夜木沼 司 2014-09-06 21:42:07 |
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ぐっ…
(相手が自分の首元から口を離せば、ふらりと倒れかけるがなんとか持ちこたえて、口を拭って頬を緩める相手に「それはどうも…」と言って、静かに尋ねてくる相手に「いや、あまり痛くない…」と首元をさすって
……ん。
( 少し離れた所に立っていると腕を組んで苦笑い。「それなら良かった。」呟くと満腹になった己の腹を摩りつつ物足りなさには首を振って。「…おま…日向は、何処から来たんだ。」ちらりと雨の降る外を窓から横目で見ながら。)
俺は…街から来ました…
(雨が降る外を見ながら問いかけて来る相手に上記を述べて、「暇だったから森を散歩してたら迷ってしまって、ついには雨も降って」と散々だったことを知らせるように、「祈さん以外にこの屋敷には誰もいないんですか?」とふと気になったことを問いかけて
(今日はオチます!お相手感謝です!
街……。
( 街に出たのなんて何年も前の話で、次ぐ彼の言葉に散々だったのだと知らされれば「それで、私に殺されかけると。」申し訳無さそうにして。「一人だ。何十年もな。」人と住んでいた記憶は遠い昔のもので、はぁと溜息。)
( お疲れ様でした!)
冗談…ですよね?
(申し訳なさそうにする相手に冷汗を書きながら上記のように問いかけて、ため息をつく相手に「…寂しかったですよね…」と相手の気持ちを察するようにしていて、すると血を吸われすぎたのか急に意識が朦朧とし始め、ついには相手に倒れ掛かり
さあ、どうだろうな。
( 小首を傾げると意味有り気に喉で笑って。「寂しい…別に、そんな事もないが。」何十年も一人でいれば感覚も麻痺するものなのだ、遠い記憶思い出して頬を緩め、倒れ掛かる彼に目見開き「お、おい。日向、大丈夫か。」加減を間違えたか、内心舌打ちすると仰向けに寝かせ肩心配そうに顔覗き込み。)
冗談と言ってください
(小首を傾げながら喉で笑う相手に、必死な顔で上記を述べて「そうですか…自分だったら寂しくて死んでしまいそうです…」と自分だったらと考えるとそう述べて、仰向けに寝かせられるとうっすらと目を開き「すいません、体の力が入らなくて…」と力ない微笑みを見せて
言ってくれと言われて言った事なんて、詰まらないだろう。
( 傍らから椅子を持ってくると、彼の前で腰掛けて。「…そうか。……帰りたいか?」遠い街の賑やかな雰囲気を思い出すと、苦笑い浮かべつつ。「私の所為だ、すまないな…。」小さく頭を下げると頭の中で血を欲する己に嫌気さして。)
そういうもんですか?
(自分の前に腰掛ける相手に首を傾げながら問いかけて、苦笑いを浮かべる相手に「…正直心配です…祈さんがこのままどう過ごしていくのか」と相手の身を案じていて、相手が軽く頭を下げると「仕方がないです、吸血鬼なんですから」と心配させないように微笑みながらそう言って
そうさ。嘘かもしれないしな。
( 前屈みで彼の表情窺うと目を細めて。「……襲った奴の心配なんて、するな。」彼の優しさに眉を下げ、涙が込み上げる感覚に俯いて。「私は我儘だから、人の血しか飲まない。だからこんな事になっているんだ。」自分の過ちは分かっているのか、しょんぼりと。)
考えてみればそうですね
(相手が目を細めて言うと上記を述べて、「血、無いんですよね…?もう…」と相手の必死な様子からこのことが窺えて、「自分の血だったら吸っていいですよ」と相手が俯くと肩をぽんとたたいてそう言って、
嗚呼。そうだ。
( 何度嘘を吐いてきただろう、考えては淋しさから眉を寄せて。「…また、取りに行けば…。」それは人を更に傷つけるという事でもあるのだ。「Σ…で、でも。」肩を叩かれると次いだ言葉に首を振って。)
…?どうかしたんですか?
(さみしそうに眉を寄せる相手に具合でもわるのかと思って問いかけて、「それって他の人が傷つくってことですよね…」と言うと首を振る相手に「だったら自分だけを傷つけてください、自分の血だけを吸ってください、それで貴方の糧になるなら自分は傷ついてもいい」と真剣な眼差しで述べて
なんでも無い。気にするな。
( 慌てて普段の顔になると緩く首を振って。「…っ…だからと言って、お前だけを傷付ける訳にはいかないだろう。」目を逸らすと此方も真剣な表情で告げ。)
そうですか…辛かったら言ってくださいね?
(緩く首を振る相手に心配するように上記を述べて、真剣な表情で告げる相手に「それじゃあ祈さんが衰弱していくだけですよ?」と言って「大丈夫、自分は体は丈夫な方ですから」と微笑みながら言って
…あんまり、優しくするな。
( 優しさに慣れていない彼女は彼の優しさに耐えられないのか、首ふって。「其れは……。」確かにその通りだ、と口を噤み「本当に、良いのか?」不安気に彼見詰め。)
どうしてですか?
(相手が首を振れば問いかけて、口を噤んで不安げに見つめる相手に「大丈夫です、自分を信じてください」と相手を抱きしめて
人は、信じない事にしてるんだ。
( ぼそり、小さな声で彼の問いかけに告げると再びフードを深くかぶり直しバツが悪そうにして。「Σわ…っ。」驚き押し返そうとするものの、急な事に体が動かず固まって。)
どうしてですか?
(相手がフードを深く被ってバツが悪そうにすると「何かあったんですか?」と問いかけて、相手の体が固まると「あ、すいません…」と離れて
どうせ、裏切られるんだ。
( 俯き、彼の体が離れると安堵した様な淋しそうな表情で呟き「私に殺されるかもしれないんだぞ?」此方から一歩詰めると、彼を見上げ脅す様な言い草。)
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