葵 2014-09-20 00:29:49 |
![]() |
通報 |
正直…
いや別に自慢とかじゃないんだけど、
叶わない恋なんてしたこなかったんだ
っていうか、ホントの恋も初めて
君を想うと胸が苦しくなるの
でも、君には幸せになってほしいって
そう思うから…
第一章 初めての気持ち
第一話 自己紹介☆
「あ、翼ぁっ!!おはよー」
「ゆいちゃーん!おはよーう♪」
私達は、この春高校生になりました!
村田 翼(むらた つばさ)
と申します(笑)
性格は明るさだけが取り柄なタイプ。
ぱっつん前髪で、顔はたっぷり見積もって
中の上。
と、ふつー女の子♪
「もー今日も10分遅刻ー!しっかりして
よぉ」
この子が親友の、佐藤 唯(さとう ゆい)
ちょー美少女でスタイル抜群!!!!
さらに、優しくてしっかり者な
自慢の親友なのです☆
「あはは…ごめん寝坊しちゃってさ」
「しかたないなあ…ほらっ行くよ!
学校遅れるでしょっ」
「あー!!そうだった!!!走れ~!!」
この時はまだ知らなかったよ
恋の苦しみも苦さも…
全部君が教えてくれたから、
君がいたから、
今の私がいるんだよ
第二話 1年3組
学校に着くとクラス割が張り出されていた。
「私、何組だろ?唯ちゃんと同じクラスが
いいなあ」
「そだね…。あった!あたしも翼も
3組だよ!!」
「うそっ!やったあ♪早く教室行こっ」
そう言って私と唯ちゃんは教室に向かった。
ガラガラ…
扉をあけると…うわっ!みんなこっち見た!
唯ちゃんパワー??
ヒソヒソ…
「ねぇ見て、あの二人!超かわいくない?」
「セミロングの方は美人系で、ぱっつんは
かわいい系…!どっちもいいな!!」
「ひえ~みんな唯ちゃん見てるよ!!
やっぱりすごいね、唯ちゃん♪」
「…翼って相変わらず鈍感だね」
「何で??」
「はぁー、もういいよ(笑)」
と、話していると扉が開き…
「よーし席につけ!高校生活最初のHR
始めるぞー!!」
すごく暑苦しい先生が入ってきた。
うわあ、いかにも熱血教師ってカンジ…
みんな、そそくさと席につきHRが
始まった。
このクラスは何人か同じ中学の子もいて
全員が知らない子って訳じゃなかったけど、
すごく新鮮でドキドキした。
「よし!!俺は成田 剛(なりた つよし)
だ!!柔道部顧問!!よろしく!!!!」
…ぷっ(笑)
イメージ通りすぎて笑っちゃった(笑)
あんな暑苦しい先生だけど、いちお奥さん
はいるみたい。
子供も、もうすぐ産まれるんだってさ。
…以上成田先生情報でした。
「じゃあ、次はお前達の事を教えてくれ!
出席番号順に自己紹介だ!!!」
1番の人から自己紹介が始まった。
……「磯部 勇斗(いそべ ゆうと)や!
元サッカー部!!
高校でもサッカーするつもりやし、
よろしくな!!」
お、関西弁!勇斗はサルみたいなヤツだな。
「田中 美咲です♪元陸上部!
よろしくね~♪」
美咲ちゃんかあ…。なんか、話しやす
そうな子だなあ♪
「原田 棗(はらだ なつめ)!
中学では、男子テニス部に入ってました!
みんな、よろしくな!」
「ちょっと翼!!棗君、イケメンじゃない?」
出た、面食い唯ちゃん。
まあ、かっこいいと思うけどね(笑)
……と、自己紹介は進んで行き、
入学式も終わり、高校生活1日目終了!
なんか雰囲気良いクラスだし、
楽しい一年になりそう♪
明日からも頑張るぞぉー!
※コメ返です!
椎野さん
読んでくださってありがとうございます!!
ホントですか!??
嬉しいです(*´∀`*)
まだまだ未熟ですが、よろしくお願い
いたします♪
第三話 美咲の好きな人
入学式の日の放課後…
「ねぇ!今日ちょっと一緒に寄り道して
から帰んない??」
美咲が声をかけてきた。
「いいね♪いくいく!!」
唯が勢いよく返事した。
「私もいくー♪」
私も便乗!
そして集まったメンバーは5人。
私、唯、美咲、
山田 葉月(やまだ はづき)、
斉藤 渚(さいとう なぎさ)だった。
葉月は、気が強くてちょっと女王気質な
タイプ。
渚は、小柄でかわいらしい感じで、
少しおとなしめなタイプ。
この五人で近くのファミレスに向かった。
「ねぇ!みんなは好きな人とかいるの?」
唯が訪ねると、葉月、渚が美咲の方を見た。
「あ、美咲いるんだぁ!!」
「だれだれ?教えてー><」
私と唯がすばやく食いついた。
「実はね、中学の時から棗に片想い
してるの」
私と唯はびっくり!
「うそっ!?狙ってたのに~
仕方ない。他の男で我慢しといたげる(笑)」
……唯、本気だったんだ(笑)
私も美咲に「応援してる」って言った。
すると葉月が
「じゃあさ、7月の体育祭で告白
しなよー♪」
と言った。
「いーじゃん!協力するよ♪」
と言うと、美咲は照れながら
「ありがとー><///」
と答えた。
私はこの時簡単に応援するなんて
言ってしまった事を、後悔する時が来る
なんて、想像もしてみませんでした
第4話 体育祭の取り組みスタート
高校生活にもだんだん慣れてきた
6月末…初夏
だんだん蒸し暑くなってきて、
制服も夏服にchange♪
うちの学校、夏も冬もセーラー服なんだ。
かわいいから、すっごく気に入ってる♪
そして、中間テストも終わり、体育祭の
準備期間へ突入!!
大体の高校は、体育祭と文化祭を一緒に
するんだけど、うちの学校は別。
今日から1週間は授業ないからラッキー☆
まず、今日の一時間目は種目決めだった。
「はーいみんな注目!種目決め始めるよ♪
自分の出たい種目に手を挙げてくださーい」
おぉ!さすが美咲。
リーダーシップあるなあ♪
「うーん…何に出よっかな。」
私は一応短距離には自信があった。
でもクラス対抗の全員リレーもあるし、
ここは100mで…
と一生懸命考えていると…
「翼!!あんた手挙げないから、
200mしか残ってないよ」
「え?あぁ!!!ホントだ…」
唯に言われて気づいた。
うそー!!体力もつかなあ…
まあ、手挙げなかった私が悪いよね
「唯は何に出るの??」
「翼、何も聞いてなかったの?
あたしは100mだよ」
「えぇ!!ずるい!!!交換しよぉ~」
「嫌に決まってるでしょ!
翼、足早いから大丈夫だよ」
「だって~(涙)」
「みんな静かに!!じゃ、係決めるよー」
残念ながら種目は決まってしまい、
係&リーダー決めに入った。
係には、得点集計、アナウンス、招集、
スターター、ゴールテープ…などがあった。
リーダーは、実行委員長、応援グッズ、
オリジナルダンス、リレーがあった。
オリジナルダンスは、うちの学校伝統の
競技で、クラスの縦割りで6つの団を組み、
三学年全員でオリジナルのダンスを踊る
というもの。
先輩に教えてもらったダンスをクラスの
みんなに教えるのが、オリジナル
ダンスリーダーの仕事。
リレーリーダーはそのまま。
リレーの順番を組み、みんなをまとめる。
実行委員長以外はそれぞれ三人ずつ。
「ねぇ唯。応援グッズしない??」
唯に声をかけてみた。
「うん、いいよ♪あ、美咲も誘お!」
ということで、唯、美咲、私の三人で
応援グッズを担当した。
実行委員長は勇斗。
さっき、すごく元気よく立候補してた(笑)
リレーは棗とその他男子二人。
オリジナルダンスは、葉月と渚だ。
二時間目。係、リーダーごとに話し合い
があった。
「どうする?応援グッズと
クラスTシャツ」
私が聞くと、
「団カラーは青でしょ?ならプリントは
オレンジとか黄色が映えるよね」
美咲が答えた。
そう。団にはそれぞれ色がある。
三組は青団だ。
「グッズはうちわがいいなあ。
暑いしね!」
「そだね。そーしよ♪」
グッズはうちわ、Tシャツのプリントカラー
は、オレンジに決定した。
デザインは唯がしてくれるみたい♪
と、一日目は話し合いで終わり、
明日から本格的に練習が始まる。
頑張らなきゃ!!
※コメ返です
椎野さん
なかなか小説って難しいですね(´^`;)
思い通りに進まなくて…
面白い展開になるといいんですが((
長編になりそうな予感です…
最後までお付き合いください!笑
第五話
朝8時15分。
すごくいい天気で、雲ひとつない空。
「今日は暑くなりそうだな」と、
心の中で呟く。
唯は、今日はひとつにまとめた長い髪
を揺らしながら隣を歩いている。
あ、いいな可愛い。
明日は私もアップにしよう♪
なんて考えながら歩いていると…
ドン!!!
「いったあー!!!」
頭にサッカーボールが直撃!!
目に涙を浮かべながら、ボール拾う。
チクショー誰!?こんな朝っぱらから
校門前でサッカーボール蹴ってるバカは!??
「ごめん!!大丈夫だったか??」
そう言って駆け寄ってくる男子生徒…
身長は175くらいだろうか?
整った顔立ちで、ブラウンの髪を
ワックスで少し立てている。
一言で表すならそう…チャラ男。
うちの学校は学年によって名札の色が違う。
赤…ってことは同い年だ。
藤村 純平(ふじむら じゅんぺい)
これが彼の名前らしい。
「大丈夫…。こっちこそよそ見してたから」
ホントは全然大丈夫じゃないけどね。
でも文句言うのもめんどくさいから
とりあえず笑顔で返しておく。
「ホントごめんな!」
そう言って走り去る純平…
はあ…朝からついてない…(涙)
ヅキヅキする頭を抑え、教室に入る。
「あ!翼、唯、おっはよー♪」
美咲が私達に気付き、声をかける。
黒板の前には、渚、美咲、葉月、
西村 光(にしむら こう)いた。
光は渚の幼馴染みで、身長が165cm
しかない可愛い系男子。
そして、黒板の前で何をしていた
のかというと……
大縄跳びである。
唯はポカンとソレを眺めている。
高校生にもなって、教室で大縄跳び…
呆れながらドアの前につっ立っていると、
「おすっ」
そう言って肩を軽く叩かれた。
振り向くとそこに立ていたのは…
「あ、棗っ!!」
この爽やかボーイめ…
美咲の目がハートだよ(笑)
てか、縄跳びひっかかってるし…
これじゃ、棗は美咲の気持ちに気付いて
そうだな…
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなり、みんながリーダーの
周りに集まりだした。
今日はダンスとリレーの練習みたい。
ダンス……そう実は私、ダンスのセンス
ゼロなんです(涙)
もうみんな踊り初めてる~><
私やんなきゃっ
一生懸命みんなの真似をして踊ってると、
光がこっちにやって来た。
「翼ちゃん全然違うよ~
腹踊りでもしてるの??(笑)」
「はい???」
真面目に踊ってたのに相当ヒドかったのか、
光に笑われてしまった。
てか、腹踊りとはなによあのバカっ
心の中で悪態をつきながらも、
光のアドバイスを受け頑張る私。
「こう??」
「違うよー、こうっ」
「何が違うの~(涙)」
「まったく違うよー」
……私、このままで大丈夫なのかな(笑)
道のりは厳しいです…。
|
トピック検索 | |||