高坂穂乃果 2014-10-16 18:15:56 |
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いいも何も誘っているのはこっちなのだよ
(誰に頼まれたわけでもなく己の意志で誘ったのだからわざわざ確認し直すこともないと思うが、なんてことを考えていて「ならば早く移動するのだよ」何時もとどこか様子の違う相手に若干の違和感を感じつつも、昼食のため席を立ち先に教室を出て行こうとして
う、うん!行こうっ
(コクコクと必要以上に何度も頷けば母作である弁当を手に持って勢い良く立ち上がり、相手より少し後ろの位置で歩いてはふと疑問を抱いて「それより、何処で食べるの?」と相手の後ろ姿を見つめながら小首を傾げて問い掛け。)
屋上でいいだろう。教室は騒がしくて落ち着かないのだよ
(どこで食べるかという質問に少し後ろを歩く相手をチラリと一瞥してから行き先を告げて、食事ぐらいは落ち着いてしたいという考えを述べ
そうだね!屋上は滅多に人が来ないか…ら
(実は己も屋上を希望していたらしく、笑顔でコクリと頷いて賛成すれば言葉の途中でハッとして。つまりそれは、二人きりということでは…なんて今更思えば又もや顔が紅潮していき。)
何をしている?さっさと入るのだよ
(屋上の鉄扉前までやってくればゆっくりと開けて、相手が入れるようスペースを作ってやるが何やら考え込んでいるのか足が止まってしまっていて。訝しげな表情を相手へと向けては早く入るように促して
あっ…う、うん!
(高鳴る鼓動を抑えるように深呼吸を一つし、軈て早足で屋上へと足を踏み入れるも焦りのあまり躓いてしまったが転ばずに済み。新たな羞恥心が膨らみつつも辺りを見渡してみればやはり自分達以外の生徒が誰も居らず。)
全く…危なっかしいのだよ(転びそうになった相手を咄嗟に庇おうと手を差し出したが、支えるまでもなく自力でどうにか転倒だけは免れたようで、表向きは呆れたような表情浮かべながらも内心安堵しつつ、フェンスの側まで歩きそこに腰を下ろし
えへへ、ごめんなさい…
(苦笑混じりに人差し指で頬を掻いては軽く謝罪して、相手の横へと向かい緊張するからか少し距離を置いた場所へ此方も腰を掛けて「てッ、天気いいね!」と思わず最初の“て”が裏返って)
(/遅れて申し訳御座いません…!)
?そうだな
(普段とは違った様子の第一声のせいか、一瞬言葉の意味を図りかねてしまうが、少ししてすぐに理解をすれば雲一つない秋晴れの青空へチラッと視線やってから答えて鞄からパンを取り出して
(/いえいえ、大丈夫ですよー)
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