綾瀬 椿 2014-10-12 00:09:00 |
通報 |
――…両方、胸焼けするくらい突っ込んでください。
(一度起きたというのならどうして此方の態度を追求しないのか、それがどういう意味なのか相手のお節介な性格から何となく察せてしまい。そうして自分に不要な位気を遣ってくる相手の態度は少しだけむかつくところもあったがそれでもそんな気遣いが同情などではなく相手の純粋な優しさからくるものだと分かるからこそそれ以上この話を続けることも止めて。甘いと感じてしまうほどの相手の配慮を文字通り腹の中に甘ったるいもはやコーヒーともいえないだろう程のものを相手に要求すると漸く腰の痛みも大分引いてきたのかもそもそとタオルケットから抜け出すように立ち上がって。大きく伸びをして相手の方に近寄っていくと囁くような声で一言残し、その言葉に対する相手の反応を見るより早くそのまま洗面所へと歩いて行ってしまい。)
…先輩、拾った動物とか大事にし過ぎて肥満にしちゃうタイプでしょ。気遣ってもらった俺が言うことじゃないかもしれないですけど、そういうのほどほどにしないとそのうち手に負えなくなりますよ。――じゃ、とりあえず顔洗ってくるんでコーヒーお願いしますよ。
__…確かに、気に入ったモンは大切にし過ぎるタイプかもな。
(相手の要求する言葉に何となくざわつく胸の内。“胸焼けするくらい”なんて言っている相手だが、こちらが胸焼けするくらい甘やかしたところでそれを受け入れる事はない癖に、なんてお門違いな苛立ちすらも感じ始める。言葉としてうまく形にならない感情がうっかり溢れてしまわないように沈黙を貫く事にしては、ぽたぽたとマグカップの中に溜まっていく珈琲をじっと見つめて。相手の要求どおり砂糖とミルクを準備していれば相手の耳元で零された声にぞわり、と寒気にも似た何かに一瞬ぞわりと背を震わせれば、視線で相手の背を追いかけ。自分よりいくらも薄く小さく見える背中にからそっと視線逸らし小さく一言呟けば言葉通り甘ったるくて胸焼けするような相手の珈琲と、自分の何も入っていない真っ黒の珈琲を両手に机へ並べて。)
( / 遅れてしまい申し訳ありません!
一言掛けられれば良かったのですがそれすら難しい状況でして…。言い訳がましくなっているのはわかっているので、居なくなるつもりなどではなかったのだけ伝えさせていただきます。
まだ当分ばたつくかもしれませんが、これほど長く空けることはないと思いますので是非お相手いただけると幸いです。 )
――先輩、朝一のバスって何分発のでしたっけ。
(昨晩散々泣いたからか腫れを伴うほどではなくとも何となく熱を持っているように感じていた瞼が顔を洗ったお蔭で少しましになり、やや濡れてぺたんとなってしまった前髪の毛先を気にするように摘まみながら相手のまつ部屋へと戻ると先にテーブルに用意されていたコーヒーを手に取り。先ほどの自分の要求を実行した結果か、コーヒーというよりはあまいカフェオレと言った方がしっくりくるようなミルクブラウンのそれを息を吹きかけ冷ましてから一口飲むとマグカップを手にしたまま相手に視線を向け。バスを逃し相手の家に半ば強引な流れで泊まることとなった時より相手への警戒心は随分と薄まったがそれでもこれ程までに近い距離に長時間他人を置くのはまだ慣れておらず、そのためか早速帰りのバスのことを相手に訊ねると窓の方に視線を投げ。)
(/大丈夫ですよ、此方こそ少々お返事が遅れてしまいましたし。長くお付き合い頂いてますし、古宮様が無言でいなくなるような方とは思っていませんので無理のないペースでお相手して頂けたら嬉しいです。
此方も夏季休暇に突入すると時折返信が滞ること等あるかと思いますが、お互い様ということにして頂けたら有難いです;;)
一回帰んのか?ここから大学行けばいいだろ。
(珈琲に息を吹きかけ冷ますような動作繰り返しながらテレビの電源を入れれば朝のニュースを聞き流すようにのんびりと眺めて。昨日起きたことを淡々と伝えるそれを見つめながらある程度冷めた珈琲を口に含んだも相手の声を聞けばゆっくりと嚥下しながら緩くだが首を傾げて。携帯の電源を入れれば相手が乗るはずのバスの時刻表を引っ張りだしながらもやはり効率などを考えればここから向かうのに越したことはないだろう、と不思議そうに眉を顰めて。)
( / お優しい言葉を有難うございます…!そう言っていただけると嬉しい限りです。
もちろんゆっくりお待ちさせていただきますので、主様もリアルを優先してお体にはお気をつけ下さいね!^^ )
…俺は土曜は授業入れてないんですよ。先輩二年なのに土曜も大学行くとか、一年の時どんだけ単位取れなかったんですか?
(次の日が休日だから、と押し切られる形でこうして泊まった経緯もあり今日は世間一般的には休日のはず、しかしそれにも関わらず大学へ行こうとする相手に同じように不思議そうに首を傾げると少し戸惑ったような間を置いてから答えて。まさか平然とした顔をしているくせに寝ぼけているということはないだろう、やや相手を不審そうに見つめながらもややからかいの含まれた言葉で返答するとマグカップを一度テーブルに戻してから這うようにして相手の方にそっと身を乗り出し。)
…まさか先輩、寝ぼけてます?それともほんとに単位落としまくってやばいんですか?
……悪い、間違えた。
(完全に曜日感覚など頭の中から抜け落ちていたらしく、相手の不審気な視線と言葉から状況を正しく判断しては珈琲を一気に喉に流しこんだ後、いつも通りを装った声音で一言呟いて。寝ぼけているわけではないのだが、相手との距離感に多少はしゃいでいたのだろうか。前髪を掻き乱すように軽く崩しては乱れた髪の隙間から相手を伺うように見つめた後、「バス一時間に一本、次が15分後。」と先ほど確認した時刻表の報告だけ口にして。)
…ねえ先輩、ほんとに"寝ぼけて"ないんですか?
(どうやら本当にただの勘違いから出た言葉だったらしい先程の発言を訂正する声を聞きながら乗り出したような体勢だった体を相手の前に座り込むようにして整えるとそのまま僅かに視線を揺らして。それからおもむろに口を開くと相手から視線を逸らしたまま、掠れたような小さな声で言葉を漏らして。自分としては今までにない経験に対する不安感からこの場を後にしたい、しかし誰かから共に居るように求められるのは久しかったためか心を満たす様な満足感があって、そんな天邪鬼で面倒くさい感情を相手ならくみ取ってくれるのではないか、などという他力本願に他ならない願いの元相手に再度確認するように言葉を続けると、構われたがりな思いをプライドで外面だけ整えたような、複雑な思いを内包したような表情で相手を見つめて。)
――先輩が"寝ぼけてる"なら、もう少し面倒見てあげてもいいですよ。次のバスは見送ることにんると思いますけど…まあ一晩泊めてもらった恩もありますしね。
…“寝ぼけて”うっかり失敗しても困る、からな。朝飯、作ってくれよ。
(変に静かな相手の行動に僅かに訝しげに眉根を寄せたも、細い声で紡がれていく確認するような問い掛けに椅子に深く腰掛けてながら溜息とも笑い声ともつかない吐息零して。何となく話しの行く末は分かり始めた。しかし、相手の言葉を遮るでもなくどこか言い訳がましく重ねられていく言葉を空になったコップの底を眺めながらしっかりと最後まで黙って聞いて。あくまで‘‘お礼’’の形を崩さない相手の態度ににんまりといたずらっぽく上がった口元を隠すこともなくコップを相手に押し付け、半ば自分に言い聞かせるように同じようなもっともらしい理由を付け足しいつも通り偉そうな命令的な言葉続けて。)
__、もちろん珈琲もおかわりだからな。
――ふふ、仕方ないなぁ。今まで食べたことないような美味い朝飯作ってあげますから、目覚ましながら大人しく待っててくださいよ。
(正直いくら久しぶりに他人に干渉を許したからといえ自覚できるくらいに構って的行動に走ってしまったことを言った傍から後悔し始めていたものの、流石と言うか何と言うかあくまで自分に気を遣っている風はまるで出さず自分の望んだ応えをくれる相手に思わずきゅっと唇を噛み締めて。同情などではない、しかし此方の思いをきちんと受け止めてくれた上で返される心地よい距離感からの言葉に自然にふわりと笑みを浮かべると言葉ではあくまで仕方なしに引き受けるような口ぶりで応えて。相手に押し付けられたカップを手にしてからそっとその場から立ち上がると、自分が飲んでいた空のカップも途中で回収してからキッチンへと向かい。)
今すげェハードル上がってるからな。並大抵のモンじゃ満足しねェぞ。
(柔らかく浮かべられた相手の笑みを瞼の裏に思い浮かべながら目を閉じれば机へと伏せて。今のは最初に見た気に食わない作られた笑みではない。顔をくしゃりと崩して浮かべられるそれは派手な外見に似合わないくらい可愛らしいもので。最初、ただの好奇心だったものがどこか親が子を見守るようや純粋な好意へと形を変えるのを感じ取りながらもう一度ゆっくりと体を起こしては、「…お前、ちゃんと笑えんじゃねェかよ」と出会いを思い出しながらわざとらしく呆れたような響きを含ませながら呟いて。)
――はぁい、お待たせしましたーっと。あ、あと今更なんですけど冷蔵庫にあったの適当に使っちゃって大丈夫でした?
(相手の呟きは耳に入らなかったのか、そのことに特に声を返すこともなく調理を始めると暫くして戻ってきて。自分も空腹だったからかあまり時間を掛けることはせず、瑞々しいレタスとトマトのサラダとトーストにハムとエッグベネディクト風に盛った卵、オニオンスープと食べやすくカットしたオレンジを何度かキッチンと部屋を行き来して運んでくると相手の方にスプーンやフォーク、それと一応箸も差し出して。今更ながら大分勝手にキッチンを使ってしまったことが少しだけ気になったのかやや不安げな様子で訊ねると並べた皿の前に腰を下ろして。)
…なんつーか、お前すげぇな。
(確か長ったらしい名前だった気がするのは目の前の皿に美味しそうに乗っている本日の朝食。フォークとスプーン、それからお箸までちゃんと受け取れば感嘆の声を漏らしながらどこから手を付けようかと手を彷徨わせ。しかし、全くもって見当がつかず一度それらの食器を机の上に置けば立ち上がりキッチンへと。二つ、シンクの側に綺麗に並ぶコップへと珈琲を慣れた手順で落とし始めれば、「気遣い出来る後輩は何処へ、って感じだな。」なんてにやり、という効果音が似合うような片方だけ口元を持ち上げた不敵な笑みを浮かべて。)
…ちょっと、聞こえてますよ。ちゃんとしたでしょ、気遣い。
(どうやらどうにか朝食は相手のお眼鏡にかなうものを見繕えたようで、キッチンへと立った相手の後姿を目で追いながら僅かに口元を緩ませるとそちらを窺うように後ろ手で上半身を支えながら軽く体を反らし。何を取りに行ったかまでは分からずともこの距離ならば相手の声位は聞こえるようで、初めて会ったばかりだった頃の自分と比べる様に言葉を漏らす相手にやや不服気にむっと表情を曇らせると低く声を上げて。気遣い、といって良いものか恐らく先程の食材の件を突かれたのだと思ったようで作り終えてから口にした確認を強調するように異を唱えると一応家主よりも先に飯にありつく事に抵抗感を感じているのか朝食にはまだ手を付けず相手が戻るのを待ち。)
あと一歩だったな。
(どうやら己の指している事と相手の思っていることは食い違っているらしい。キッチンの壁へと体を凭れさせながらリビングの相手を伺えば顰められた顔と不満気に上がった声。内容からやはりうまく会話が噛み合っていない確信を得ればくつくつと小さな笑い声を零しながら丁度淹れ終えたコーヒーを両手に元の場所へと腰を下ろして。少しだけ体を乗り出し相手の前へことん、と淹れたてで湯気の立つマグカップを置いてやれば先ほどの内容はこれだ、と主張するように顎でしゃくり一言告げた後、もう一度だけ小さく笑い声零して。コーヒーを啜りながら視線を箸とフォークの間で泳がせた後、使い慣れた箸で久々にありつくまともな朝食を一口ずつ丁寧に口に運べば目尻だけ満足気に和らげて。)
…なんすか、勝手に人の嫌なとこ引っ掻き回してったくせに先輩は前のおすまししてた俺の方が良かったんですか。
(自分の回答は相手が求めていた内容と相違していたらしい、それを突きつけるような台詞と共に置かれた珈琲に僅かに眉を寄せるとむっと唇を尖らせて。先輩に珈琲を淹れてもらっている間手持ち無沙汰に相手を待つだけなどという行動はそもそもある程度相手に気を許していなければ取らない様な行動、しかしそうさせたのは他でもない相手で、だからこそそれを指摘されたことが少々気に障ってしまったようで小さな声で呟きを漏らすと相手から視線を逸らし。もやもやと胸の中に残る気持ちの悪い感覚を押し込める様に様々な具材を乗せたトーストを口に押し込んで。)
‥お前、ほんと捻くれてんなァ。
(不満気な声と逸らされた視線に耐え切れない、とでも言いたげに小さな笑い声を零してしまって。勿論馬鹿にした訳ではなく少しずつ晒されていく相手の柔い部分に触れられる喜びでなのだがそれが相手にバレるのも何となく気恥ずかしく、口元を隠すように手のひらで覆った後、黙々と咀嚼する相手の頭をくしゃりと遠慮がちな手付きで撫でてみて。それと同時に口から零れた言葉の裏につい込めてしまったのは可愛らしい、とか愛くるしい、だとかそんな感情。勿論、それを声だけで悟られるほどはっきりした思いではないがそれでも確かに放っておけないなんていう庇護欲を唆られるには充分で。髪先を指先で一度弄んだ後手を相手の頭から離しては、珈琲を啜りながらちまちまと相手の作った朝食を食べ進めながら一言付け足して。)
__お前の余所行き顔なんてもう見たくねェっての。
――あっそ。その方がこっちもキャラ作らなくて楽ですし、先輩がそれでいいなら俺も気遣わないです。…後から文句とか言わないで下さいよね?
(くしゃりと頭を撫でる手も、ぶっきらぼうな響きのくせに此方を考えて発される言葉も、どこか昔会った"彼"を連想させ一瞬言葉を無くすもののすぐに素っ気ない返事を幾らか返した後再び朝食に向き直って。微かに感じたときめきはいつか抱いた恋の痛みに通じるような何かを感じさせるものの、それはきっと相手が彼に似ているから、相手に恋をしそうになっている訳ではないのだと自分に言い聞かせる様に脳内で復唱するとぱくぱくと手早く朝食を口に運び程なくして完食し。相手がまだ食べているだとか、そんな気遣いももうする必要などないとばかりに自分の分の皿だけ重ねて立ち上がると、それを手にキッチンへと他立ち。自分の中で割り切ったはずなのに、どうしても収まらない鼓動を抑える様にとんと自分の胸を叩いてから小さく息をつくと未だ過去を断ち切れない自分に自己嫌悪の念を抱きながら静かに皿洗いに着手して。)
__、ごちそーさん。うまかった。
(静かに皿を洗い始めた背中からそっと目を逸らしてはテレビから流れる朝のニュースへと視線を移して。相手が意識しているとも思えないがそれでも一々己の心を捉えて離さないような言動を振り返れば、ついつい緩んでしまう口元。それを誤魔化すように朝食をぱくぱくとテンポよく口に運んでは絆されつつある自分の心の内に僅かな戸惑いを覚えながらも相手が立ち上がってから数分後にぺろりと完食し終えて。かちゃ、と小さな音を立てながら皿を重ねればキッチンへと足を向かわせ。食べ終わった皿を水に浸した後、相手へと短く声かけながら頭の中の靄を追い払うように大きく背筋を伸ばして。)
(/お久しぶりです、返信が滞ってしまっていて申し訳ありません。本日はこの現状についてと、此方からの意思をお伝えするために発言させて頂きました。
古宮様とのやり取りは日々楽しくお相手させて頂いていて、丁寧なレス返しや展開に悩んだ際は相談に乗って下さったりと大変丁寧に接して頂けて有難かったです。しかしながら、これは完全に個人的な問題なのですがどうにもやり取りを続けているうちに古宮様とのやり取りにマンネリ感を募らせてしまい、時折今回のように返信が遅れてしまうことがありました。
この度リアルで忙しかったことを含めてもレスが滞り、なおかつお返事することに対しての意欲が薄れてきてしまっていることを自ら感じました。このような状態でお相手して頂くなど不誠実だと自らの中で結論を出し、その上で今回はこれにてお相手を打ち切らせて頂けないか、ご相談させて頂きたく発言した次第です。
身勝手極まりない理由ばかりで本当に申し訳ありません。それでもこのまま古宮様をお待たせしたまま無言でこの場を去るなど誠意に掛けると感じ、恐れ多くもこのようなお話をさせて頂きました。
返答お待ちしております。)
( / 此方こそ言葉を纏めるのに時間がかかり返信遅くなってしまい申し訳ないです。
まず、素直にお伝えいただき有難うございます。文字しか情報が無い中、お相手様の考えを汲み取るのは難しくこうして伝えていただけて有難い限りです。
主様の考えを受け、此方も色々考えさせていただきました。
主様とのやり取りは此方にとって大変楽しいものでした。ですから出来る事ならやり取りを続けない、そう思わなかったといえば嘘になります。ただ、やはりこういったやり取りはお互いが楽しめてこそ続けていく意味があるとも思っています。
主様が返事を返す意欲がない中、此方が駄々をこねたとしてもお互いきっといい思いはしないだろうというのはわかっています。
時間がかかった割に纏まらない言葉で申し訳ないのですが、主様とのやり取りが大変楽しかった事と期待に添えず申し訳なかった事、1年と少しお世話になった感謝だけお伝えできればいいなと感じております。
拙い言葉で本当に申し訳ないんですが、本当にお世話になりました。主様に素敵な良縁が巡ってくる事を願っております。)
トピック検索 |