り返して逆に今度は連れられていては先程のを目にした部下の視線が再び向けられるだろうか)
運動してたらあったまる。
...部下たちがお前を気に食わないちちょっかいかけるかもしんねぇけどどっしり構えて見返してやれ。大事になることは俺が防ぐからよ。
葛城、しっかり鍛えてやれよ
(歩いていく先の扉に葛城が執事のように立って待っておりこちらの存在に気づくと軽く会釈して微笑み掛け、それに応じるように空いた方の手を上げて手を振りちらっとルイス君を見るとわしゃわしゃと撫でて扉前で立ち止まり握っていた掌を離して)
いいよ、別に慣れてるし部下とか興味ない。
葛城さん、今からよろしくお願いします
(他でもなく自分の為に鍛えるのであり何もするなと云う意味合いを含めた言い回しで撫でられつつ葛城へ向き合い)
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