腐りまくりの高校生とか言えない。 2014-08-05 01:28:52 |
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ちょちょいと更新スタートw
【緑間 said】
高校卒業後、俺は帝光大学に進学した。
偶然かは分からないが、そこでかつて"仲間"であった同級生に再会した。
影が薄く、一人では何も出来ない。
だが、人一倍負けず嫌いで最後まで諦めない面もある。
苦手なはずだったのに、何故ヤツの性格とプレイスタイルに強く惹かれた。
アイツと試合をし、負けてから練習する事も、チームメイトを頼ることも増えていった。
"勝つことが全て"じゃないという事を俺に教えてくれた。
なにより、バスケが楽しいと思えるようになったのだ。
以前はそんな考え等一切なかったが、
あの男に変えられたのだと思う。
「お久しぶりです、緑間くん。」
高校時代とあまり変わらぬ姿で挨拶をして来たアイツは、相変わらずだった。
大学のサークルに入り、今でもバスケを続けているのだと言う。
まあ、らしいと言えばらしいが。
「あのバカと一緒ではないのか?」
「火神くんの事ですか? 彼はアメリカに行きました、青峰くんと一緒に。」
"あのバカ"という単語を聞くなり苦笑を溢し、笑ってはいるものの少し寂しげに述べた。
「…お前は、ついていかなかったのだな。」
「はい。僕はこっちでやりたい事がありましたし」
そう言って笑う姿はどこか無理をしているようにも感じられた。
中学時代から、青峰と黒子が付き合っているのを知っては居たがあまり良い気はしなかった。
中三の時、才能が開花し始めた俺達は少しずつだがバラバラになっていった。
それと同時に、青峰は黒子を捨てたのだ。
季節は流れ、迎えたwcでの桐皇対誠凛。
そこで黒子と火神に破れた青峰は黒子と寄りを戻した。
二人が付き合う事に文句はない。
だが、俺は青峰のやり方が気にくわなかった。
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