カノ 2014-08-01 15:43:50 |
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この世界は四季があるから面倒くさい。…それはそれで面白いものかもしれねぇけど、やっぱ怠い(昔いた世界はそんなもの存在もしなかった。毎日新しいものとの出会いに飽きないで過ごせるものの、平凡過ぎる生活にスリルは無いものかとも思ってしまう。「お前は任務ってのねぇの?」と自分と相手以外いないアジトで首を傾げて。「いや、お前食べろよ。」目を細め相手を見れば自分より痩せた体に眉を寄せ顔を逸らせばソファに座り直しテレビに視線を移して。)
そのうち四季すら楽しくなるよ。(そう笑って見せれば、次いだ質問に「任務がない訳じゃないよ?でも事を急いても仕方ないから。」と食事の手は休めずに返して。しっかり自分の分を食べ終えれば「そんなに沢山食べれないよ……自分の分だけで十分!もうお腹いっぱい。」と首を緩く振って食器を片付け始め「本当にいらないの?」と残すなんて珍しいとばかりに相手を見つめ。ここに来てから出した食事を残した事なんかなかったのに……←)
…よく分かんねぇけど(自分がずっとこの世界にいていいものか、なんて考えたらキリもないと言葉を濁してしまえば「ふぅん…任務とか俺を倒しゃいい話じゃねぇの?」なんて呟き「…お前食べ無さすぎ。そんなんだからチビなんだろ。」と相手に近寄りスプーンでおかずを掬えば相手に向け食べろ、と。)
……いなくなったり、しないでね。コノハみたいに……いなくなったりしないで。(何故だろうか。相手の言葉がズシリと胸につかえたような気がして。ポツリと俯いて呟いてしまえば「君を倒しちゃ意味がないよ。共存する世界が最終目標だからね……今の僕らは。」と笑顔で返し。相手から差し出されたスプーンを見てはキョトンとしてしまうものの「ちょ……チビとか酷いよ!ちゃんと常人程度には食べてるし!」なんて苦情返しつつ出されたスプーンくわえて←餌付けされとる)
そんなの分かってるっての。心配しすぎなんだよ、お前は(不安げに見つめる相手の頭を撫でれば、消える、なんて言えずにいて。いつか忘れた頃に…なんて心の隅に置いて今は今を楽しもう、と俯き小さな声で共存か…と呟き。「ほら、まだ食べれるじゃねぇか。もっと食べろ。」遠慮なくスプーンておかずを掬い相手に食べさせる動作を続けながら、どこか楽しげな笑みを浮かべていて。)
……ごめん。(心配し過ぎ、なんて言葉と共に感じた頭部の温もり。本当は分かってる。だけどそれを容易く容認出来るだけ懐に寛大さはないのだ。相手の微かな呟きを聞けば「君と笑って生きられる世界に辿り着くまで……諦めないから。何度だって立ち直ってみせるから。……だから、約束だよ。」と笑ってみせて。しかし容赦なく突き出されたスプーンを見つめては「これ以上食べたらお腹苦しくなっちゃうよ。」と返すものの、何処か楽しげな表情浮かべる相手には敵わないのか出される度に口に含んで)
消えないから。勝手に消えたりはしない。約束する。だから笑えよ(抱き寄せ強く強く抱き締めながら、消えない、だなんて嘘をつく自分に胸を締め付けられ我慢するように思わず相手の背中に爪を立ててしまい。「お前が男らしい体になったらやめてやる。…これからは俺が食べさせるわ。結構楽しいし。」と小さい子供のような扱いをして。←母性本能)
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