捨て猫→拾い猫[NL]

ん、OK
（スカートからこちらに視線を移す相手を見つめ返しながら上記を呟いて、そのスカートを持てばついでにとこのスカートに会う服を何着か買って、「よし、次はどこに行こうか」と言って

こさきの？こさきの？
(袋を手に店を後にする相手へ引かれて行けば、可愛らしい洋服が何着も入ったその荷物が気になり歩きながら中を覗こうと袋を引っ張り

あぁ、小咲のだよ
（相手が袋を引っ張りながら覗こうとするとｓの様子に苦笑しながら上記を述べて、「次は…」と呟けばふと横に目を向けてぬいぐるみ屋があり、「小咲、こういうの欲しいか？」とショーウィンドーにある猫のぬいぐるみを指さして

いらないの…いらない。
(嬉しくなって反対側へ回り一緒になって袋を持つも、示された方に首を傾げそれを見れば一瞬にして表情を曇らせ本物の猫だと思い込み離れようと先を促し

いいから見てみようよ
（相手が先を促そうとすればその手を引っ張り、ぬいぐるみの店へはいり、そこには動物などのぬいぐるみがたくさん並べられていて「なんでもいいぞー？」と相手に言って

うぅ～…。
(うなり声を上げ嫌なのを示してみるも相手には伝わらず、縄張りに入ったような感覚に捕らわれジリジリと後ろへ下がれば、トンっと棚にぶつかって等身大のテディベアがぐらりとバランスを崩し「やあぁ！たべられる…！」と騒ぎ出し

…っと！
（相手の後方からテディベアが倒れてくるとそれを片手で支えて倒れるのを防ぎ、先ほどのうなり声から察するにどうにも相手はここが気に入らないようだと思えば「小咲、行こう！」と手を引いて、「今度はパン屋に行ってみようか」と歩きながら言って

ぅ…こわかった…。
(すっかりトラウマとなったぬいぐるみの所為で俯きがちに相手の手を握っていては、何処からともなくパンの匂いが鼻を掠めまだ店が見えていないが敏感に匂いを感じてその方向を見ると「あっち、いいにおい。なーに？あっちいく？」と少し機嫌が戻り

ごめんごめん
（相手がこちらの手を握って俯きがちでいると苦笑しながら謝って、こちらはまだパンの匂いは匂わないというのに相手は敏感に察知すると「あっち行くよ」と手を握っていればパン屋が見えて「小咲は何が食べたい？」と並べられたパンを前にして言って

わっわ…、いっぱい～おいしそう。
(見たことない食べ物とその量に目をキラキラとさせ棚へ手をつき見上げたりと目移りして悩み「んと、んと…これ。まるいのー」と焼きたてらしく一番香りが放たれていたメロンパンを手づかみでとろうとし

あ、ちょっと待って
（相手が手づかみでメロンパンを取ろうとするとその手を止めさせて、隣からおぼんとトングを取れば、「これが欲しいんだな？」と問いかければメロンパンをおぼんに乗せて、「ほかにあるか？」と問いかけて

たかゆき、なにたべる？
(器用に挟むトングに興味を示せば自分も一つ手にして逆に問いかけ「こさきがとるー」とカシャカシャときごちなく挟む仕草をしてみせ

んー、じゃあそれとそれ取って
（トングをぎこちなくカシャカシャと音を立たせる相手に、指さすものはデニッシュと焼きそばパンでそのほかに相手のパンを何個かとればレジに持っていき、「はい小咲」とメロンパンを相手に渡して

はい、たかゆきのー。
(指定されたパンを一つ掴むのでやっとで、それも形を崩してしまいながらも満足げに笑みを向け渡されたメロンパンを受け取ると「いーにおい。たべたいな～」クンクン袋に鼻を近付け

ここ座ろっか
（相手が鼻を袋に近づけると休憩所のベンチが都合よくあり、そこを指させば座って、「ん、いいにおいだな」と自分のパンを取り出して

こっち、ここすわるの。
(椅子には目もくれず相手の膝へ背を向ける形ではなく顔も見えるように横座りし「あーん？」とそれが当然のように口を開けて待ち

こ、こら小咲
（隣には目もくれずこちらの膝へ座ると周りの視線がちくちくと刺さってきて、「小咲はこっち」と膝から隣に降ろして「はい、あーん」とパンをちぎって相手の口に向けて

んーう、ちがうの。いっしょたべるのー。
(一口大のパンからふいっと顔を背け、降ろされてしまったことも不満だが相手しか目に入っておらず今朝した食べ方を求め相手のパンを口へ持っていき

いっしょってまさか…
（相手が自分の焼きそばパンをとって食べてくればこちらにパンを向けてきて、「小咲、こういうところではな、やっちゃいけないんだ」と帽子に隠れた耳元で囁くようにして

どこいいー…？あっち？
(この場限りがダメなのだろうかと見れば向こう側にもベンチがあり指差して「ん、たかゆき、はやくたべよー？」と待ちきれなくなりパンを押し付けパクリと