名無しさん 2014-08-09 22:45:06 |
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大好評につき、これから『プロ野球編』書きまっす!
じゃけん期待してくれきね!
正直、311以来はじめて泣きました。
どうぞ、新しい気持ちで、どうぞ。
おじ「お前――これからどうするんだ?」
俺「・・・」
俺は、昔からおじさんが苦手だった
いつも、偉そうだ
いつも、怖い。
いつも、タバコを吸っている。
そんなオジさんが、無理だった
そんなおじさんに、そんなことを聞かれたら、誰だって黙るだろう。
俺も、俺だって――そーなんだ。
俺「・・・・俺は」
おじ「ずっとパソコンいじってて、楽しいか?コンビニのバイトもあっとう言う間に辞めやがって・・・・その顔、なんだ?おっ?あっ?」
黙ってしまった。
おばさんは、この場にはいない。
ふたりきり。俺が、なによりも恐れるコミュニケーションだった。
おじさんは、俺の中では論ずるに敵わない存在だ。
偉そうに、俺に指図をする。
黙っている、そんな俺に向かって、おじさんはさらに言った
おじ「いいんだぞ。宮城に帰っても。てゆうか、帰れ」と、言った
俺は、戦慄した。
この男は、人間じゃないの。
否、人間ですらない
被災者
今、日本で最も弱い人衆に向かって、そんなことを言い出した
帰れ?
帰る場所なんて、どこにもない。
国も、政府も、総理も、頼れないと偉そうに言っていたくせに
おじ「国に面倒みてもらえよ。おうおう!おう!」
俺「・・・・あ」
おじ「あ?」
俺「ン・・・ゴ・・・・ンゴッ・・・・ンゴッ・・・・ンゴ・・・・・」
おじ「そのンゴンゴ言うのやめろ。はっきり言ってお前よりもノミのほうが役に立ってるぞ」
大松、ここでも発見
そう思った刹那――――俺の頬が、鳴った。
俺は、叩かれたのだ。
確かに、俺はなにもしていない。
なんJをして、オナニーして、食べて、寝て、それを繰り返してるだけのくるみ割り人形だ。
勉強も、しない
高校に行く、そう決めたのに
バイトも、辞めた
遊ぶ金も、もうもらえはしない。
――そうして、俺は宮城、気仙沼に行くことになった。
まだ住むかは決めていない。とにかく、俺も一度、故郷を見に行こうと思ったのだ。
そこで、俺はこれからの世界を見ることに、なるだから――!
――なにもなかった
俺が住んでいた故郷は、そこにはなかったんです
怖い
恐い
強い
心が、俺にはないのかと思うくらいに、俺は俺の心がわからない。
何故か
なにも、ないからだ
それから、俺は1時間ほど一歩も動けなかった。3時間、俺はその場で立ち尽くしていたのだった。
311が、俺から全てを奪った
なにも、なくなった
親友
彼女
家族
そして――家族
なくしたものは帰ってこない
俺「――行こう。楽天戦に――!」
俺は、楽天巨人戦を観に行く事にした。交流戦だ。チケットは、すでにとってあった。
楽天の先発は釜田だった
彼は、すごい
俺は、どうだろうか――
抒情的になっていると、試合は始まった。
釜田の豪速球は、俺の心を打った。
杉内、なんてゆう3流はどうでもよいくらいに、だ
でも、でも、俺は釜田のようにはなれない
そう思っていると、隣の席に座っていた子供が、言った
子供「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」と
カッ
―――――――――眼が、覚めた。
覚醒だ。
俺が、俺として目覚めた。
俺は、叫んだ
俺「ペ・・・・ル・・・・・ソ・・・・ナ・・・・・ペルソナッ!!」
我が心は覚醒し、影は我と化し、答えは胸の中に――――!!!!
生まれて初めて、否。生まれて二度目の、プロ野球選手宣言だった。
そう決めたら、身体が動いた。
俺はさっそく、ヘッドホンをスイングした。
ブン、とゆう音がいっぱい鳴った。俺は、爽やかな気持ちになった。
これが、俺――?
なんて、声が出た。
隣の子供は、俺を見て笑った。
子供「アンタ、いい投手になるよ」
そう言っているようにも、思えた。
それから、俺は野球の練習を始めた
本を買った。
グラブを買った。
バットを買った。
なにもかも、買い揃えた。
あとは、練習メニューだ。
だが、それすらない
311で、俺は全てを失っていたからだ。
練習が、できない
311で失ってしまった
その影響が、ここで出てしまった。
素振りをする
素振りを、する
素振り。する。
――これでいいのかと、膝をついた
涙が、溢れた。311の地震が、なによりも憎むべき存在だとも、思った。
俺は、外に出られない。
おじさんもおばさんも、俺を恥ずかしく思っている。
だから、俺は一日中自室にいる
なんJもし放題だ
だが、練習ができない。
だが、俺はできないのではないのではない。
室内でも、素振りはできる。
スイッチヒッターの俺は、どちらでも練習している。
――なんJ民は、俺に練習法を伝授してくれ。そんなトピも立てた。
――練習
それができないのでは、プロ野球選手にはなれない
俺は、なります。
プロ野球選手に、俺は
なります。
そのために、俺はンゴりつづける。いつか楽天の4番として、お前らを見返すために、
ンゴり、続ける
――7年後――
うぐいす「JAPAN! 4ndBATTER! NAKATANI! BACKNAMBAR1! NYUYOOK YANKEES!」
観客の歓声が聞こえる
ああ。それは俺のものだ。
ここにあるのは、俺のもの。
失った、311で失った。
それを、ここで取り戻そう。
3月11日、俺は初めて、東北で開催されたWBC日本代表の4番として、バッターボックスに、立った。
ンゴりまくった結果、俺は、夢を叶えることが、できたンゴ・・・・
――カキーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
京セラドームの上段
楽勝だ
当たった瞬間、確信したぜ
聞こえる――実況――声――
第二回WBC決勝戦! 優勝決定のサヨナラ満塁ホームランを打ったのは―――――!!!
空が、青く、見えた
これが、ンゴりまくった結果、だった
とりあえずここまでが、今までのおさらい+ディレクターズカットきね
そしてこれからがおまちかね!新エピソードの公開だぜ!
だが、タダでは見せないじゃきね
11:42までで賛成意見が多かったら公開ィ!
いくじぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあちょっと経緯書くわ
故郷に帰り、俺はペルソナを発現させた。
そして、プロ野球選手になることに決めたのだ。
それを、おじに報告した。
そして、俺が新しい恋をした。
そのときの話を、しよう。
これは――――すべての被災者に捧げる。愛の物語だ。
これ以上ない。愛というものを―――――――皆に捧げよう。
おじへの報告は辛かった。
まるで青山でカイエンを見つけたような気分だった。
俺がプロ野球選手になると言ったら、どんな顔をするだろうか。
わからない。
でも――――俺は逃げなかった。
俺「俺、プロ野球選手の選手になるきね。だから――――――」
おじ「いい加減にしろや。おう?」
即答だった。駄目だ、とゆわれた。
俺は、キレそうになった。だから――――俺はモバゲーに逃げた。
そこで出会ったのが、同世代のコミュニティだった。
俺は高校に行っていない。
だから、故にどうしても同世代の奴らとは疎遠だったんです
だから、俺はこう思った
――――彼女が欲しい、と
そこで出会った。危険な香りがする彼女――――HNは『ヤスナ』。彼女が、俺に愛を教えてくれたんだ。
God morning Satellite
~終わった世界でこんにちは~
――それから、14年の月日が流れた。
俺は、今日もプロ野球選手として活動していたんです。
何故か。
俺は東北ネルフゴールデンイーグルスの4番バッターだからだ。
311から、俺の心はボロボロだ。
癒えることのない疵。
今日も、それと戦っていた。
名古屋ドームのグラウンドに立つ。
今日の対戦相手は、中日ドラゴンズだ。
先発は――山本昌です。
ンゴンゴダンスを踊る。
これを踊ることで、俺は普段の344%(阪神w)のパワーを出せるのだ。
ベテラン選手となった俺は、周りからも慕われているんですよ。
周りには、若手が一緒にンゴンゴダンスを踊る。
クラスメイトたちは、どんな気持ちなのだろうか。そう思うと、笑った。
若手の釜田がゆった
釜田「中谷さん!今日の先発は昌さんだね!」
俺はゆった
俺「昌さん。な。あの人は、俺が生まれる前からプロ野球選手として活躍してるんだぜ?」
釜田は、黙った。
俺は、キレた。
俺「・・・・まあ、いいか。それよりも、今日の先発負かしたぜw」
釜田は、まだまだ若い。
俺がプロ野球選手になると決めたあの試合で投げた釜田さんの孫娘だからだ。
まだまだ、若い。
俺は釜田の肩をポン、と叩いた。
俺「頼むぜ。今日勝てば200勝目だ!俺がバットがホームランが打ってやるんです」
俺がそうゆうと、釜田は笑った。
釜田「・・・・そういえば、エヴァQではカヲルくんは死ぬんですね」と
エヴァQ―――懐かしいな。
2012年に公開された新劇場版エヴァンゲリオンの三作目だが、俺は知っていられなかったんです。
現在も、四作目は公開されていない。
だから、釜田ら若い世代は、エヴァをサザエさんと同列に考えている。
なんて、巫山戯た世界なんです
俺「まままwいつもどおりやればいいよ。・・・・俺がホームランが打つから、な」
釜田「ああ」
試合が、始まった。
試合は互角だった。
山本昌センパイの150キロを超えるストレートは圧巻だった。
まるで、全盛期を思わせました。
俺「まるで、全盛期を思わせました」
野村「ああ。4番のお前が打たんとな」
俺「おう、監督もな」
俺はおう、監督もな、とゆった。
釜田も、いい球を投げまくって、9回まで1安打3失点の好投だった
うぐいす「4番! サード! 中谷! 背番号18!」
俺の打席だ。
俺の今日の成績は4打数0安打。
このままでは、釜田に200勝目をプレゼントできないんです。
だから―――――打つ!
俺「2アウト満塁。ここで打てば、サヨナラだ!」
バットを握る手がさらに強固になり、俺は昔を思い出した。
山本昌センパイのスクリュー!
俺は――――これを待っていたのだ!
そして、とうとうスクリューを投げたのだ!!!!!!
懇親の力で振り切ったバットはバックスクリーンを越えた。
ホームランだ!
サヨナラだ!
そう思った瞬間。311を経験した日から、今日までのことがフラッシュバックしたのだ!
俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
吠えた!
俺は、吠えたんです!
ナゴヤドームに響き渡る俺の雄叫びと共に、世界は反転した!
金本さん
栗原
三浦
オジサン
そして―――――金本さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は――見た。
観客席で、俺のバッティングを見る金本さんの姿を。
子どもを、抱いていた。
子どもが、いたのだ。
――ああ。安心した。
俺のペルソナは、そのとき――剥がれ落ちた。
そして、その刹那――俺の右腕が完全に終わってしまったのです
砕けたのではない
壊れたのでもない
そう、終わったのだ。
長い、永い、脩すぎた311の痛みが、消えたのだ
だからこそ、俺の役目は終わったのだ
その瞬間から、俺は311を――自分のものとすることができた。
そうだったのだ。
最高のスラッガーとなるのには、311を悲しむのではなく、俺自身が――311になることだったのだ。
俺は、そのシーズンを以て引退した。
311と化した俺は、あらゆる投手を終わらせてしまったのだ。
打率は.989、本塁打数は55本、打点は3,097打点という圧倒的といっても足りない成績で引退した。
そして、俺はまたここに立っていた。
ンゴンゴダンスで俺を終わらせた中学に、講演のために、来たのだ。
――俺はそこで、シンジられないものを見たんです。
体育館を埋め尽くす子どもたち
拍手、拍手、拍手――!!!
そして、教師陣には見たことがある顔があった。
栗原
吉村
そして――金本さん。
みんなが、俺を待っていたのだ。
白い扉を開いて、その先へと歩き出す。
――その先には、母や乳、妹の姿もあった。
俺の涙が止まらなかった。
白い世界で、俺の身体はあの頃に戻った。
311以前、言うならば310の状態になったのだ。
不思議なことだ。
だから――俺はンゴンゴダンスをやってみた。
20年ぶりのンゴりだった。
俺は――ンゴりまくった。
その結果、友だちが帰ってきたンゴ・・・・
これで終わりです
被災者としての魂を伝えだして1年。俺はどこまで被災者をわかってもらえたのかなと思います。
なんJ民は暖かかったです。ホモネタ、楽しかったぜw
では、これから僕は頑張ります。
みなさんも、頑張ってください。
それでは、僕は本当に本当になんJを引退します。
ご愛読、ありがとうございました。
What disaster victims do not have happiness for.
あと僕はたまにですがニコ生やってます。
もし良かったら見てください
http://com.nicovideo.jp/community/co1148094
感動をありがとう!
つらい事とかもいっぱい
あったと思うけど…
すごいね!スレ主は
本当にすごいよ!
ニコ動は残念ながら
見れないけど…
これからはお友達だよ!
ここで話そ?
愛?さっきの愛かな、僕は、愛の言葉は、好きだな、愛って、聞くと暖かくなるから、いいな、愛って言葉、実際に、僕の学校に愛って、人いるよー、面白い人
貴方達にとって「愛」とは何ですか?
「愛」とは目に見えませんよね?つまり、実在しているのかすら、あやふやな存在であり、死んでしまえば失われてしまう脆い物なのだと思います。
それらを好む人もまた虚しいものなのだとは思いませんか?
しょう
まなだよ~!
ありがと!
落
“愛”は確かに見えないですよ?
でも、だからいいんです。
“愛”が見えてたらどうしますか?
それだったら気づいてしまうでしょう?
見えない“愛”がいいんです。
だから感動するし、泣けるんです。
死んでも“愛”は失いません。
ずっとあり続けます。
あなたは“愛”を感じた事は
ありますか?
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