ぬぅし 2014-10-09 22:17:53 |
通報 |
あー?そりゃお前、約束すっぽかされたら誰だって怒るだろ。
(相手が靴を履き替えたのを確認してからゆっくりと歩き出すと相手の問い掛けに片方の眉をつり上げながら応えて。自分でも何故苛ついたのか分からないため適当な理由をつけてそれを答えとすると、そのまま暗い校内を抜けて学校を後にし。「なあ、若は何が食いたい?私が奢れる範囲なら注文聞いてやるぞ?」先程の女子生徒が居たときより随分と気持ちも落ち着いて、漸くいつものようなにっと口角を上げた笑みを浮かべると相手を覗き混むようにしながら尋ねて。)
え…約束されたことになるんですか!?(と驚きながら言えば相手が何を食べたいか聞いてきたので少し悩みながらん~っと唸り「じゃぁ、あれはどうですか?ポテトとハンバーガーのあそこで」と全国的に有名な店を言えば相手の反応を待ってじーっと相手を見て
ん、じゃあそこにするか。私も新しく出たっていうシェイク飲んでみたかったし。
(相手の返答にこくりと小さく頷いてから姿勢を戻すとそこで夕食ということで合意したのか鞄のポケットからくしゃくしゃになったクーポン券付きのチラシを引っ張り出して。どうやらシェイクを飲みたかったというのは話を合わせた訳でも何でもなく、本当に自分が飲みたかったらしく嬉々とした表情でチラシに印刷された紫いものシェイクの写真を指差すと心なしか歩調が早まって。)
先輩、嬉しそうですね?(と相手が嬉々した顔をしているのを見れば相手にそう言い、相手がチラシを見ていたので横からひょいっと一緒に見ては「ん~、俺は何を食べようかな…」とぼそっと呟けばチラシをじーっと見て「このアボカドとベーコンのバーガーって美味しそうですよね」とニコニコしながら言えば店に向かい
お前ほんっと女みたいな好みしてんな…じゃあ私はこれだな、腹減った時はやっぱこういうがっつりしたのだろ。
(店に到着するものの部活帰りの学生が多いのか長い列が続いており、少しだけ顔をしかめつつもその最後尾に並ぶと相手が口にした商品に思わず素直な感想が零れて。自分はこれ、とパテが何枚も重なった上チーズやら何やらで大分ボリューミーになったハンバーガーを指差すと、列が動くのに合わせて時々前との距離を詰めながら使えそうなクーポン券をぺりぺりとちぎっていき。)
せ、先輩はガッツリいくんですね…お、男らしいというかなんというか(と相手が指を指した商品を横から見ると多少汗をかきながら言い、徐々にカウンターに近づいていくのをちらっと見ながら待っていると隣で相手がクーポン券をちぎっているのを見ると「大変そうですね、カバン、俺が持ちましょうか?」と相手を見ては手を差し出しながら言い
お、気ぃ利くな。じゃあ頼むわ。
(週末で荷物の詰まった鞄を抱えながらの作業は実際中々やりにくかったのか、相手の申し出に甘えて財布だけ取り出してから鞄を渡すとやっと順番が来たことにやれやれと息をついてから店員に向かって注文を始めて。「あれ、これって何すか?」注文の途中目に入った恐らく期間限定と思われる、大きめの紙コップに2本のストローが刺さったディスプレイを店員に尋ね。その内容を聞いてからそっと振り返るとそのまま暫し相手の方を見つめて。)
あ、はい(と言えば相手からカバンを受け取りすると自分たちの番が来たので相手が注文しているのを後ろから待っているといきなり相手がこちらを振り向いてしばらく見ていたので不思議に思い「どうかしたんですか?」と少し首をかしげて相手に聞き
…若なら大丈夫か。
(相手から何を感じたのか確信したように小さく頷きながらぽつりと呟くと店員の方へ向き直り「じゃあこのペアドリンクで紫いもシェイクひとつ。」と注文し。気づいた相手から余計な反応が返ってこないようにさっさと会計を済ませると存外早く出てきた商品、ハンバーガーやポテト、それと少し大きめの紙コップに2本のストローが刺さったシェイクの乗ったトレイを手に適当に空いたボックス席へと座って。)
そのシェイクでかいですね…(と相手が会計を済ませて商品を受けとると空いたボックス席へと行くのでその後をついていき、相手の目の前に座ると相手が頼んだシェイクを見ては思わず声に出してしまい自分のカバンと相手のカバンを自分の隣におけば自分の頼んだハンバーガーを手に取り
ん、まあカップル向けらしいしな。
(一先ず自分のハンバーガーを一口かじってから相手の言葉に何食わぬ顔で応答し、それからテーブルに置いたままのシェイクのストローに口をつけて味見をすると、中々好みの味だったのか嬉しそうに表情を綻ばせながら「やっべ、これ超旨いじゃん!期間限定じゃなく何時でも飲めるようになんねぇかなー。」などと口にして。)
先輩、それ一人で飲むんですか?流石、男らしいと言うかなんと言うか…(と苦笑いしながら言えば自分も手に持っていた自分のハンバーガーの包みをあければ一口かじって、美味しかったので笑みが消えずニコニコしながら食べ「たまに人気が出て期間限定じゃなくなる場合ありますよね」と相手の反応を見るとそんなに美味しいのかと思いながら言い
はあ?何いってんだよ、お前の分もあるに決まってんだろ。
(相手の言葉にストローに指を掛けたままぱちぱちと数回瞬きをすると呆れたような口ぶりで相手の言葉を否定して。もう片方のストローを相手の方に近付けるようにしてカップをそちらに押してやると相手に飲む順番を譲ってやったつもりなのか、再びハンバーガーの方を口にし始め。「お前私を何だと思ってんだよ、こんな甘ったるいもん大量に飲める訳ねぇだろ?そもそも、ハンバーガーなんて口渇くもん食ってんのに飲み物渡さない方がおかしいだろ。」そもそもトレーには飲み物というとその巨大なシェイクしか頼まれておらず、相手を指差しながら不満げな声を漏らすと、ふいと顔を逸らしてしまい。)
え…これ、先輩が飲んでたやつじゃ(と今まで相手が飲んでいたシェイクを相手がこちらに差し出してきたので少し驚きながら言えば、なんだかカップルみたいだと思い顔が少し赤くなり「え、先輩はをゆわ……狂暴な先輩?俺を弄るのが大好きな先輩?いや、なんだろう…?」とうーんと顎に手を当てながら考え混んでしまいハンバーガーを食べる手が止まっており
そうだけど…だから何だよ。まさかお前、間接云々騒ぐタイプか?
(驚いた様子の相手にきょとんとした表情で首を傾げると、「女子か」とでも言いたげな目付きで相手を見つめて。しかし暫くしても飲もうとしない相手に本気で嫌がっているのだろうと察し、何故だか少しだけ不服に感じながらもシェイクのカップを手に取ると「まあ飲みたくねぇならいいけど?その代わり口ん中ぱっさぱさになってもやらねぇから。」などと少々八つ当たりじみた言葉を浴びせシェイクを自分の方に引き寄せて。)
の、飲みますよ!(と相手の言葉を聞けば焦り自分の報へシェイクを持ってくるとシェイクをじっと見てはドキドキし始め。「い、いただきます!」と言えば顔が赤くドキドキしながらシェイクのストローに口をつけて飲んでは口をストローから離してはまだドキドキが止まらず、顔が赤いままで
どーだ、旨いだろ?
(相手がシェイクを口に含んだのを確認してから距離を詰めるようにテーブルに乗りだし、得意気ににっと笑みを浮かべながら尋ねると相手に返答を求めているのか緩く首を傾げたままその反応を待って。)
は、はい…おいしいです(と顔が赤いまま言えばドキドキが止まらず、正直気になってシェイクの味が分からずに適当に答えては相手の方へシェイクを返して
なんだよ、適当だな…ま、いいけど。
(相手の言葉の適当そうな声色に不満げに唇を尖らせながら相手の肩を軽く小突くものの、それでも「おいしい」の一言が聞けただけで満足したのかすぐににっと笑みを浮かべながらシェイクを手に取り。シェイクを一口啜ってから「…つかお前何で顔赤ぇんだよ、風邪なら移すなよ。」と相手を指差し指摘し。)
か、風邪なんて引いてませんよ!(と言えば元気なところを見せつける為にハンバーガーをがつがつ食べては相手に見せつけて食べ終るとふぅっと息を吐き
トピック検索 |