宮緑、緑宮BL【黒籠】

お前、──!!?
(相手の口元が小さく緩んだのを目にすれば、熱など引き再び青筋を立てて。言葉を発し掛けたと同時に、頬に柔らかい物の感触が走ると目を見開き。だが、暫くすると「…お前は確かにスゲぇよ。実力は認める。けどな、少し調子に乗り過ぎたんだよ、緑間」と言い不敵に笑うと軽く相手の胸ぐらを引っ張りそのままキスして。)

んっ……、
( 返答をする間もなく胸ぐらを引っ張られると、眼鏡越しの瞳は丸く見開いて。羞恥の余り伏せ目がちに頬をうっすらと紅潮させつつ、キスを受けるがままでいれば暫くしてから口を離し。｢…じゃあ、もっと調子に乗っても良いですか?｣至近距離の顔を更に近づけつつ、遠慮なしに相手の口内へ舌を乱入させ

は?どういう事─…、っん、は…
(言葉の意味を理解出来ずに眉を寄せ、問い掛けようとした所で唇を塞がれ。口内に相手の舌が入って来ると抵抗はしないものの、経験した事のない感覚と息づきが上手く出来ず苦しそうなぐぐもった声を洩らし。)

―…っは…、珍しく抵抗しないのですか。
(相手の後頭部に片手を添えながら再びゆっくりと離れれば、相変わらずの慣れない敬語で意外そうな口振りで述べ。同時に照れ顔を見られたくないのかくるりと背を向けてはバッグを肩に掛け始めて

うるせーよ、沈めんぞ
(眉を寄せ、相手の背中を一瞬見るが直ぐに反らすと息が落ち着くなり物騒な言葉を発して。だが、どうやら本心ではないようで「…嫌なら忘れろよ、責任は取れねぇからな」と呟くと忘れ物を取りに向かい。

…それはお断りします。
(顔を向けぬまま眉を寄せては掌を見せて単純な返答をし、相手の呟きに少しの間黙り込んだかと思えば｢嫌じゃないですよ、それに俺からやり出したんじゃないですか｣と本音を述べ、その証拠に緑色の髪から覗く耳は仄かに赤く染まっており

…馬鹿か、お前。せっかく離れるチャンスをやったのによ
(耳まで赤く染める相手を見ると溜め息をつきつつ、近付いて。突然後ろから腕を回しぎゅ、抱き締めると背中に額をつけ「ったく…お前には色々ムカついてる筈なのに、嫌いにはなれねーよ」と苦笑を溢しながら言い。)

…っ、俺らしくないですよね。
(背後から抱き締められたのが分かると、更に顔へ熱が籠るのを感じ。照れ隠しに眼鏡を押し上げる仕草をしてはボソリと上記を呟いて｢俺は……好きですよ、先輩の事｣珍しく素直に告げ、何時もより低い声調で控えめに言い

だな。でも良いと思うぜ、お前が決める事だしよ
(口角を少し上げると含み笑いをして。相手からのどちらの意味でもとれる告白を聞けば、離れて正面に行き「…お前が言ってんのは"先輩"として?それとも、"恋愛対象"の方でか?」なんて意地悪く笑いながら尋ね。)

…恋愛対象として好んでいない人に、俺はキスなどしないです( 少々返答し難いのか、“察しろ”と言わんばかりに目を逸らしては再び眼鏡を掛け直して遠回しに上記を述べ

そう言う所はやけに気が合うな。…俺もだよ、緑間
(目を合わせたまま静かに言い、相手の目を片手で隠すように覆うと触れるだけのキスをし離れて。直ぐに前を向くと「んじゃ、帰っかー」なんて呟き。)

…付き合うとしたら俺が彼氏役で、宮地先輩が彼女役ですね( 大人しくキスを受けつつ、 眼鏡を押し上げれば勝手に決め始め/←/｢…良かったら俺の家に来ませんか? 今日は妹も両親もいないので｣と)

何言ってんだよ、逆だろーが
(眉を寄せつつ、此方も勝手に決めつけるような発言をし。/←/家に招待されると「…良いなら邪魔する」と返事をして。)

否、俺の方が惚れさせる自信あります
( 小さく鼻を鳴らせば自信満々の表情で言い張り。｢じゃあ、行きましょうか｣と何故か周囲をキョロキョロ見渡した後歩き出し

あ?うっせーな、焼くぞ!俺がお前を可愛がるんだよ
(埒があかないやりとりが気に触ったのか、物騒な言葉と恥ずかしい言葉を発して。溜め息をつきつつ相手の隣を歩くと「辺りなんか見回してどうした?」と不思議そうに尋ね。)

……出来るもんならやってみるのだよ、です。( 下手な敬語と共に眼鏡を押し上げるなりスタスタと気品良く歩き続け、｢…いえ、先程のやり取りを誰かに見られたら大変な事になるので…確認してみただけです｣と真っ直ぐ前を向いたまま何処か安堵した無表情で

覚悟しとけ。ぶはっ…お前は誠凛の火神かよ
(赤髪の人物と言葉使いが似ていると思った途端、思わず吹き出してしまい。相手から理由を聞くと納得したように頷いて。)

支援あげ

…あんな奴と一緒にしないで下さい。
( 我ながら何故あんな口調になってしまったのか、と後悔しつつ不快そうに眉を寄せては顔逸らして

>27

（/支援上げ有難う御座います…!）

キレてんの?
(不快そうな表情をしている相手を見ると、何処か楽しんでいるかのように尋ね。/←/暫くその様子を見ていたが、笑いを堪えられず体の向きを変えると肩を小刻みに震わしながら笑い。)