夜明けの空と蒼の海【非募集】

はい、いつでも帰ってきてください。私はここで待っています（戦場へ向かう覚悟を背負う相手の背中は今までで一番大人びて見えて、ハッとさせられながらもその背中へと微笑みながら見送り


（別れのタイミングなので上のレス蹴ってしまいました。ご了承ください)

ありがとう、またね((待っている言葉に反応し振り返り笑顔で手を降ったあと再び背を向けて相手が見えなくなるまで走り去っていき鎮守府につくと司令官の話を聞きいざ戦場と言う形で

【了解です～、此処からが本番ですね←】

行ってしまいましたか…全く慌ただしいですね（走り去っていく相手の背中が見えなくなってしまえば、ふぅと一つため息をつき小さく苦笑浮かべてみせては家の中へと戻り


（ですね。今の暁ちゃんが沈むのは悲しいですけど新しい展開が楽しみです←)

…まさか、海未お姉ちゃんのいる海域で出現とは…ね((出撃したは良いもののまさか相手のいる町の海域とはわかってなかったからかちょっと複雑な気がしたが目的の場所まで水面を走っていて

【甘えん坊からクール側に変わるのが悲しいですしね←】

暁は大丈夫でしょうか…、いえ、考えるのはやめましょう。今、戦っているとは限らないのですから（あの後、弓道場へと向かったがやはり相手のことが気になって仕方がないようで稽古に身が入らない様子でいて、悪い方へと考えてしまいそうになるが今頃は案外姉妹たちと仲良く過ごしているかもしれないといい方へと考えるようにしていて

そんな…聞いてないわよ…エリート艦が集まってるって…((その頃自分は艦隊を率いていたがあり得ないことにエリート艦が多くて勝ち目もなかった状況でありとりあえず撤退命令が来るまで戦っていて

結局全然集中出来ませんでした…（１日の稽古も終わり、思い返してみれば結局相手のことばかりを考えてしまっていて全く身が入らなかったことを反省していて、こんなに一人のことばかり考えるなんて一体自分はどうしてしまったのだろうと自分の中の得体の知れない感情に自問自答を繰り返していて

はぁ…はぁ…何で撤退命令が出ないの…きゃっ！((一日も戦っていたがまさかの撤退命令もなくほぼ艦隊は中破していて自分は運悪く大破していてもし撤退命令がでない場合相手に会えないと考えていると敵の砲撃がまともに当たりちょっとずつ諦めかけていて

【あげますね】

【あげます…】

駄目ですね、こんな日は早く寝てしまいましょう…（結局考えても今の自分の気持ちに答えなど出ず、どうにも何事にも集中出来ない今の状況に小さく溜め息零してはもう寝てしまおうと考えて

ははっ…帰るって決めたのにね…ごめんね((状況が悪化し自分は先程の攻撃を受けたため人間で言う死を迎えてしまい海の中へ沈んでいき「最後はちゃんと気持ち伝えられれば悔いはなかったのに」と目を閉じて奥底へ沈んでいき

【では、次の日から新しい暁で絡みに行きましょうか？】

…そんな、暁…（次の日の朝、相手のことが新聞に出てはいないかとチェックをしていればそこにあったのは相手の訃報を告げる文章で、彼女が沈んだ海域がちょうど自分たちの住む街の最寄りの場所であったことを知ればいてもたってもいられず家を飛び出して


（ですね。とりあえず海へ向かわせるのでそこで合流しましょう)

はぁ…司令官ったら…雷がいないからって私に頼むことないじゃない((ちょうどその頃自分は海域よりちょっと離れたところを歩いていると紙を見ながらキョロキョロしていては前とは全然雰囲気も変わっていて

【では、ちょっとクール暁をお楽しみくだされ←】

暁…あなたは私たちを守ってくれたんですよね…ですがやはりあなたは最期まで私の期待に応えてはくれませんでした…（彼女が沈んだという海までやってきては海面に反射する太陽の光に瞳を細めながら呟いていて｢あなたが帰るべき場所は確かに守られました…ですが肝心のあなたが居なくては意味ないではないですか…｣と瞳から溢れそうになる涙を堪えきれず震える声で言っていて


（はい、期待していますよ←)

ん？あの人何泣いてるのかしら((相手よりも遠い距離で歩いていると溢れそうになっている涙に耐えられず震えた声で話しているので一体何で泣いてるのだろうかと考えていると「何泣いてんの？良い歳してだらしないわね」と見てるのも何故か苦しく感じ話しかけてみたがため息をつきながら呆れた表情を浮かべていて

【ど、どうですかね？なんかどこかで見たことがありそうな感じなんですが←】

…っ！暁…？（声のした方向を涙をグイッと拭ってからゆっくり振り返ると、そこに立っている相手を見てはそこに居る筈のないその姿に驚き目を見開いていて｢…どうやら相当私は未練がましいようです…こんな幻を見るなんて…｣自分が暁を求めるあまり見た幻と思い込みながら相手を見つめていて


（まあまあ大丈夫でしょう。うちのことりもたまーに穂乃果っぽくなっちゃいますし)

…なんで私の名前知ってるの？初めて会った気がするんだけど((驚いている相手にたいしてなぜ相手は自分の名を知っているのかを不思議そうに見つめていては首をかしげ『何言ってるか知らないけど…人に向かって幻扱いってずいぶんと失礼ね』と幻と思い込んでいる相手を見ては何を言ってるんだ相手はと思いつつ失礼な人だなと考えていて

【お互い様ということですかね？】

…あ、いえ、これは…（恐らく彼女が以前相手の言っていた新しく建造された別の暁なのだろうと判断をしては、相手からすればこちらが相手の名前を知っていること自体が可笑しいことなのだろうと判断をして言葉を濁していて｢すみません…今はもう居なくなってしまった私の義妹とあなたがあまりにも似ていたものですから…｣と弁解をしながら嘘は言っていないなと考えていて

（そうですね、お互い様ということにしておきましょう←）