名無しさん 2014-08-09 22:45:06 |
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マキシマムンゴンゴダンス、これを解放したら俺はやばいんです
とにかくやばい。
今までも、これを使ったのは何回もない。
だが、俺はかつてンゴンゴダンスが元でトラブルを生んだことを忘れていた
―――ゲームをプレイしている人の缶ジュースが手に当たる
盛大に、その人の服にジュースがかかる。俺は――あの日を思い出した
ゲーマー「うわっ!」
俺「あっ」
一瞬、素になった自分がいたんです
金本さんと、ゲーマーが被った
俺は、二度とあんな気持ちになりたくはなかった
だから――俺はあの時とは違う自分を――ペルソナを被ることにした
俺「何やってるンゴ~?」
ゲーマー「なにするんだよ! かかっただろうが!」
俺「そこに置いておくお前が悪いンゴ~。ン~ゴン~ゴンゴなんJ民」
殴られても、いいと思ったんだ
ゲーマー「クリーニング代寄越せよ!」
俺「うるせえ! 服くらいどうでもいいだろ!」
すでに引き返せない
俺とゲーマーはヒートアップして、つかみ合いの喧嘩に発展する可能性もあった
ゲーマー「外でろよ!」
俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
ンゴりの咆哮、俺はこの技をそう呼んでいる
そのとき、梅原の声が響いた
――俺は、止まった。
もちろん、ゲーマーも止まった。
梅原は、少しだけ照れた表情で言った
梅「久しぶりだな。中谷」
俺「あ」
そうだよ。こいつは知っている。――そうだ。栗原だ。こいつはあの――栗原だ。
栗原は、俺とンゴンゴバトルを繰り広げた不良だ
このスレを読んでいる奴らは、当然知っていると思うが、俺はコイツに青春を奪われた
だが――今は――俺を――――
栗「まあ、ここは俺に免じて許してくれよ。お互い出禁は嫌だろ?」
助けてくれた。
その顔は「あの時は(ごめんな)」という顔にも思えたんです
栗原の雰囲気は、当時とは変わっていた
当時から不良っぽさはあったが、ここまでは怖そうな風貌ではなかった
禍々しいピアス
太陽よりも眩しい金髪
膝まで下ろした腰パンスタイル
そして――左腕に刻まれた刺青が、彼の人生を物語っていた
ゲーマーは、栗原を見て逃げた
俺はスカッとして、栗原に抱きついた。
ガッチリとした身体に、俺は少しだけ泣いた
そして、俺は栗原とファミレスに行った
久しぶりの外食だったので、俺は色々と食べまくった
栗原も、当時と変わらぬ大食漢だったんです
俺たちは会話をしなかった
会話をしなくても、俺たちは男だ。言葉なしで伝わる。
「あの時はごめんな。ンゴンゴダンスで人気者だったお前が妬ましかったんだ」と
「卒業式のメール。あれも俺が皆に命令して送らせた。ホントはみんな怒ってないないよ」と
栗原が言葉にしなくとも、俺には伝わった
ひとしきり食べて、俺たちはファミレスを出ようとした
そのときだった
栗「あ、わり。俺、財布忘れた」
俺「いいンゴ!いいンゴ!ここは最下位の記念ということで俺が出すンゴ!」
俺はテンションが上がっていた
ゲーセン仲間でもあり、中学の同級生でもある栗原と和解できた
それだけで、俺は嬉しくなり、食事代と涙で汚してしまったクリーニング代と栗原の電車賃を出してあげた
栗「あとさ、俺一人暮らししてるんだけど家賃がきついんだ。5万あれば足りるからさ」
友達のピンチを救うことは、ンゴリスト必須だ。俺は当然貸した
別れ際、栗原とは連絡先を交換しなかった。ゲーセンに行けば会えるからだ。
それから、栗原とは会っていない
仕事が忙しいのかもしれない
俺は今日もゲーセンに行き、ンゴる
栗原の名前を出せば、因縁をつけてくる奴も黙った
気持ちがよかったんです
いつか、クラス全員の前で、またンゴンゴダンスを披露できるその日まで――
――俺は、今日もどこかでンゴり続ける。
それが――俺なのだから――
とりあえず、ここまでがゲーセン編やつじゃきね
でも、最近の出来事「ンゴりまくった結果~アルバイト編~」を書こうと思うんだが、どう思う?
じゃあちょっと経緯書くわ
俺はゲーセンに行く金が欲しくなった
おばさんからの小遣いでは、足りなくなったのだ
そのうえ、俺は暇だ
ならば、普通はアルバイトの一つや二つをしようと思うんです
だから、俺はコンビニのバイトを始めた
近所の、よく使用するコンビニだ
しかも、可愛いJKがいるんだぁ
俺は、その子に恋をしていたのかもしれない
否。もしかして、恋をしてしまったんだ。
だから、俺は全力でバイトの面接の練習をした
バイト面接だから、緊張しなくてもいいと、ネットには書いてあった
でも、俺は落ちたくない
彼女が、欲しかった
渇望、していた。
ンゴり、ンゴられ、ンゴり抜こうと、決めたのだい
全力というものは、いつの時も、いつの間にも、人の心を打(ぶ)つ
俺、という存在がコンビニに必要だ
俺、という在り方こそ、コンビニに必要だ
俺、という生き方が、コンビニに必要です
破界者、としての自分と――
――恋をする、15歳の青年
その心が交わり、答えた時、ンゴりを超えたンゴり
言うならば――そう、『背負っていくンゴり(ラグナロク)』が生まれるのである――
これは――俺の宝具だ
俺は、学校に言っていなかったときは、Fateをやりこんでいた
もちろん、金を出して買ったものだ。割れ房と一緒にするんじゃあない
ままま、それはいいとして、俺はそこで宝具を手にすることになる
ゲームをして、宝具を得る
これは、君たちにはよくわからないでしょう
でも、それは事実でした
今も――心に宿るは破界者としての精神――
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