捨て猫→拾い猫[NL]

ん、あとで…
(少し暴れてしまったからか酔いが回りフワフワとした感覚から半分も理解出来ていないもコクっと頷くと「たかゆき…」徐に相手の頬を包むよう手を添えゆっくり顔を寄せると目を細めながら鼻先を擦り寄せ

よしよし、
（相手が顔を寄せながら鼻先をすり寄せてくると、相手の頭を撫でながらこちらもすり寄せて「小咲、何かしたいこととかあるか？」とまだ寝る時間には早いのでそう問いかけて

ん～…たかゆき、いいにおい…
(撫でられ相手からも擦り寄ってもらえるとゴロゴロと鳴らしていた喉の音を大きな物へ変え「したいこと…？」問いに緩く首を傾げてしまうのは、相手とこうするだけで満足で首へぎゅっとしがみつき

そうかな？
（相手の喉の音が次第に大きくなってくると自分の匂いは自分ではわからないため、首を傾げながら相手の背中を撫でて、首を傾げながら首にしがみついてくると少し苦しくて「ずっとこうしてるか？」とソファに座り相手を膝の上に乗せて

するー…ぁ、でも…あそぶのも。
(体制が変わってもやたらと体を擦りつけ甘えつつ思い出したように述べれば「たかゆき、べんきょであそぶの…こさき、さみしい」大学の授業でのことを引きずって切なげに呟きながらもマタタビ効果によって瞼が重く目をしぱしぱとさせ

勉強か…
（昼間の相手を思い出せば多分お絵かきのことを言っているんだろうと思って、そうなれば机が必要となり、相手を抱き上げるとコタツに移動して鞄からノートとシャーペンを取り出すが瞼を重そうにする相手に「大丈夫か？」と問いかけて

こさき、ねむくない…あそぶの
(問いかけに強がりペンをぐっと握り締めるが、足元から段々と温かくなっていくと眠気に誘われノートへ書いていた線がふにゃふにゃと歪み出し、今にも寝落ちしそうにうつらうつら

いや眠いだろ？
（相手がノートに描いている線がふにゃふにゃと揺らげば、苦笑しながら上記を述べて、相手を隣りに降ろして寝かせると「今日はもう寝ような？」と腕枕をして言って

んん～…
(遊び足りないが眠気も限界近く横たえされれば、むずがるよう首を振りコタツの誘惑もあって潜り込むよう胸元へ顔押し付けると小さな唸りはいつしか寝息に変わっていて

お休み…
（今日は大学に連れて行ってそんなに疲れたのか、風呂から上がってすぐに寝てしまっているのでまだ時刻は七時前で、ふと冷蔵庫を見れば「そういえば朝飯の食材無かったな」と小さくつぶやけば相手を起こさないように離れ、家を出る格好になると「すぐ帰ってくるからな」と起こさないように言って家から出て鍵を閉めて

たかゆ、き…？
(無意識に相手へ擦り寄ろうと頭を寄せるも居る筈の相手に当たるどころか感じられていた温もりもなく、その違和感にうっすら目を開けて寝ぼけながら呼びかけて

わ、雪だ…
（買い出しに出かけてスーパーに向かっていると突如雪が降り出して、感嘆の声をあげながら走っていて、スーパーへ行ってみると混雑していて、相手を一人にさせているため急がないとと思い

どこ…たかゆき…
(部屋中を探して独りきりなのを悟ると寂しから肩を震わせ、追おうにも鍵の開け方に首を傾げとうとう玄関先で座り込み、いつ帰ってくるのか分からぬ相手を待つよう膝を抱えて

…う～、さむっ！
（どうにか会計を終えて、外に出てみると雪の所為か来た時より冷え込んできて、体をちぢこませながら家へ向かって、家に着くと鍵を開けて玄関に入り「ただいまー、ってあれ？小咲、どうした？」と膝を抱えて座る相手がなぜ玄関に居るのか

はっ…、たかゆき…！
(ようやく帰ってきた相手へ飛び付き雪を被ってようが冷えていようが、そんなことお構いなしに嬉しさ全面にぐりぐり頭を擦り寄せて出迎え

うおっと…
（頭をぐりぐりしながら迎えてくれた相手を受け止めるがバランスを少し崩して、「ごめんな、小咲、待ってたか？」と手袋をはずして相手の頭を撫でて

ん、たかゆき、ずっとまってた…
(撫でられ気持ちよさげに目を細め頷き、時間にすると数分の間であっただろうがとても長く感じられ「まってた、いいこー？」と褒めてと言わんばかりに見上げて手を伸ばし

よしよし、いい子いい子
（相手が見上げながら手を伸ばしてくると相手の頭を撫でて、すると相手を抱き上げて、「小咲はベッドとコタツどっちで寝たい？」とコタツでも気持ちよさそうにしていたため、どちらにしようかと問いかけて

あっちー。たかゆき、いっしょ？
(問われたならコタツがある方を指差しつつ少し不安げに尋ね「ひあ…っ！たかゆき、つめたい。さむい？」くっつきにいった相手の頬が思いの外冷たければビクッと肩を揺らし、そのため暖めてあげようと頬を撫でて

よし、わかった
（相手がコタツを指させばそこへ向かい近くに相手を下して、相手が肩を揺らせば「あぁ、寒いなぁ…」と相手が頬を撫でてくればそう言って、食材を冷蔵庫に直せば、「よし、寝ようか」とコタツに入って