ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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>朝夜
鬼でも何でも、生きてるなら世のルールに従うのは当然のことだよ。それに、その体は朝夜のだ。朝夜は立派な人間なんだ。都合の悪い時だけ鬼になろうだなんてこと、僕はさせない。
(まるで癇癪を起こしたような子供のように怒る相手。その頃にはすっかり自分の冷静さも取り戻していて、一つ呼吸を置いて相手をまっすぐ見据えると上記。睨む、ではなく真っ直ぐと相手を見つめる。そこに怒りや苛立ちはない。ただ相手を、真っ直ぐ視界に捉えていて。しかし不意に背に衝撃を感じるとささやかな声。その声に首だけ振り返ると、急激に体から力が抜ける感覚。自分が自分の意識を取り戻した時には、そこには友人の姿をした鬼も、自分の隣で不満そうに佇んでいた兄も、主を心配する二つの魂もなく。「-----これ、が」そこで漸く現の言葉を思い出す。地震の中にある稚拙な言葉で表すなら、ここは彼女の体の中らしい。状況を理解し、自分のやることを再度胸に確認して、意を決するために深呼吸。緊張と不安を息と共に吐き出し、やがて真っ直ぐ前なのか後ろなのかも分からない、けれど自分が向いている方向に意を正すと「朝夜っ!!僕だ!ヴィクトールだよ!!」と声を上げて。
「----おいっ!」咄嗟に意識の浮いた体を抱え、自分の胸元に引き寄せる。浮かんでいた二つの魂が消え、それに呼応するように意識の途絶えた弟。あの男の魂が耳打ちした内容からして、この中にはおそらく弟はいないのだと推察。空っぽ---否、あの魂が入っているか---の器を抱え、そして鬼の入った弟の友人の姿を一瞥し、そして弟が言った言葉を思い返す。「----俺がどんな思いでここまで生きて、どれだけ苦しいかなんてお前には関係のないことなのに。何故無駄に背負って行こうとするのか。---理解出来ない。本当に、本当に」目を閉じる弟を見つめ、独り言を呟くとその体をきつく握る。じっくりと見つめるほど、あぁこいつはあの時の、あの時自分が会いたいと願った"あの子"なのだと思い知る。捨てられた自分とは違い平和に暮らしてきたことが憎くて、ずっと殺したかった弟。そんな自分に優しさと安らぎをくれた、ただ一度だけであった少女。我ながら、どうして早く気付かなかったのか。「---自分の愚かさに反吐が出る。初めて愛を知った相手が弟なんて、笑い話にもならん」自嘲の意を込めてため息を吐くと、再び目の前に相手に視線を移し「---さて、どうする?」と尋ね)
(/よかったああああああ(´;ω;`)← 朝夜ちゃんの中にインスコなう← そして、過去にであった初恋の相手がまさかの実弟でしたという黒歴史バリバリ思い出し中のジークがおります← ヴィクターもヴィクターで何やら吹っ切れた模様←)
>2972,2974様
(/おお!ご新規様! お初にお目にかかりますー! えーと、実は主様が不在でして……参加許可&質問等々は主様が帰ってきてから、となってしまいます……)
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