望月 千歳 2014-09-20 00:00:46 |
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別にー。何も言ってないよ。(相手に言葉は届いていなかったようで、どこか安堵しながらフイッと顔背け。)はぁ?よ…余計なお世話。(外に出れば手を引かれるままに歩き出し。耳元で囁く相手の言葉に不満そうに反論するも図星で。)あたしは別に何でも。李玖の食べたいモノでいいよ。…何言ってんの、ってか声デカい。(照れ隠しに視線を逸らしては、制服の袖で相手の口を塞ぎ。)それに、あたし大した料理作れないよ?
たまには幼馴染の料理食べてみたいなぁって思っただけだよ。だって千歳は料理出来ないでしょ?
(と、一応料理が出来ると言う相手の言葉にかなり驚き、ふと相手の額と自分の額を合わせる。「あれ?熱ない..いつからそんな女子力あげてんだよ⁉じゃあさ...作ってよ‼」と照れ隠しに自分の頭をかきながらお願いをする。「取り敢えず買い出しだ。」千歳と手は握ったまま、行き先をスーパーに変更する。
うっさいな、あたしが女子力低いのなんて幼馴染みのアンタはちゃんと分かってんでしょ。(「なんでそんなに驚くのさ、失礼な。」と機嫌を損ね。額同士を合わせられればそこだけ熱を持ったように熱くなり。参ったというように己の手を添え。「仕方ないな、じゃあ作ってあげる。」相手にお願いされれば、フフンと鼻高々に言ってのけ。「で、結局のとこ李玖は何が食べたいわけ?あたしが作れる料理なんて、頑張って精々パスタくらいだよ?」相手の顔を覗き込むようにして問いかけ。)
ほんとはハンバーグって言いたいとこだけど、パスタが作れるならパスタにしようかな♪そのかわり美味しく作ってよ⁈
(相変わらずだなぁと思うとふとクスッと笑えば、2人でスーパーで買い出しして、再び家へと戻る。「なんか手伝うことある?」と笑顔で千歳の顔を覗き込む。「お腹減ってるからなるべく早く頼むよー」と言いながら、お風呂にお湯を張るために部屋を出てお湯を溜めながら「千歳は今日どーするの?」と問いかける。
ハンバーグ?アンタ、子供みたい。昔から好きだったよね、味覚変わってないなぁ。味は保証できないけど、頑張るだけ頑張ってみる。(ケラケラと愉快そうに笑えば、意気込むように小さくガッツポーズをしてみせ。)
ん、大丈夫。1人でできる。(家に着きキッチンで料理の用意を始めては「…多分。」と苦笑混じりに小声で付け加え。)え、今日?んー…別にどうする気もないけど。そう言えば家帰らないで直接アンタの家来たんだよね、親が心配してるかも。(慌てて母親に「今、李玖の家いる。」と手短に連絡すれば「向こうのお家に迷惑かけちゃダメよ。」と。何も感づかれなかったことになんとなくホッとしたり。)
変わってなくて悪かったな。料理作ってもいいけどケガだけはするなよな‼昔からちょっとだけドジるからな〜ってか親はなんだって?
(リビングのソファから千歳の台所に立つ後姿を見つめれば少しだけ微笑めば「なんか料理の出来そうなお嫁さんみたいだな」と声をかければ喜ぶように笑い、ゆっくりと千歳の後ろに立って抱きしめれば「料理うまく出来そう?」と問いかけて、「千歳が一時的でも彼女になってくれて嬉しいよ」と耳元で囁き。
怪我なんてしないしない。もう子供のままのあたしじゃないもん。アンタとは違うー。(舌を出して笑いかけては、カルボナーラを作り始め。)親?あー、アンタの家に迷惑かけないように、ってさ。お母さんってば何も気づいてなくてビックリ。まぁ、気づかれなくてよかったのかもね。…え?お嫁さんって…気が早いな。(抱きしめられては一瞬体を硬直させるも「まぁ、なんとか。食べられるレベルのモノは作れると思う。」と問いに答え。「…本当に、一時的にだからね?あたしがアンタを好きになるかどうかは分かんないよ?」とボソボソ言い。)
相変わらずのツンツンぶりだな。俺のこと好きじゃないなら無理しなくても大丈夫だぞ。
(そういうと頭を撫でてから「お!美味そうなカルボナーラ出来てる!」一回顔を覗き込めば「すごいじゃん!」と褒める言葉を言えば、早く食べたいのかイスに座り、子どものように足をバタバタしながら待っている。「千歳のお母さん俺たちの事どう思ってるんだろうな?」と気になることを相手に問いかける。
別に無理はしてない。…撫ですぎ、いつまでも子供扱いしないでよね。(唇を尖らせ相手の手を頭から払い。)
あたしにかかればこれくらい朝飯前だよっ。(作り始めた時とは違い、自信満々にピースサインをしてみせ。)はいはい、今持ってくから。(2人分のカルボナーラを食卓に運び。足をバタバタとさせる相手の行動に可笑しそうに笑い「だからアンタは子供なんだよ。」と。親の話題を出されれば「んー?ただの幼馴染みとしか認識してないと思うよ、お父さんもお母さんも。付き合ったって知ったら驚くんじゃないかな。」と率直な意見を述べ。「いただきます。」と手を合わせカルボナーラをフォークに巻きつけ。)
悪い悪い。もう子どもじゃないもんな‼確かにきっと驚くと思うな!だって俺とお前だもんな〜兄妹とくらいしか思ってないかもな?
(などと会話しながら相手の顔を見れば喜んで、食卓に今出来上がったカルボナーラの姿を見れば「いただきまーす!」と大きな声で言えば、「え?果てしなく意外に美味い!」と驚く。口にはソースがついているが全然気づきもせず、「千歳〜あーんしてくれないの?」と意地悪なお願いをすればクスクスと笑っている。
意外にって…一言余計。あーもう、ソース付いてる。…これじゃ恋人同士っていうより、お母さんと子供みたい。(どこか不満そうな表情をしてはティッシュで口元を拭ってやり。)「してくれないの?」とか言っといて、どうせやらせるんでしょ?(幼馴染み故に相手の性格はよく分かっているのか「本当、狡いよね。」などと言っては、片手でテーブルに頬杖をついたまま今しがたフォークに巻きつけたカルボナーラを相手の口元へ持っていき。仏頂面で「あーん。」と言い。)
全然狡くないですよーっていいながらくれるんだね。でも仏頂面で全然気持ちこもってない!
(などとブヅブツ文句は言うものの、カルボナーラが美味しいせいか、顔は緩み、「千歳も食べるか?ほら、あーん?」とフォークで巻きつけたのを相手の目の前に出せば食べるのをニコニコ待っている。それと思い出したように「ごはん食べたらDVDでも観るか?この前借りてきたからさ。」などと提案し急いでカルボナーラを食べる。
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