カノ 2014-08-01 15:43:50 |
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…ふは、綺麗な赤だ。何故最近力を使おうとしない?(相手の様子に笑みを浮かべるものの、心の何処かはズキズキと痛むのを我慢し。「…っ、自意識過剰かよ。」手を離し口付けされた手を隠し目を泳がせれば、興が削ぐれたと座り込んで。)
……さっきも言ったけど、君の前だと素でいられるから。(相手の笑みにニコリと笑み深めるものの、真っ赤になった瞳までは誤魔化しが利かないだろう。「かもね。……ねぇクロハ。殴って。傷付けて。何でもいいから死なない程度に痛くして。」と座り込んだ相手の肩に軽く凭れるように座り込んで呟くように乞えば近頃自分で傷付けた程度じゃ解除出来ない能力の仕業を恨みながら、反射的に発動してしまった後悔に苛まれつつゆっくりと目を閉じて)
素、ねぇ…でもこれはお前が望んだ事だろう?(此方も笑みを浮かべるものの、相手の発言に目を開き何事だと言わんばかりに相手に振り返るが、既に目を瞑ってしまっていて理由を聞くことが出来ない。眉間に眉を寄せながら立ち上がり相手の両頬に手を添え「巫山戯るな!死なない程度とか俺に頼み事してんじゃねぇ。自分で解け。」と少し怒鳴り口調で相手の目を見つめ。)
……解けない。キドもいないし……爪たてたくらいじゃ解けないんだよ。……参ったね。(塞いだ視界のせいでより敏感になった聴覚に届いた相手の口調と、頬に触れた手の感覚に僅か肩跳ねさせるものの何処か困ったように眉下げて呟けば目を開き真っ赤な瞳相手に向けて)
解ける。お前は痛みに頼り過ぎだ。…見てろ(怒鳴り口調を辞めることなく相手を説得し此方に引き寄せるなり互いの唇を合わせ。相手を離さまいと強く抱き締めたまま舌を口内へ入れ込みより深い口付けをしながら相手の様子を窺い。orz)
……だから無……っ!?(無理。そう述べるより先に自らを襲う引き寄せられる感覚と……唇の温もり。何が起きているのか頭が理解する前に、言葉を失い無防備なままだった唇から侵入した舌に漸く理解した直後、能力が掻き消されると共に顔を真っ赤に染めては抵抗しようと身体を捩るが力で敵う訳もなく恥ずかしさと息苦しさから涙目になって)
(/クロハ君がイケメンw)
んっ…、…ほら、戻った(ゆっくり顔を離し頬を撫でながら見つめると、相手の目の色が戻っているのを確認し笑みを浮かべ。此方も顔が赤くなっているのには気付いてはいない。)
(やっちまったぜ…orz)
も……、戻ったけど……戻ったけど!(漸く離された身体に荒くなった呼吸整えながら口元手の甲で覆って、文句の一つでも言わなきゃ気が済まないとばかりに相手を軽く睨み付けたが……なんだよ、僕と同じくらい真っ赤じゃん。なんて今更気付けば脱力したようにガックリと項垂れれば「心臓に悪いよ……もう、」と)
痛いのよりはいいだろ?(相手の様子にきょとんとしつつ、何だか顔が熱いと頬をペチペチと叩き。「そんな簡単に死なねぇよ、安心しろ。」なんて。)
……いきなりしたらビックリすんじゃん。(確かに痛いよりはいい。いいのだが……それにしたって恥ずかしいし、まさか相手にそんなことされるなんて夢にも思わなかったせいで完全に油断していた。「そういう問題じゃないと思うけど……ありがと。」と漸く引いてきた顔の熱に苦笑しつつ、照れ隠しで相手に寄り掛かって)
…ふん(ぷぃ、と顔を逸らし、驚かせたら治ると思うだろなんて内心文句を言いながら寄り掛かる相手に満更でもない表情を浮かべ「俺がお前を傷つけるときはお前を殺す時だ。分かったな。」と。)
……うん。(小さく頷いては、じゃあ殺すその瞬間までは優しくしてくれるのかなんて疑問を問いそうになるが野暮だろうと敢えて問わずに寄りかかったままで。「やっぱり優しいね、クロハ。君のそういうとこ大好きだよ。」なんて)
優しくなんかねぇ。…よくあるだろ?信頼してた奴に裏切られる。その時の絶望した顔が見たい、ただそれだけだ。(そう言葉を発した途端、じゃぁ優しくしていいなんて内心納得しそのまま自らも相手に寄り掛かるように体重をかけて。)
絶望……か。僕らに一番似合わない言葉だな。(くすくすと笑ってしまいながら自らの背に掛かる相手の体重にも心地よさげに返せば「温かーい……、眠くなってくるなぁ……」と呟いて、少し体勢を変えて相手の背に頬擦り付けて)
…似合わないか?俺は好きだ。ニンゲンの絶望に染まった顔が(意外な反応にきょとん、とするものの、擦り寄る相手は猫見たいだと思いながら欠伸を漏らして、「眠いなら寝ろ。」と。)
絶望したって立ち直る。それが"ニンゲン"だからね。(ふふ、と笑えば返し、相手の言葉にはつられたように欠伸漏らしてから「じゃあ膝貸して。」と有無を言わさず相手の膝に頭乗せて、腹に顔押し付けるように腕回して抱き付きながら目を閉じて)
…それは詰まらない。(不服そうに目を細め「じゃぁお前の周りにいる奴ら、皆消えたら立ち直れないだろ。」と。「今だけだからな。」顔を逸らしつつ相手の頭をポンポン、と撫でゆっくりと目を閉じ。)
消えないよ。誰も消させないから。(ポツリと呟いては最悪の未来の予想なんてしないと僅か表情強張らせて。ゆっくりと眠りに落ちていくものの、直前の会話が影響したのか暫くして魘されたように唸り)
ふん、じゃぁお前だけ攫ってしまおうか(良い反応だと笑みを深めながら相手を指差し。相手が魘されている中此方は規則正しく寝息を立て時折指をピクッと動かしながら相手を擽り。)
…………、(なにそれ。なんて拗ねた表情を浮かべるのも何だか負けたようで嫌なのか、反応せずに眠って。「……クロハのスケベ。」なんて良くわからない寝言を吐けば、魘された表情も和らいでいき。どうやら悪夢は去ったようだが次に見ている夢の内容までは……言えない。絶対に言えない。←)
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