藤咲 2014-10-28 22:13:56 |
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ほれ、飯が先だ。おめぇらも部下たちとじゃれてこい。
(なんとか部下たちを追っ払うと幹部'sに声をかけるもあきれており)
幹部's
(様々な小言を残すもまた会いましょうという漆葉の笑顔を最後に自分たちの席に戻り)
…食ったし、戻って勉強の続きしてくる。さっきの人達には藤咲さんから謝ってくれ
(周りの人が遠退くと強張っていた肩の力を僅かに抜き、残された非難がましい言葉が頭の中を渦巻き場を離れたくなると完食しない内に椅子を引き立とうとして)
はい、だーめ。
食べれるやつ教えろ。勉強してたら腹減るだろ?持っててってやる。
(ガシッと頭をつかむと優しくなでながらぶっきらぼうだがいつもどおりの声色で話しているも食事をさっさっと終わらせていて)
っ、…りんご。見られてるから撫でるのやめろ
(圧力から必然的にまた椅子へ着いてしまえば答えるまで離してくれないだろうと予想して眉根を寄せ隣の相手を睨み)
恥ずかしいのか?...よし、戻るか
(クックッと笑いながらも撫でるのを止めてりんごを2つ持つと立ち上がり行くぞと言わんばかりに笑いかけて)
は?…違うし。もう、勉強するから藤咲さん邪魔するなよ
(単に注目を浴びるのが嫌だっただけで内心の感情に気付かれると、ぐっと眉間の皺を濃くし不機嫌そうに我先にと自室へ歩いて時折相手が来ることを肩越しにちらりと振り返り)
ほいほい。邪魔しませんよー。
(不機嫌そうな顔をみてキョトンとするもによによと口角を緩ませながら実に愉快そうに笑いながらもちらりとこちらを見てくればその度に手のひらをひらひらと振って)
ふん。
(疑わしい眼差しを向けつつ行きしなに覚えた道順から自室へ着くと部屋に入り相手が入ろうが勝手にしろと言いたげに扉を開けっ放して机に向かい漢字の書き取りをして紙面にはお世辞にも綺麗とは言い難い文字が綴られており)
.....ほれ、腕の力いれすぎんなよ。ゆっくりでいいさ。
(開けっぱなしのドアを締めて入り紙に綴られた字を見てから手、腕、肩を見て隣で別の紙を取り出してポケットから筆ペンを取り出しながら机の上にりんごを置いてから小さな受け皿を見つけてきてペンの中の炭を薄めて灰色にしたら、少し大きめの字で教科書に乗るような楷書体であいうえおと書いて)
ん…汚いっ。このペンは悪い…そっちの藤咲さんの貸してほしい。綺麗に書けそうな気がする
(指摘され力んでいた腕を緩めると隣で書き出した相手の手元を覗き込み滑らかな筆の扱いに見入ってはその見本に見よう見真似で同じ文字を連ねるが当然ぐにゃぐにゃと曲がり納得出来ない自分の字に紙と鉛筆を捨て、持ち方が悪いなど気付かず物に当たっては相手の物を羨み手を差し出して)
そら、なんでも初めは上手くいかねぇだろ?
簡単にモノを捨てない。この紙の字なぞって慣れな。あと持ち方とかもあるんだぞ?
(差し出す手に少し困ったように眉を下げるが手のひらの上には自分が書いた紙をのせて薄く書いた字をなぞれといいながら捨てられた紙と鉛筆を持って)
…っ、うるさいな。じゃあ、教えろ。口煩く言う割に藤咲さんが基本的なこと言ってくれないから上達しないんだ
(全て正論を返され一瞬ぐっと言葉に詰つまり望む物でないが紙を受け取って偉そうな口調で責任転換し、拾われた鉛筆を引ったくって手にしたなら握るような持ち方を相手の目の高さへ掲げ見せて)
そうだな。基本的なことを分かんねぇと出来ねぇもんな。基本的なこと今から言うからちゃんと、聞けよ?
(突然、目の前に出された鉛筆をみて確かに基本的なことを伝えてないなと自覚して渋い顔をするもぽんぽんと頭を撫でつつ目の前の鉛筆を握る手のひらからするっと鉛筆を取ってあくまでも柔らかく話しているのは自分にも非がある、どうすればいいかと悩んでいるためで)
……、
(撫でられ尖っていた気分がそれなりに和らぎ優しいトーンは耳に心地良く黙りこくって手先を見つめるのは肯定の意を表し聞く体制でいて、手本でも見せてくれるのだろうかと新たなペンを自分で持って指先で軽く弄り)
親指と人差し指で摘んで、中指で鉛筆を支える感じだ。んで、手の中に卵が入るぐらいの形で持つといいぞ。最初はなれないかもしれねぇけど練習次第だな。
(軽く鉛筆を持って持っている指空間の空き具合をみせてゆっくりと説明してから相手を見て軽く微笑みかけて)
親指と…中指、卵入るくらい…。ん、できた。これで、さっきのなぞれば上手くなるか?
(口説明にやや眉が寄りつつ要点を反芻し相手のと自分の指の位置を交互に確認して一応形にはなったものの馴染まない正しい持ち方にぎこちないながらも書いていき)
なると言い切りたいが努力次第だな。
なぞり練習できるやつ作ってやるから焦らずゆっくりな。
上手に持ててるぞ。
(わしゃわしゃと撫でて隣で薄い灰色の文字を書いてなぞり書きできるやつを作りながら様子を見守り)
教わったからな、もう完璧だ。藤咲さんはミミズみたいな字とか言ってたけど、これのどこがだ…
(当然だと言わんばかりに手を上げ軽く見せ付けなぞりあげた紙をぴらぴらと摘み綺麗な一文字一文字を羨み)
ん、うまいことなぞれてるな。
これは練習しやすいようにちゃんとした形を書いてるだけで普段は....こんなんだぞ?
(見せてくれるなぞった字を見て嬉しそうにはみかみ、手元を見る目線に苦笑して紙の端っこに行書体と言われる自体[戦国時代のような文字]つらつらと綴り)
暗号だろ…これ。何て書いてあるんだ
(軽く身を寄せ覗き込めば先程までと打って変わって異様な形で。目を凝らせど本当に字かと疑問さえ浮かび難しい顔で何とか読もうと試みて)
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