嗚咽に悶えるキミの横顔 熱気にあてられた風はキミには強すぎたようで やっぱり地下室に戻ろうか 日が暮れたらまた外に出よう 微笑むキミの口元 ちらりと見える鋭い犬歯 翻る外套は 肌身を曝さないためにある キミはヴァンプ さあ夜を駆けよ キミはジャンプ 空は飛べないけど キミはヴァンプ 日を避け 世を避け 歴史の裏に生きる運命なのだ