猫柳 2014-09-19 02:02:11 |
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(行く途中に聞こえた相手の言葉に、うるせぇな…。なんて思いつつ、ぴったりなサイズの服はないかと漁ってみる。ようやく見つけると居間へと行き、小さい相手を見下ろしながら「ほらよ。俺の下がりで悪いが、ねぇよりはマシだろう」と服を渡し。)
_ああ、ありがたいよ。
(居間で相手が来るのを待っていれば子供服を持った相手が居間に入ってき。顔を上げて相手を見上げれば渡された服を手に取り、早速着替えたいのだが相手は見ている気なのだろうかと無言でチラリと視線を向けて。)
(取り合えずその場に座り着替えるのを待とうとするのだが、何か言いたげな相手の目の意味がよく分からず首を傾げる。そして今更ながらに察すると「あ、悪い」と背を向け、こいつも男だが、そういうところはやはり気になるのか。なんて考えながら着替えが終わるのを待ち。)
別に構わないけど、見たって面白くないだろう?
(男同士という事もあり見られるのに抵抗はないが、見苦しいものを見せてしまうだろうと背を向けた相手に上記述べ。とりあえず着ていた服を脱げば相手から借りた服を着始め「ぴったりだ。」と袖に腕を通しつつ呟いて。)
あぁ。子供の身体を見て面白がるほど俺は変態じゃあねぇしな。
(背中に投げかけられた言葉に頷きながら同意し、ぴったりだという呟きが聞こえると内心安心すると「着替えたら言ってくれ」と、学帽を深く被り直しながら。)
君が変態だったら僕はここまでついてきてないだろうしね。
(変態という言葉にクスリと笑み零せば、そんな危険人物だったら大人しく着いてこないと口に出し。ズボンも履き軽く整えれば言われた通り声を掛けようとするが、普通に言っても面白くないなと相手の背から顔を覗かせてみて。)
だが今のお前なら、チェリーで釣られて変な奴について行きそうな気がして怖いぜ。
(中身こそ変わっていないものの、万が一ということもある。まるで父親の気分である。なかなか声が掛からない為不思議に思うが、背後から顔を覗かせていたことに気がつくと、思わず薄く笑みをこぼし「ん、もう大丈夫そうか」と相手に身体を向けると、何となくぽんぽんと頭を撫で。)
心外だなあ。僕はそこまで単純じゃないさ。
(姿こそ変わってはいるが、中身までもが幼くなっているわけではないため怪しい人の判断くらいできると苦笑交じりに述べ。「ああ、本当は飛びついてみようかと思ったんだけど後が怖いからやめたよ。」此方を向いた相手から撫で受けつつ思っていたことを口に出せば脱いだ服を綺麗に整えて。)
どうだか…だと良いがな。
(やはり気持ちは晴れないもので、依然心配しつつもそれ以上は何も言わないでおこうと。「少なくともビックリはするだろうが、さすがに怖ぇことはしねぇよ」相手は仲間であり、一人の幼児。さすがに怖がるようなことはしないと首を横に振って否定し、綺麗に整えられる服を見ながら「…で、どうしていきなりそんな格好になっちまったんだ」と本題に入ろうと。)
ちょっと心配しすぎじゃないかい?
(普段そういう事を言わない相手の言葉に物珍しげに相手を見れば軽く首を傾げ。「分かってるさ。冗談だよ冗談」否定する相手にそこまで短気でない事は分かっているため小さく笑って、整えた服を隣に置けば「ああ。それが、今朝散歩に出かけた時に見知らぬ人に声を掛けられて、栄養剤だと差し出された怪しい瓶を寝惚けてたとはいえつい受け取って飲んでしまったんだ。それでこのありさまさ。」と今朝の出来事を簡潔に話し。)
最近の奴はタチが悪ぃ。万が一ってことがあるだ……、悪ぃ、何でもねぇ。
(余裕そうな相手に、まるで子供に言い聞かせるように言うと、ハッと我に返る。おかしな奴だと思われただろうか。なんて考えながら謝罪をし。先ほど相手が言ったことが冗談だと分かると納得したように小さく頷き。「なるほど…薬の使用説明書とかは渡されなかったのか?」相手が急に幼児かしてしまったその原因を聞けば、言いたいことは山ほどあったが取り合えずそれはさておき、何か元に戻るための手がかりとなる物を探そうとし。)
ハハ、気を付けておくよ。
(まるで子供を心配する親の様な事を言う相手に、軽く吹き出してしまえば謝罪する相手に何故謝るのかと小首傾げ。怪しげな物に引っ掛かった自分に自嘲気味に苦笑すれば「いや、特になかったと思うが……」と今朝の事を曖昧にしか覚えてないため首を捻りつつ考え、視線を斜め下に向けて呟く様に前記述べ。)
あ、あぁ。
(自分らしくなかったか。なんて思いつつ、一つ咳払いをしては曖昧に返事をして。他には特にない、と聞くと、そうか…と小さく唸り、「しかしお前が騙されるとはな……花京院、お前さえ良ければなんだが、元に戻るまでは家に居ろよ」と一つ提案をしてみて。)
まあ、心配しなくとも返り討ちにできないこともないだろう。
(気を付けるとは言ったが実際こんな男に何かしようという輩はいるとは思えず、仮に物好きな輩がいたとしても大人しく連れて行かれたりするほど弱くもないと上記述べ。相手の言う通り自分でも何故騙されたのかという事が不思議で、曖昧な表情浮かべれば「僕としてはとてもいい提案なんだけど、そんなことして迷惑にならないかい?」と相手に視線を向けて。)
返り討ちか…そこらのチンピラが相手なら、もしかしたら今のお前にもできるかもしれねぇな。
(あれこれと心配していたが、相手と同じ考えに辿り着くと上記を述べながらその様子を思い浮かべ、恐ろしそうに微かに眉を顰め。「別に大丈夫だ。おふくろもきっと快く迎えてくれるだろ」相手に視線を合わせると全く気にしていないように返し。)
だろう?流石に承太郎相手だと無理だろうけどね。
(相手の表情に小さく笑い漏らせば、大体の人は返り討ちにできても相手のような人は無理があるだろうと付け足して。「それなら、お願いしようかな」気にしていない相手に提案を受け入れる事にしては、今更ながらに低くなった目線に違和感覚えクルリと周りを見回して。)
だな、スタンド使いはちと厳しいだろう。そうならねぇためにも一人で無闇やたらに出歩くんじゃねぇぞ。
(自分と対等、或いは強い奴なんて沢山居る。もし一人のときにそんな奴等と遭遇してしまえば危ないと判断し、注意をして。「あぁ。…、やっぱり目線も低くなると、見える世界っつーのも違うのか?」辺りを見渡す様子に、何となく相手の思っていることを感じ取ると首を傾げながら尋ねて。)
ああ、なるべくじょ…誰かと行動するようにするよ。
(相手からの注意を受け、相手といれば安心かと述べそうになるがずっと一緒にいるのは迷惑でしかないだろうと言い直して。「そうだな。物が大きく見える。それに承太郎、君なんて今の僕からすれば巨人のようだよ」尋ねられたことに冗談添えて返せば相手の近くに寄って。)
…?あぁ、是非そうしてくれ。
(何かを言い掛けた相手に不思議そうに目を瞬かせるが、取り合えず相手の言葉に頷いて。物が大きく見える、そう聞くと自分もぐるりと見渡してみるが、やはり自分には分かるわけがなく。「巨人の世界と言ったところか。…なら、お前は俺から見ると小人だな」とフッと笑って相手を見おろし。)
そういえば、ジョースターさんはどこに?
(誰かと行動するとなるとスタンド使いの中では限られてくるため相手以外の人が近くにいるかの情報を聞き出そうと問い掛けて。「そういうことになるね。…僕は承太郎の子供の姿が見たかったよ」相手が巨人となると己が小人になるのは理解できるが、多少不満はあるのかポツリと後記呟いて。)
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