猫と蛇の恋愛事情【非募集】

ぶっ…何しやがんだ。…って、顔真っ赤じゃん(自分からやってきたくせに、と言い返そうとするものの、相手の反応に此方もつられて顔を赤くすれば気まずそうに目を逸らして。)

君のせいでしょ！……もー、寿命三年は縮んだ！(真っ赤、なんて指摘されてしまえば此方も気まずい雰囲気に呑まれて、冗談混じりに返すもののやはり雰囲気には勝てない。「……っ、あ！鍋掛けっぱなし……！」なんて声上げてはわざとらしかったかな、とキッチンに向かいつつ苦笑して)

ふは、お前の心臓は小さいんだろ。(気まずい雰囲気に動揺した様子で此方も言い返し、相手がいなくなった事を良いことに「…俺の前でもあんな顔、するんだな。」と小さく呟き。)

……くそ、油断したなぁ……。(キッチンに入るなり素のまま小さく呟けばズルズルとその場にへたり込んでしまい。コトコトと鍋の立てる音より遥かに己の心音の方が喧しくて。「……僕の心臓がちっちゃいんじゃなくて、クロハが意地悪するからいけないんだっての。」なんて微かな声で文句一つ垂れては立ち上がりカレーのルー入れて完成させ、ご飯と共に盛って必要な食器や水、サラダをトレイに乗せて運べば「出来たよ」なんて)

くそ、あのまま擽っておけば良かった(熱の引かない顔をペチペチ叩きながら不貞腐れたように溜息を漏らしていれば、相手からの掛け声に「…おう。」と小さく反応し。)

(どうしよう、このままくっ付けていいかな(真顔))

……次は絶対擽られないからね。(相手の呟きが聞こえ、むすっとした表情で述べればカレー並べてニコッと笑えば「食べよ？」と促して席に座り。「いただきます」と手を合わせてからカレーを頬張り、足元にまとわりついた猫に苦笑漏らして餌くれて)

(わ、何故か本体の声だけはしょられた件orz その辺はお任せします……!!暫く付かず離れずでいるもよし、このままｸﾞｧﾊﾞｯとくっ付けるもよしw ……因みにくっつくとしたらどっちが受なんだろうhshs←)

…ふん、お前が何もしないなら何もしねぇよ(相手と目を合わせる事無くカレーを頬張り「…うまい。」と声を漏らして。先程と違う相手の様子に眉を寄せれば気持ちがモヤモヤしだし再び溜息を漏らして。)

(くそぅ…カノくんの反応が可愛いよう。そうっすね…どっちもどっちな感じが…この2人の場合、間に誰かが入らないと気付かなさそうな気も…)

……暇だって言ったから構ってあげたのに。(拗ねたように言うものの次いだ相手の言葉に嬉しそうに表情明るくさせれば「ほんと？！ありがと。」と笑顔向けて自分も食べ出して)

(……確かに。わっちの操るカノは非常に鈍ちんなんで……orz)

そんな無理して俺と話さなくてもコノハと話せばいいだろ(負けじと言い返したものの、相手が笑顔に戻ると安心したように此方もカレーを食べ「カレーな。名前覚えた。」と。)

んん？無理してるように見える？(首を傾げてはカレー頬張り、飲み込んでから問い返し。しかしカレーの名を覚えた相手の様子から多分気に入ってくれたのだろうと勝手に納得してニコニコと笑えばサラダ取り分けつつ「クロハも食べる？」と)

別に、お前が気を使う様な奴でもねぇな(カレーを口に放り込めばカレーを食べ終え机に置き、サラダを受け取り「お前いつのまに作ったんだよ。」と言いながら口に頬張っていき。)

特に君には、ね。なんかさ、クロハの前だと素でいられるんだ。(なんて、僅か伏し目がちに述べては「え？カレー作るついでに。」と問いに答えつつサラダ口に運んで。料理を作る機会が増えたせいか、手際も大分良くなった気がするな。等と考えながら食事を進めて)

まぁお前をここまで苦しめたのは他でもない俺だからな(相手の様子に態と気付かぬ振りをしサラダを食べれば「…お前が俺に対して警戒心持つのが普通だと思ってたからよ、何で何言っても一緒にいるのか分かんねぇ。…コノハといればいいのに。」と小さく呟いた後食器をキッチンへと持って行き。)

コノハコノハって……なんでそんなにコノハの事ばっか言うの？君といたいから一緒にいるのに。(言うだけ言ってさっさとキッチンへ行ってしまった相手の呟き聞いては小さく呟いて、残りのカレーを口に掻き込めば幾分不機嫌そうな表情で飲み込み、足元の猫を数回撫でてから皿を片付けようとキッチンへ向かい)

……くそ。(相手の呟きを聞こえなかった振りをしてキッチンに食器を置いたら、相手とすれ違い様に言葉を交わすこと無く再びリビングのソファに座り溜息をついて。)

…………。(はぁ、と微かな溜め息吐きつつ食器を洗い出して。何故あんなに不機嫌なんだろう。そんな事を考えながら皿を洗っていたら、手を滑らせて「……あっ！」と声を上げた時には既に遅く、盛大にカシャンと音を立てて割れてしまい。)

…！(皿が割れる音と同時にキッチンへと視線を向け「おい、大丈夫か。」と先程まで考えていたことなど忘れてしまい相手に歩み寄っていて。)

……っ、ごめん……大丈夫。(苦笑混じりに割れた皿の破片拾い集めながら、振り返らずに述べれば「ああ、またミスっちゃった……」なんて小さく呟いて)