あるところに、一人の死神の青年がいました。
彼等死神の仕事は「寿命の近い人間の魂を奪う」こと。
いつもながらの冥王の言いつけ通り、死亡予定者リストにある名前の人物を探して人間界にやってきました。
―辿りついたのは小さな病院。
死神である彼は人間の視界に映らず、壁も通り抜けることができます。
何気なく病室へ入ると、ターゲットである一人の少女を見つけます。
ところが
「……あなたは誰?」
なんとその少女には、見えないはずの死神が見えていました。
しかも、死神にはその少女に見覚えがあって……。
焦りのあまり、咄嗟にこう言いました。
「…俺はお前の守護霊だ!」
―これは死神と少女の、ちょっと変わったお話。
【
>1】注意
【
>2】主pf