執事 2014-10-03 19:06:06 |
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>殿下
あら殿下、ご機嫌麗しゅうございます。
(すっかり気を緩めていた最中不意に聞こえてきた声に驚きびくりと肩を震わせその声が聞こえてきた方へと顔を向けると、一瞬だけ不愉快そうな表情を浮かべるものの相手が相手なためすぐに取り繕ったような笑みを浮かべながら挨拶し。「勿論お引き受け致しますわ。私まだこの首とお別れなんてことにはなりたくありませんもの。」猫の件は別に構わなかったが相手が王家であろうと驚かされた分くらい仕返ししたかったのか、王族からの絶対命令とばかりの嫌味を混ぜながら返答し。)
>>エルフリーデ
(相手の言ったことに数秒固まるがすぐに笑い出して)確かにそうだな。すまなかった(と自分の立場を考えていなかったことを認め珍しく素直に謝ると)断ったとしてもそなたの首を飛ばすことなどはしないさ。私とてそこまで心は狭くない(と言うと猫のほうを見ながら)私のところは凶暴な番犬がいるからな… 犬と猫は仲が悪いと聞く。間違って怪我でもさせたら胸が痛い・・・(と悲しそうに言って)
>殿下
ふふ、我が家も一応貴族の称号を持っていますの。いくら資産が王家に敵わなくとも番犬を飼うお金くらいありますのよ?私程度の屋敷には番犬などいない、と思われてしまいましたか?
(こうして自分より身分の高い相手を引っ掻きまわすのは実に快感で、楽しい感情がぞくぞくと電流のようになって体を巡るのを感じながら相手の言葉の粗を見つけては引きずり出すような言葉を続けて。「…そういえば、今夜は舞踏会でしたわね。殿下はご出席なさいますの?」そろそろ苛めるのもいいか、と不意に話題を変えるとベンチからそっと立ち上がり猫を抱いたままゆっくりと相手の傍まで歩み寄っていき。)
>> エルフリーデ
うっ…(相手の家に番犬がいるということを気づかず情けない気持ちになっていると相手が今日の舞踏会のことを訊いて来たのでとても嫌そうな顔をしながら前髪を掻き揚げて)そなたも知っておるであろう?今回の舞踏会は王族・・・王位継承者は強制参加だと。ここだけの話だが后探しも兼ねるらしいぞ?(と深いため息をつきながら相手の抱き上げている猫の頭を撫でて)……私としては后など必要ないのだが…まぁ 許されないのだがな(と一瞬悲しそうな顔をしてからはぐらかすかのように相手に笑顔を向けて)
>殿下
后が要らないのなら、いっそ適当に「私は男しか愛せない」とでも仰ってみては?一瞬で全てが終わりますわよ?
(相手の手にごろごろと喉を鳴らしながら擦り寄る猫を見て、何となく猫が相手になつくのが不満で少し相手から離すように猫を抱え直すとそんな軽度の嫉妬を晴らすかのように冗談とも本気ともつかないアドバイスを口にして。「まあ、何にせよ要らないのなら生涯独身宣言でも何でもやっていただけた方が此方としては気が楽ですわ。」王族の参加する舞踏会に呼ばれた時点で自身も家から后になることを期待されていることが分かるものの、あくまで当主として家を離れる気が更々ないためか少々煩わしげに言葉を呟くと視線を落としながら小さく唇を噛んで。)
>>エルフリーデ
・・・(猫を撫でれなくなったのをすこし不満に思いながらも相手の言った言葉に顔に手を当て無言で空を仰ぐと)昔…私もそなたと同じようなことを考えてな。言ったら…(と何故かそこで言葉を詰まらせおそるおそると言った感じで話し出して)女が男になっただけであった。私はそっちの気は無いから死ぬほどつらかったわ・・・(と遠い目をしながら言うと)独身宣言・・・そうだな。まぁでも、もし選ぶとなってもそなたは選ばぬから安心せよ(考えるそぶりをして前半を言うと相手を安心させるためかそのようなことを後半で言って)
>殿下
あら、それは有り難いですけれど…今言われると「お前は男よりも選びたくない程不細工だ」と言われているようで少々傷付きますわ。
(さっさと選ばないと応えてくれたのはむしろ嬉しいことなのだが、案外からかいがいのある人材に悪戯心が擽られたのか猫を撫でるのを一旦止めて少しだけ顔を俯かせると男ですら選考基準に入ったというのにそれにすら自分は加われない、という旨を嘆くように悲しげな素振りを見せて。すぐに相手に背中を向け堪えきれなくなったように微かに肩を震わせながら口許を緩めると相手の反応を窺って、)
>>エルフリーデ
・・・そなた。笑っておるだろう?(肩を震わせながら後ろを向いた様子が知り合いの女性にそっくりで思わずそう聴くと先ほどの言ったことの訂正を述べ始めて)そうは言っておらぬだろう・・・ 少なくともそなたは美しい(とさらりと言うと興味もなさそうに顔の近くで咲いていたバラを触って)
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