赤ずきんちゃん 2014-09-25 21:19:57 |
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に、人間だってずる賢いのよ?ほら…っ、
(更に近付いた相手との距離、加えて真っ直ぐに見つめてくる視線と囁くような言葉に、思わず後退りしそうになるもそれも顎に添えられた手のせいで叶わず、それならばと引き続き強気を装って、触れそうな唇をあえて此方から軽く触れさせすぐ離れ、形勢逆転を試みて。とはいえ勿論此方も平気なはずもなく、赤ずきんの裾を引っ張り赤らんだ顔を隠して俯き。)
っ…え、…お前何やって…(楽しい、と言わんばかりに相手の反応伺っていたが、反抗するがの如く言い返してきたと思えば不意に唇へ柔らかい感触伝わって。人生で前代未聞の出来事にそれがキスだという事を理解するのに数秒かかり、漸く理解出来た頃にはすっかり頬朱に染めていて。動揺隠せず口元へ手の甲当てながらも相手が俯いている事が幸いだと思いつつ上記述べ。)
どう?逆に食べられちゃった気分は。
(未だ俯き赤ずきんの裾から手を離さないままでいるところを見ると此方もまだ顔が赤いままなのだろうが、それを確認する術はなく。口調だけは強気のままで形勢逆転と言わんばかりの言葉を紡いでは更なる相手の反応を伺いつつ、無意識に空いた手で己の唇をなぞるように軽く触れ。)
知らねーよ。(自分より遥かにか弱そうで幼顔の相手に出し抜かれたと思うと、羞恥と悔しさ込み上げてきて。冷静さ取り戻そうと深呼吸し再度観察するように相手へ視線向けては、俯いていてずきんの影に隠れて顔が見えず。言葉は強気に出ているがずきんの下はどうなのかと、俯く相手の頬へ両手添えては、強制的に顔上げさせようとして。)
っあ!ちょ、やめっ…!
(相手が両手を添えた頬は間違いなく熱を持っていて。そんな相手の行動に慌てて距離を取り制止を試みるも力で敵うはずもなく。ちょうどその時強い風が吹き、被っていた赤ずきんがめくれて脱げてしまえば、いよいよ白い肌が真っ赤に染まった顔が姿を現し、恥ずかしそうなそれでいてバツが悪そうな表情で視線を俯き気味に逸らし。)
自分からした癖に、顔真っ赤じゃん。(顔上げるのを慌てて止めさせようとするが、強い風が吹いた拍子にずきんめくれ肌が露になって。晒された相手の頬は真っ赤に染まり上がり、その表情は羞恥帯びていて。言葉とは裏腹な表情の相手に思わず表情緩めては上記述べ「意外と可愛いとこあんのな。」と言葉続けながら頭軽く撫でてやり。)
い、意外とは余計よ。
(とうとう自分にも余裕のないことがバレてしまえば羞恥心は更に増しまともに相手の目を見ることも叶わなくて。それでも頭を撫でる相手の手を制止することのない様子からすれば、どうやら嫌ではないらしく。とはいえ己の素直でない性格上、それを認めることも可愛らしく媚びることもできず、口調だけは相変わらずのままで。)
黙ってりゃもっと可愛いのに。(ずきんが取れてから羞恥からか此方へ視線向ける事もなく。抵抗せず大人しく撫でられているのにも関わらず、強気で返してくる相手へ揶揄する様に上記述べて。ふと相手の持つ籠へ視線落としては「つーかさ、寄り道してていいのか?」と首傾げて。)
(遅くなってすみません。最近忙しくてこれからも亀レスかも知れないです…)
……あ、やば!おばあちゃん!
(首を傾げて問われれば、漸く祖母のことを思い出し、口元に手を添えながら慌てて。何より祖母が優先だった己にとって、祖母のことが頭から抜け落ちること自体が珍しく、自分でも意外なほどで。とにかく慌てて帰らなければ、と赤ずきんを被り直すことさえ忘れ駆け出そうとするも、そこでふと何か思い付いたように動きが止まり、振り返って相手を見ては「ねぇ?狼さんって足速いのよね?」と確認するように問い掛け。)
(/いえいえ、お返事頂けて嬉しいです^^
分かりました、置きレスも3日以内でしたら大丈夫としておりますのでお気になさらず!気長にお待ちしていますね!)
>30
(/ご支援ありがとうございます!
嬉しくて涙が…(ほろり/←)
これからも応援してやって頂ければ幸いです^^)
おばあちゃん?(自分の言葉で思い出したのか、急に慌て始めた相手の姿眺めながら一口呟いて。長らく被っていたずきんを被る事すら忘れ走り出そうとした相手を他人事の様に観察していたが、思いついたかの様に脚力について問い掛けてきて。「さあ?走るの嫌いだからよー。」と焦っている相手とは真逆の間延びした調子で応えては、暖かい陽の光に眠気覚えたのか一つ欠伸漏らして。)
(/ありがとうございます;
なるべく一日一回は返すようにはしたいと思ってます…←)
>30(支援ありがとうございます!)
私よりは速いはず!…多分。
とにかくお願い、家まで送って…?
(つい先程出会ったばかりの相手の脚力など知るはずもないため全く根拠はないが、それでも自分よりは速いだろうと勝手な推測をし。他人に頼ること、甘えることは苦手だが、祖母のためとなれば話は別、この際担がれようが引きずられようが構わないと、珍しく素直に相手の服の裾を掴んで縋るようにお願いし。)
(/此方こそありがとうございます^^
くれぐれもご無理はなさいませぬよう…!)
多分って、お前なぁ…(極度な面倒くさがりな為困った様に呟きながらも、珍しく強気な態度崩し頼ってきた相手に心揺らいで。また此方の方が幾分か背丈が高い為、必然的に下から上目遣いの様に見上げられていて。思わず視線逸らしては「あー…反則だろ、それ。」と独り言の様に小さく呟き、「おら、乗れよ。早いかは保証しねーからな。」と相手に背向けしゃがんで。)
(/はい…!優しい言葉に涙腺が…←)
?…ありがとう、助かるわ。
(相手の呟きは耳に届かず少し不思議そうに首を傾げるも今は気にしていられなくて。それより此方の頼みを了承し背を向けてくれたことに対し微笑んでお礼を言い、おぶさって首に腕を回し、しっかりと抱き着く形を取り。家までの方向を説明しつつ、ふと「…あ、そういえば狼さん、貴方名前は?私はソフィ。」と、問い掛けと軽い自己紹介をして。)
(/あぁ!それは大変!
是非これをどうぞ…!(箱ティッシュ手渡し/←))
落ちたら置いてくからな。(首に腕回し背中へ乗る相手へ声掛けながらも、相手の身体の軽さに少し驚いて。人間を背中に乗せるなど初めてのことで、ましてや相手は女の子。自然と抱き着かれている様な状況に悶々としながら、それを払拭する様に家への道走って。ふとした相手の問い掛けに「あ、俺?俺はサムエル。」と若干走り疲れたのか息切れしながら告げて。)
(また遅れてしまった…(ぶわ/←))
サムエル、ね。
…ありがとう、サムエル。
(走るのが嫌い、という言葉とは対照的と言っていい程そのスピードは速くて。落ちないようにと抱き着く腕の力を強めつつ、息切れし始めている相手を労うように名を繰り返しながら素直にお礼を言って。そのうち小さな小屋が見え、「あ、あそこ!」と指差して示し、それと同時に相手を気遣って「上がってってね、お茶くらい出してあげるから」とぶっきらぼうに誘い。)
(/あわわ!お気になさらず!
来てくださるだけで十分です…!)
はぁー…、疲れた…。お茶くれ。(木々の隙間に見えてきた小さな小屋。その目の前まで辿り着けば落とさないよう相手の身体ゆっくりと下ろして。久々に走ったからか乱れた息整えるように深呼吸しつつ汗拭い。相手の言葉に甘え上記述べては、相手の祖母の存在すっかり忘れており勝手に玄関の扉開こうと取っ手に手かけて。)
(/早く返したいのに返せない…。ごめんなさい;)
(相手が取っ手に手をかけるとほぼ同時に、腰が曲がり、眼鏡をかけた白髪のお婆さんが扉を開き、焦燥しきった顔で「ソフィ!あんたどこ行ってたんだい!?」と飛び出してきて。それに対し、先程下ろされたため相手の少し後ろにいた己は、)
ただいま、おばあちゃん。
森に行ってたんだけど…そこのサムエルに送ってもらったの。
お茶でもご馳走するからおばあちゃんは一緒にリビングに行ってて?
(相当心配を掛けたのだろうと予想し、苦笑い浮かべながら上記を告げ、自分はキッチンと向かい。それを見送ると、安心しきったのか祖母は貴方に向かい、「ご丁寧にありがとう、サムエルくん。さあ、どうぞ、上がってちょうだい。」とおぼつかない足取りでリビングへと案内し。)
(/全然大丈夫ですよー^^
ご無理のない程度で!
おばあちゃん出しちゃうと予想以上に文章が長くなっちゃいました…お気になさらず!←)
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