__良かった、誰もいない... ( 雲一つない晴天日和。授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると同時ガタッ、と勢い良く席を立てば真っ先に向かうのは屋上。目的地迄辿り着くなり恐る恐る扉を開ければ生徒がいないことを確認し、安堵の笑みを溢しつつ風で揺れる髪を抑え乍手摺に掴まって景色を眺め。 )