東郷家の日々

>>沙羅
>>龍一

不良D「ひぃ！！」
？「お前達は下がれ、此処は俺が殺ろう。」
不良A「へ、へい！あざっす！」

(沙羅を路地裏に引きずり込み、路地裏の奥に停めてある黒いワンボックスカーで拐おうとしている。
ケンジの蹴りを受けた三人も、頭を抑えながら立ち上がり、七人がかりで沙羅を拉致ろうとしていて、ケンジの前では、スキンヘッドがケンジの強力な蹴りを片腕だけで防いでいる。
見た感じでは、そのスキンヘッドだけ武器を持っていないが、その分腕力は半端では無いようだ。)

>北条
ケンジ「あ、女の子逃げろ！回されんぞ！って俺の蹴りを片腕で…このハゲ…。オラァ！」(視線の先には黒のワンボックスカー、女の子が連れ込まれたら何をされるかは想像に難くない大声を出して逃げろと叫びつつも自慢の蹴りを片腕で止められてケンジは初めて冷や汗をかき。蹴りを防がれたもの再度別の足による体を捻った回転蹴りをスキンヘッドへ向け放ち)

＞龍一
今はまだお兄ちゃん達のために家事やってたいな…大変だけどその分喜んでくれるし。あー…えっとあのちょっとモヒカンみたいな人？…モヒカンあんまり好きじゃないんだよね…。お兄ちゃんのパンツと私のパンツじゃ意味が違うもん。そんな事したらその人達に私殺されちゃうよ。もー…お兄ちゃんがヘルメット被ってないから…。
（お嫁に出せると言われても当分は家族のために家事をしていたいと言い。ケンジと言われれば少し考えたのちぼんやりと思いだして。兄のパンツと自分のパンツでは色々と違いがあると言い。そんな事をすれば最悪の結末が待っている事が目に見えて分かり。きっと追い掛けている理由は相手がヘルメットを被っていないからだろうと考え）

＞北条
嫌っ…離してっ、やだっ……
（必死に抵抗して逃げようとするも不良、しかも七人の力には大抵敵うはずもなくどんどんとワンボックスカーに近づいていけば恐怖からか目には涙が溜まり）

>サラ
当たり前だろ、サラがいなくなったら…うちは大変な事になるぞ！あとは千堂とかどうだ！確かにな…下着泥が入ってもお前のパンツが盗まれたしな。妹だから大丈夫だって。あいつ中々根性あるな…ちょっと飛ばすぜ(家事が完璧に出来る相手がいなくなったら家は大変な惨状になると焦り。二年の旗持ちでリーゼントだが中々のイケメンであるチームメイトの名前を出し。以前下着泥棒が入った際自分のは全部残っていたものの妹達の下着が盗まれた事を思い出し、当然追いかけてボコボコにしたが。妹である相手ならば何もされないだろうと高を括り。未だに頑張って追いかけてくる警察官を褒めて大通りへと出てスピードを上げ)

>>龍一
>>沙羅

不良E「何だ？お前ら鬼神の連中を排除してきたのか？」
不良D「この女を拉致って来た、さっさと車を出せ！」

(沙羅を黒いワンボックスカーに連れ込むと、荒々しい口調で車の中に待機していた邪神の運転手に怒鳴り、黒いワンボックスカーを発進させる。)

？「安心しろ、お前もまた我らのアジトに連行してやろう。
お前達のボスは大層仲間思いと聞く。
そのお前を人質にしたらどれだけの値打ちが付くかわかるか？」

(動体視力が高いのか、反射神経が高いのか、いずれにせよこれまでの雑兵とは桁違いの実力があり、ケンジの蹴りの軌道を読み、躰すと、カウンターとして顔面に向けてかなりの力を込めた拳を放ち、殴り飛ばそうとしている。
直撃すれば間違い無く頭蓋骨が陥没する程の高い威力がある。)

>北条
ケンジ「な…ぐぅ…人質なんて、んなカッコ悪ィ立場になってたまっかよ。てめぇみたいな下っ端のハゲにやられたと知られたら首だぜ」(蹴りが避けられ迫り来るカウンター。避けるのは敵わず咄嗟に両手を顔面の前にクロスさせる形で持って来るとガードするが地面へと落下し背中を打ち付け。ガードした腕が痺れながらも立ち上がり口からぺっと血混じりの唾を吐き捨て)

＞龍一
…何か想像できる……。あの人は…そうだなぁ…髪型変えたらもっとかっこいいと思うよ。お兄ちゃんのパンツ盗むなんてよほどの変態じゃないとしないでしょ。妹ですら呼び出されて平手打ちされたんですが…。あの人大丈夫かな…。
（自分が居なくなった時の家の惨状が目に浮かび。ぼんやりとしか覚えていないのだがきっと髪型を変えたらもっとかっこよくなるんじゃないかと言い。下着泥棒が女性の下着目当てに盗みを働くのはある意味当たり前なので兄の下着を盗むのは相当の変態だと言って。先程話したような気もする話をもう一度かいつまんで説明し。ちょっと頑張りすぎなんじゃないかという警察官を心配しながらも内心追いつかれない事に安心して）

＞北条
……どうしよう……逃げなきゃ……。
（発進してしまった車に軽い絶望感を抱くもこういう時こそしっかりしなくてはと流れそうになる涙を拭ってはどうやって逃げようかと考え）

>>龍一

？「仕方が無いな。今ので気絶してくれれば楽に人質になれたものを……」

(黒いスーツの内ポケットの中からスタンガンを取り出す。
そして、電源を入れると、バチバチとけたたましい音を立てながら強烈な電流が流れる。
どうやら凄まじい電圧いが流れているようであり、当たれば確実に気絶させられてしまうだろう。)

>>沙羅

不良F「ん？そういえばこの女何処かで見たような……
……そうだ！確か『東郷沙羅』とか言う女だ！」
不良D「東郷！？それってこの辺で俺らの遠征の邪魔をしやがっている野郎共の肉親か？」

(高速で何処かに向けて走るワンボックスカーの中で、沙羅の顔を見た不良の一人が何かに気付いたのか、黒いスマホを使い、何かを調べ、そう言う。)

>サラ
直ぐにゴミ屋敷へと早変わりだな。あいつリーゼントがポリシーって言ってたし…ダメだ、女いるわあいつ。男のパンツは価値ないっつー事だ。そういや何でやり返さなかった？俺様の妹ならボコボコにしてると思ったが。大丈夫だろ…お巡りさん此方手の鳴る方へ、あ…転けた(想像して見るととんでもない事になったので苦笑いし。そういやとレディースの女の彼女がいるの思い出しダメだと頷き。結論に達し自分のパンツより相手のパンツの方が価値が上だと認め。平手打ちの話では妹なら鍛えてるしやり返してボコボコにするのも可能の筈だと疑問を抱き。バイクのスピードを緩めて止めると追いかけて来る警察を挑発し「…不良なんかには…はあはあ…負けない…僕は警視になる男だ！」と気合を入れるも自転車を漕ぎ過ぎてしまいには倒れてしまい)

>北条
ケンジ「結局道具頼りかよ、上等だァ！くらァー！」(出されたスタンガンを見ると吐き捨てるように言うと口元を腕で拭えば青筋浮かべ眉を寄せながら走り宙を一回転し俗に言う胴回し蹴りを相手の顔面へと向けて放つ。彼の十八番で最後の特攻であり)

＞北条
……！……苗字がたまたま同じだけ、なんじゃ…ないですか…私一人っ子ですし…。
（一瞬驚いたような顔をするもすぐに落ち着いたような表情を取り繕って。此処は誤魔化した方が良いのかもしれない…と考えれば若干震えた声で上記を言い）

＞龍一
皆がそれぞれ自立するまで面倒みないとって事ね…。リーゼントの何処がポリシーなのかよく分からないんだけど…彼女さんはリーゼント好きなのかな…。まぁ…オカマの人は喜ぶかも…しれないけど。だって…女の子の綺麗な顔傷つけたらダメだと思ったから…。……警視への道はまだまだ遠いみたいだね…。
（皆が自立するまで面倒をみなければいけないな…と溜息をつき。リーゼントがポリシーというのがいまいちピンとこず、その人の彼女さんはリーゼントが好きなのかな？なんて考え。男性の下着も一部の人には需要があるかも…思い。平手打ちをしてきた女子含めた女子の軍団に何故やり返さなかったのかと問いかけられればさすがに女子を傷つけるのはいけないと自分の中では考えているようで。転んだ警察官を見ればまだまだ警視になるには未熟なようだ…と思い）

>サラ
早くても10年かかるな、ホント東郷家のママだな。千堂ツラは良いし、喧嘩も強い…旗持ちは実質副隊の次、特攻隊長 親衛隊長 旗持ち でうちの五本の指に入る強さだからな。カマはマジ勘弁。お前も顔面叩かれてんだろうがよ…優しい妹なこった。熱い男じゃねェか、帰るか(末っ子が成人するまでを考えてヘラッと笑い。旗持ちの身分を説明しイケメンだし強いしでもてないわけがないと胸を張り。オカマと聞くと青い顔をして身震いし。平手打ちされたのにそんな事を言う妹にふっと笑い。転けて足を吊ったのか立てない警察官が頑張って立ち上がると褒めてやるもそれだけで放置しバイクを走らせ)

＞龍一
…せめて料理くらいは身につけてほしいんだけど…。不良の人達の中ではやっぱり強い人がモテるの？でもお兄ちゃん…オカマの人達に好かれそうな感じだけどね…全体的に。それに私一人が傷つくのとあの人達が傷つくのとじゃやっぱり私一人で良いかなって…まぁ、ちょっとムカつくけど。うん、早く帰ろう。
（相手にも家事全部とまではいかないが料理くらいは身につけてほしいと言い。ふと疑問に思った「不良の中じゃ強い人がモテるのか」というのを質問してみて。整っている顔に高い身長と筋肉…その他諸々全てが何かオカマに好かれそうな…と考え。自分一人が我慢すれば済むことだし…と言いながらもやはり少々怒ってはいるようで。警察官を心配するよりも早く家に帰りたい気持ちが強いようで早く帰ろうと言い）

>>龍一

？「ぬぐぅ……お……あ……」

(相手の蹴りの動作を見て、これは不味いと思ったのか、両腕をクロスさせて相手の蹴りを防ぐも、少し後ろにのけぞり、腕が痺れ、非常に驚いている。)

>>沙羅

不良B「……まあ、良いか。
人質として使えれば良し、使えなければ俺達の慰み物にすれば良いしな。」
不良D「……ん？電話？
……もしもし……つ！！
は、はいっ！すみません！ボス！
い、いえ、収穫はありました、ですから「処分」だけは……
……はい、分かりました。
おい！お前ら、このまま北東にある廃ホテルに向かえ！そこにボスがおられるらしいから女を運べ！」

(不良の一人が頭の後ろで頭を組み、沙羅を見て舌なめずりしていると、不良の一人の電話が突然鳴り響き、それに出た不良が、酷く怯えた様子で話している。
まるで蛇に睨まれた蛙のように、そして、電話を切ると、数年前に廃墟になった巨大なホテルに向かうように伝える。)

>サラ
簡単なもんなら俺様も出来る、米炊いたり、パン焼いたり、スクランブルエッグとかも出来るぞ。おう、強い奴が好きだぜヤンキー女は。止めて…兄ちゃん女の子が好きなの。妹よ、遠慮せずにブッ飛ばせよ…兄ちゃん女は殴れないし。あ、満くんか…頑張れよー！(料理ができないわけじゃないと上記を上げ得意げに。ヤンキー女限定での話ではあるも腕っ節がモテる基準の一つだと言い。オカマにモテると言われると体を震わせ弱気になり。女相手には仕返し出来ないと前にも言ったがやっちまえと伝え。見覚えのある警察官だなと思い出すと片手を振りながらバイクを走らせ帰路につき)

>北条
ケンジ「ちっ…ガードしやがった。スゥー…鬼神は無敵の看板背負ってんだ。死んでも負けるかァ！」(決め技をガードされると着地し舌打ちするが息を吸い込み気合いを入れるとガードされているが構わずに相手へと向かって体全体でぶつかるドロップキックを放ち)

＞北条
……ホテル………？
（不良の一人の言葉に何とも言えない気持ち悪さを覚え。「ホテル」という単語と「ボス」という単語に不安を覚えるも騒いでも何もならないというのは理解しているため静かに大人しくしており）

＞龍一
それだけでローテーションって訳にもいかないでしょ…お兄ちゃん今度一緒に肉じゃが作ろう。へぇ…そうなんだ……顔が良くて弱いのと顔は普通だけど凄く強いのだったらどっち選ぶんだろうね。そんな事しないよ、凶器とか持ってた訳じゃないし…。え、知り合いだったんだ…。
（お米を炊ける、パンを焼けるは至極当たり前のことだと考えており、少し考えては今度一緒に肉じゃがを作ろうと言って。「イケメンで弱い」のと「普通の顔で強い」のとじゃどっちを選ぶんだろう…と考え始め。特に命にかかわる訳ではなかったし、仕返しなどしないと言い。まさか知り合いだったなんて…と驚きを隠せないようで）

>>216

？「ぐおっ……！！貴様ごときにこの俺が倒されるかあぁぁぁぁ！！！」

(相手のドロップキックを両腕で防ぐも、両腕が麻痺し、これ以上の防御は不可能と考え、ダメージ覚悟で特攻し、スタンガンを手に相手に向けて降り下ろす。)

>>沙羅

不良B「『鬼神』は国内でも最強の勢力を誇る軍勢だが、俺ら『邪神』は国内最凶の軍勢であり、数千と言う不良や暴走族の頂点に立つ御方、それが俺らのボスだ。」

(国道から降り、人気の無い、あまり舗装されていないとても暗い道を進みながら、不良の一人が大人しくなった沙羅の顔を覗きながら脅すようにして言う。)

＞北条
……そう、ですか…それでその方に私を突き出すという事ですね…。
（脅しをかけられるもあまり動じてはおらず、先程よりかは冷静なのか状況を整理してなるべく歯向かわないように…と考え）