≫排球、日及≪

(/ありがとうございます!
では一旦本体は引っ込みますね(´ω`*)


(マメな彼の事だ、授業中や部活中でなければ返信は早いだろう。そう踏んでいれば案の定すぐに返事が来て、内容を確認すればこれから会えると分かったからか自ずと表情が緩んでしまい。しかしそれが相手にまで伝わってしまうのは少し癪なので、冷静さを装い言葉少なに『夕飯一緒に食べよう。迎えに行くから烏野にいて』と返信し。財布とスマホを上着のポケットに突っ込み、今度は相手からの返事を待たずに烏野高校へと向かって。

……!!(思ったよりすぐに返信が来たので楽しみに開くと内容を見るに今から来るらしいのでもちろん喜びもあるが突然のことだったので戸惑いもあり携帯をもしまわず返信を忘れすぐに正門に走って行くと正門に着いて返信を思いだし“正門で待っている”という内容で送ろうと携帯を握り)

(こちらはもう眠らせていただきますね！お休みなさい。続きは明日返します!!)

(大学の立地の都合上いまの下宿先からの方が実家暮らしの時よりも烏野までの道のりが近く、はやる気持ちを抑えながら足早に高校を目指して。途中、ポケットの中でスマホが震えたためメッセージを確認すればわずかに眉をひそめて「あのバカ」と呟き。忠犬の如く健気に自分を待つ相手の姿が容易に想像でき、仕方なしに正門までの残りの道のりを駆け上っていき。

( 携帯でﾒｯｾｰｼﾞを打ち終わり送信すると携帯をしまい久しぶりに彼と会えるので浮き足だってしまいどこかそわそわとしてしまっていて“まだかなまだかな”と目を輝かせ入り口を見つめ相手の自宅と烏野はあまり距離はないので相手の持久力ならもうそろそろだろうと期待してどこか落ち着かない様子で。わずかに口元を綻ばせて)

(ダッシュで烏野の正門まで辿り着けば、やはり予想通り健気に待っている相手がいて。屋内で待っていれば良いものを外で待っていた事を咎めるように、息を切らし駆け寄っては「体冷やすな、ばか。」と開口一番に注意しながら、相手の頬を潰すように両手で挟み。

( 嬉しそうに唇を綻ばせまたキョロキョロ辺りを見回していると相手の姿が見つかりパアッと更に表情を明るくするが会ったばかりで注意をされ頬を潰され“やっぱり大王さまだ”と思いつつ「うるひゃい…だいおうしゃま…！」と潰されてから呂律か回らず変な発音をして)

なんて言ってるかわかりませーん。
(相手が上手く発音できないのは自分のせいだが、その子どもっぽい姿が可愛らしかったため笑いながら意地悪な返しをして。その後で手を離せば機嫌良さげに「外食がいい？それともウチで食べる？」と尋ね。アルバイトをしている分相手よりも金銭的に余裕があるし、ご飯くらい奢ってやろうと思い立って。

うう……(自分をからかうように笑ってくる相手を“遊ばれている”と感じムスッとした顔を向け。相手の唐突な問に対しうつむき手を顎に当て入ったこのない相手の家にも入ってみたいが外食などもロマンチックだと憧れてどちらにしようか眉を上げ“うーん”唸って考えては)

早く決めなよ。置いてくよ？
(何やら真剣に悩んでいる相手をよそに宣言通り歩き始めて。明日は土曜日なのだからもしも体育館が使えず部活が無いようならば泊まっていかせようか、と気まぐれで思いつき振り返っては「明日は学校や部活あるの？」と尋ね。