化け猫 2014-08-28 00:13:03 |
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……喜んでくれた?
(鈴は首輪に付ける程度だから小さいがそれなりの鈴の音なため、チリンチリン、と鳴るようならうるさいと咎められてもおかしくないレベル。しかし鈴の効果あってか機嫌が晴れたことで良かった…と胸を撫で下ろす。「黎チャンのお陰で出来たんだよ?」とにっこり笑って目線を合わせ頭を撫で「ありがとうね?」と作り手側からきちんと礼を述べれば相手の笑顔にそれはもう癒されて)
うん、ずっと付けておく。これ絶対無くさない…宝物。
(これだとかくれんぼしてても、迷子になっても直ぐに見つかっちゃうな…なんて思っていると相手に頭撫でられて、何時もの事なので無反応と思いきや目が合うと見開いて少し頬を赤くするが首をブンブンと振って誤魔化して。もう一度首元の鈴を指で弾いて鳴らすと幸せそうに笑み浮かべて相手との距離が近いのをいいことに思いきり首に手を回して抱き着くと「ディオはお礼言わないで。それから…さっきは、ごめんなさい……」と後半涙ぐんだ声で呟くと やっと言えたと緊張感が一気に解けたのか体の力抜けて相手に縋るようにもたれて)
ん。俺の念もかな~り入れておいたから何処に行っても必ずすっ飛んでいくから。
(遠距離迷子だとしても察して直ぐに飛びつく、なんて本物のストーカー行為に属してしまいそうであやふやではあるがこれで少しでも相手に近づいたのかなと思うと安堵して。するりと伸びた相手の腕が首にかかるとか弱くて折れてしまいそうだと、相手の腰に手を回し自分へと引き寄せる。
「謝る黎チャンも悪くないね」とおどけた様子で口元綻ばせ、力なくもたれる相手を更に引き寄せ。まるでずっと一緒に居たい、これこそ恋人以上の感情に似た身体の密着に目を細め、さらさらと相手の髪を梳くように撫でて)
それは嬉しいけど、やり過ぎはダメ…ディオ、ストーカーになっちゃう。でもそれ以前によっぽどのことがない限り離れない
(嬉しい半面どこに居てもずっと相手が近くにいると思うと若干顔引きつらせるが相手がストーカー並にならないように自分から近づこうと決意して。だが自分もあまりくっついてると逆に自分がストーカーになっちゃうな…なんて思いながら苦笑い浮かべて。相手に引き寄せられると首に腕を回していた手を離して相手の腕の中でモゾモゾと動けば襟元の服を掴んでまるで心臓の音を聞くように体を相手に預けると「''ありがとう”と''ごめんなさい”はちゃんと言わないとダメって本に書いてたから…」と呟いて)
俺は黎チャンにだけストーカーだからいいの。……よっぽどか…絶対ない、と言い切れないのは悲しいな。
(夜道でも迷路に迷い込んでも必ず後ろを付いて歩くくらいの熱意でドドンと相手だけのストーカーになると言い切ってしまえば、段々熱も冷めて逆に恥ずかしくなり頬をほっこり染めて。もぞもぞ動く相手との密着感には次第に心臓の音が、生きている音が早まっていき。
「……ん、偉い偉い。ちょっとずつ成長してく黎チャン、すっごくかわい」ともうこれみよがしに、ぎゅうぎゅうと腕の中で相手を抱きしめ、最終的には頬ずりまでしようと頬寄せて)
私だけって前は私以外の人のストーカーもしてたの?私以外の人と関わってたの?ディオは私だけじゃないの…?
(相手の言葉に引っかかると自分から顔近付けて不安というより嫉妬に近い表情で問い詰めて。相手の鼓動が高鳴るのに気づくと嬉しそうな表情で笑み浮かべていて。「私、成長したの?…自分では何もわかんないから気づかなかった。」と何処か寂しそうな顔でしがみつくように抱き着いて自分から頬に擦り寄って足りないというように相手の肩に顎のせると相手の翼が目に映り無意識なのかわざとなのか片手で軽く掴んで若干執着心が芽生え始めて)
……うーん…あんまり覚えてない。同じ悪魔の女の尻追いかけても結局俺がビンタされてそこでオシマイ。
(こんなに突き詰めるだなんて相手らしくもないと感じながら、ストーカー云々というより昔ナンパしてた事実は隠しとおせないと思ったのでさらりと素直に発言し。しかしどちらかといえば嫌われていたと自白すると苦笑混じりに笑んで。「毎日少しずつ成長してる。成長の流れは悪魔と違うからもしかすると早いかもな」なんて紡ぎながら翼に手を伸ばしてること全く気づかず、翼にも神経があるので掴まれた瞬間に全身に電撃が走ったかのようにびくっと身体を震わせて)
やだよ…私、1人は嫌だよ…他の人の名前も、何も聞きたくない。
(記憶の欠落の何かを思い出しかけたのか頭を抱えて相手の過去の話を聞くのを嫌がってシワが出来るほど強く服を握りしめて自分は1人ではないと必死に自分に言い聞かせて、カタカタと震える度に鈴の音が鳴り響いて。自分は相手しか知らないのに相手は自分以外の人も知っていると思うと酷く顔歪ませていて。翼を掴んだ途端に体を震わせる相手に慌てて手を離して「ごめんなさい…」と嘆いて)
1人にはしない……寧ろさせない。……ああ……黎チャンだけが俺の全て……。
(自分の過去話に華を咲かせたつもりはなかったのだが相手の様子を察して、しまったと下唇を甘噛みし。強制に自身の発言を訂正した言葉は穏やかな声音から一変した深く重い低音な口調。自分よりも震える相手を宥めようと、するり頬に手を添えて相手の耳元で囁き。
「いいよ。黎チャンになら俺の全部あげたいくらい…ちょっとビックリしただけだから」と、慣れればそれ程な感覚でなくなるから触り放題を許可し、翼に少し力を入れて開きバサバサと動かしてみれば「このまま空の散歩も面白そうだね♪」といつもの調子で笑って)
私だけ……。そうだよ、ディオは私の、私以外の奴は私が消す、から…ずっと一緒に居て…?
(何時もと違う声にゾクリと肩を震わせて自分だけという言葉に口角上げて相手の手が自分の頬に触れるとふにゃりと笑って相手の手に擦り寄って喉鳴らして甘えて。知らぬ間に相手への執着心が強くなっていることを自覚すれば自分自身に苦笑い浮かべて。翼を動かすのを見ると獲物を狙うような目で見ていて。「空の散歩したい」と呟きながら真顔で翼を目で追っていて)
勿論。……愛しいキミと一緒に居られると思うと……凄く熱くて……凄く嬉しいな。
(擦り寄る仕草に全てが愛おしくずっとこのままを心の中で願う。触れ合う時間が長ければ長いほど胸の鼓動は速さを増すばかりで、瞬間瞬間に相手の様子が少しずつ変化の兆しを見せていくと同時に心が爆発したような感情が湧いてくる。
「ちゃんとぎゅってしてないと落っこちるからな?」片腕で相手の腰に手を回したまま抱きしめると、何故か玄関からではなく部屋の窓を全開にし足をかけて一気に上空へと飛翔し、一定の高さまでくればゆったりと翼を羽ばたかせ)
私も、嬉しいよ…頬っぺたも熱い…
(擦り寄っていた頬をわざと押し当てて体温教えて幸せそうに笑み浮かべて。相手に片腕を回されて抱きしめられると急に窓から飛ぶ相手に慌てて首に腕を回してしがみつき半泣きになりながら肩に顔うずめて「待って待って!止まって、まだちゃんと捕まってないの…!」とかなり焦った表情であまり空を見ないように相手を見て足をバタバタと動かして)
なんだろ……ただの 好き ってやつと…少し違うっぽい。
(ぷにぷにほっぺにふにゃりと変態チックな笑みを浮かべ、この感情はいつものスキスキだけじゃない感情とも言えると自分ながら不思議に感じて。必死にしがみついている姿を支えるように悪魔の尾が相手の体に命綱みたいに絡まり安心を与え。
「大丈夫。残酷悪魔は落としてから拾う遊びもあったけど俺はそんなことしないから」と意地悪っぽくからかうと安定した飛行で空を優雅に舞い)
好きじゃなくて、パートナーじゃないの…?
(好きという感情を今ひとつ理解してない為自分も薄々感じていた感情を不思議に思っていたがいつしか相手に言われた大事なパートナーという言葉を思い出してこの感情もパートナーになったらもれなくついてくる感情なんて勘違いしていて。自分に巻き付いた尾をみればキツくしがみついた手を緩めて正面を向くと地上では見れない景色に目を見開いてつい魅入ってしまい)
好きとパートナーは同じくらいだな。……おっと、鳥だ。
(高低差があるわけではないが説明するのも何かと面倒と感じたので敢えて同じくらいと表記しておいたほうがわかりやすいと思ってそうして。もう少しこの世界に慣れたら長い説明もありかもしれない、そんな流れに身を任せていれば前方に鳥の群れ、おそらく渡り鳥であろう集団が一斉に空を飛んでいて。
「…鳥と並ぶってのもたまにはいいな」と小さくぼやくと、言いながら群れの一員になったように近くで同じ速度で飛んでみせ)
パートナーって言う方がかっこいいと思う…好きって言葉は、しっくりこない…かな。
(同じくらいならパートナーと言った方がカッコよくていい、と思えばこれからもディオは私の大事なパートナーと改めて心の中で呟いて口角を密かに上げて。鳥の群れに気づくと少し恐怖心があるのか相手の胸元に半分顔を埋めるが鳥と並んでいるのに気づくと触れてみたい衝動に駆られて相手に顔近付けて「あの鳥、触ったら怒るかな…」と好奇心と悪戯心が混じった眼差しで問い掛けて)
でもま、俺は黎チャンのこと「愛」で包んでるけどいつも。
(格好良いならそれでいっかと適当に相手の言うとおりに流せば自分は 好き よりも 愛 だと恐らく言葉の並びからして意味不明な事を言ってると自覚しながらも、これに関しては貫き通すつもりで。
「飛んでるときに手をだしたら集団で襲い掛かって俺の羽に穴があいて……墜ちてもいいなら触っていいよ」と好奇心かつ恐ろしいことを普通にさらりと言ってのけ相手の反応を待ち)
愛で包まれてるの?いっつも包まれてたの?…なんかそれは嬉しくない、こともない。
(愛という言葉に少しくすぐったさを感じつつ同時に嬉しさも増すとはにかんで相手の耳元に顔を寄せると「それじゃあ私も…ディオよりもっと大きな‘‘愛”とやらで包むよ」と愛の意味をあまり理解してないが上機嫌で囁くと悪戯で耳朶をちろっと軽く舐めてみて。相手の恐ろしい言葉を聞くと段々顔を青ざめるが悪魔の翼に穴なんて空くのかな…とまた変な好奇心が湧くも大事なパートナーが傷つくとこなんて見たくもないと思えば言葉にしない代わりに先程貰った首飾りを強く握って鳥を見ないようにキツく抱き着いて密着して)
毎日毎日包んでるよ~♪
……素直に嬉しいって言ってくれたほうが俺は嬉しい。
(渡り鳥の群れが方向転換したのをキッカケに住宅街のどこぞの家の屋根に降りようとしながら、羽ばたいていく群れを目で追いつつ「俺より大きな愛!?そりゃあ楽しみだ」と嬉しそうに笑んで。
途端、耳朶に舌のざらざらした感触にゾクリとし「…あのさ黎チャン、俺のお願い聞いてくれない?」とふと相手にここぞとばかり尋ねてみて。くっつけばくっつくほど体の熱が火照っていくような気がして、そのうち愛が爆発するんじゃないかと考えつつも理性を保ち屋根の上にそっと着地して)
じゃあ、沢山包まれた分、倍にして返さないとね…?楽しみにしててね?
(少し生き生きした声で呟くと次第に鳥の声が遠退くことに気づくと少し顔上げて遠くに見える渡り鳥に‘‘バイバイ”と心の中で述べると肩に顎のせて首に擦り寄って。ふと地上に降りてきていると感じればさりげなく下を見ないようにして屋根に着地してまだふわふわと浮いている感覚が残っている為相手の気持ちも知らず腕にしがみついて「ディオの願い…私に出来ることならやるよ?」と相手の願いを快く受け入れようとジッと見つめて)
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