霞 2014-09-10 16:44:43 |
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っは、今更――
(ずっと求め焦がれていたのは、たった一つの言葉。お互いが虚しくも繋がることのない相手を想い、依存し合ったあの日から、鈍い空気と共に纏わりつく時間は止まったまま動かず。――そう思っていたのに。「……俺は、もう……」あの頃の己ならば。どんなに心無い言葉だろうが、伝える相手が己ではなかろうが、それでも歓喜に震え、募り募った気持ちを相手へ押し付けただろう。自分にとって相手への気持ちは、それだけ揺るぎない物だったのに。「……ごめんな。」止まっていた筈の時間は、ゆっくりと、けれど確実に動き出していて。流れ落ちた熱は、冷たく冷やされやがて消えていく。初めて見る表情に、切なさ以上の自己嫌悪が込みあげれば、思わず目を逸らし。瞳に溜まる水滴は、情けなくも見ないように、と小さく零れた謝罪の言葉で誤魔化して)
一言が言えない
今だけでいい 私に勇気を
" ――あのね "
言えてよかった。
ありがとう、愛してました。
例えば君が世界ならば
愛する事は許されたかな。
側にいてとか、必要だからとか。
後から貼り付けられた虚像に
惑わされるのはもう止めた。
変わらないんだよ、お前も。
お前が好きだった、俺、も。
暑いっていうか
この部屋には思い出が多すぎる
その唇は今夜もあの子に触れる
誰かが鼻歌であの雲の向こうまで
笑い飛ばしてくれますように
いや?霞に会いに来た、のかも?
かすみじゃねーよ!って言わないの?
あれ可愛いから好きだったのになー。
だからか?自画自賛みたいなもん?笑
分かってる。その為だから。
確実に俺が悪いからな、なんとかする。
じゃあ、お暇するわな。
もう過去に囚われなくていい。
あいつの事は忘れなさい。
びびんなよ、真っ直ぐに。
それが俺の大好きなかすみちゃん。
一途で不器用な、俺の弟分。
元気でな。
俺じゃ、俺達じゃど-にも出来ないけど。
頼んだ長男。
分かってる、いい加減進むから。
次に、前に、な。
かすみじゃね-よ、かすむな。
煙草臭いバカ兄貴。
お-。
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