... 2014-07-16 19:12:49 |
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(己の言葉に返答はなかった。それでもいい。相手の表情を見れば、伝わったことは分かるから)
……そうか? 口に合ったなら良かった。
(自分の料理を実に美味そうに食す姿を見れば、襟足に置いた手はそのままながら、安堵と嬉しさで自然に笑みが零れた。優しい笑顔。もう一つ、と箸を伸ばす様子がまた嬉しく。素直な相手が微笑ましい)
――え? ……あぁ、まぁ、弁当一個増えるくらい、大して変わらないけど――、
(相手の要望に驚き、瞬くも、嫌な気はしない。また襟足を軽く擦りながら、ポツポツ呟き。戻る弁当を受け取っては、そのまま徐に食べ始めて)
(こちらこそ、とても楽しい時間をありがとうございました◎ おやすみなさい。良い夢を)
男で料理って本当珍しいな、あんまりお前みたいなやついないって。って、良いんだ?、うわ、馬路で?
(初めて関わる彼の良さをまた新たに知った。それと同時に実は羨ましくもあるのだ。片手をひらりとさせて笑みこぼすと弁当に手を付ける彼を横目に見据える)
──。(目鼻立ちの良い其の顔を視界にただ思った。まともに関わってまだ数時間程度、其れなのに彼と居る時間がとても新鮮で楽しい。これまでとは違った此の楽しさはきっと今まで彼の様な人とこうして関わる事が無かったからだ。次いで欠伸を漏らせば、彼に背向ける形でその場にてごろんと寝転がり、枕代わりかのゴトク片腕に頭部乗せ「ちょっと寝るから、戻る時起こして。」と目を閉じ)
(おはよう御座います。 今日もお暇があれば、何卒この図々しい適当人を宜しくお願いします←)
そ、そうか? 日課だから、そういう風に考えたことなかったな。――ああ。こんなので良ければ、だけど。
(生活のための自炊。男にとっては当たり前だったため、他人と比較したことはなかった。故に謙遜ではないが、やはり褒められると弱いらしい。語頭僅かにどもるも、歓喜溢れる相手の様子が微笑ましく、男の表情を緩ませる。「苦手なのがあったら教えて」と、くすっと笑み、食べかけの弁当に戻って)
(程なく食事を終えれば、掛かる声。「ああ、分かった」と短く返せば、弁当袋を横に置き、壁に凭れる。ポケットより携帯を取り出し、メールのチェック。暫くすると、その作業も終えて、またポケットへ戻しながら、何とはなしに隣を見た。穏やかに呼吸する背中。時折、やや強めの風が髪を乱す。崩れた形を直そうと手を伸ばせば、明るい髪色の割には意外にもさらりとした感触が伝って。僅かに双眸が細まる。撫ぜるように優しく梳かしていると、不意に欠伸が出た。そういえば、昨日は代打のバイトで、いつもより帰宅時間が遅かった。体は正直だ。男は指先の感触が心地良く、その所作を続けるも、眠りへの誘いには勝てず、徐々に緩慢になり、いつの間にか彼の頭上に乗せたまま動かなくなって――――規則正しい寝息が風に運ばれていく)
(おはようございます。図々しいなんてそんな!ただただキュンキュンしております←
こちらこそ、こんな野郎ですが、宜しくお願いいたします!)
日課なんだ?...苦手なのは特に無いなぁ。(寝転がりながら彼の言葉の質問を答える。日頃は姉が料理を担当している故、己が作る事は滅多に無い。というより、確実に無い。それから暫く意識は束の間夢の中─)
──ん。
(突如鳴り響く予鈴。自然と意識が引き戻される。ゆっくりと双眸を見開いては、寝起き故に視界が若干ぼやける始末。心地の良いこの感覚に浸っている最中に気付いたのは、己の頭に感じる僅かな其の温もり。身体に力入れ上体起こせば、自然と頭上からするりと落ちる寸前の手を直ぐにパシッと握る。反射的に握ってしまった事が己でも不思議で堪らない。不意に彼に視線移すと、寝息立てる其の姿を見詰めただ“起こさない方が良い”と判断した。本来ならば起こして教室へ戻らなければならないのだが、まだ彼とこうしていたい気持ちの方が先に表れたのだろう。無論未だ手は握っており)まだ...良いっか。
(此方も一つ一つの仕草に、適当人同様きゅんとしています。←)
(「了解」と相槌打てば、<苦手な食べ物 特になし>と、心にメモ。眠りに落ちても、その記憶が消えることはないだろう)
(先の授業中に爆睡していた彼と同じく、チャイムが鳴っても起きる気配のない男。思ったより疲れていたのか、するりと落ちる手を受け止められた衝撃にも呼吸乱さず。ただ、その温もりは確かに夢の中へと伝わって、微かに眉尻がピクリと振れた。次第に眉間の皺、薄く刻まれていくと共に、伝わる温もりを確かめるよう、そして離さぬよう、握り返し)
………………行か、ないで……――
(小さく紡ぐ、切なげな声。微かに睫毛が震えて)
(恐れ多いです。お互いに、で良かったです◎ これからも宜しくお願いいたします。/返信無し可です!^^)
──。
(予鈴過ぎ既に授業が始まる時間となった。未だ手は離せず彼の姿をただ静かに眺めていれば、次第に見詰めていた表情が何処か苦痛帯びる方へ変わるのに気付く。それと同時若干力が込められたのに目を見開く。胸の奥で何かが込み上がってきた其の正体は、なんと表せば良いのか分からず終い。其れも束の間、切なげに響く声に、ぷつんと糸が切れたかの如く彼に顔を寄せていたのだ)
─なんだよ...、お前...。
(吐息混じりに小さく呟く。何処か欲を帯びた声色だ。目尻へと唇押し当てようとした所で、ドンドンと扉が叩かれる音。我に返った様に肩が大きく跳ねれば、聞こえてくる女子生徒の声。「あのー、誰かいますか?ちょっと扉開かないんですけど...」その声は、確か己のクラスの委員長だ。きっと呼びに来たのだろうとすぐに察し、握っていた手を名残惜しくも離して彼の身をとんとん叩いて声かける)
鮫島─、鮫島起きろ。委員長が邪魔だって。てか、御免。俺も寝ちゃって起こせなかったわー。
(言葉が途切れると共に、無意識に呼吸も途切れ。それも合わさり、歪んでいく表情は、何かを求めるかのよう。だから、その手を握る強さも増していく。不意に影。物凄く近い距離で何かが聞こえた気がした。握る手から伝わる温もりよりも、もっとはっきりとした、熱。それに応えるよう、何かを発しようと、ゆっくり開かれた唇が模る言葉は――――起床を促す呼び声と身にかかる振動により途切れた。徐に開かれた視界に最初に映ったのは、彼。夢現に彼を見つめながら、状況把握に数秒黙せば、はっと察したように双眸見開いて)
――悪い。起こすって言ったのに、俺も寝ちまったみたいだ……
(意識を回復させようと、片手で目を擦る。もう一方の手の感覚に僅か違和を感じるも、「委員長」との言葉に扉へ視線向けた。体を起こし、扉を開けば、小さく驚く女子の声が。取りあえず謝り、「すぐに行くから」と告げると、女子生徒は疑ることなく男を信じ、先に教室へ戻って行った。「本当、悪かったな。――行こうぜ」と振り返り、彼が通れるほどに扉を開いて。彼が潜れば、己も弁当袋を手にして後へ続くか。不意に、眉間に鈍い違和感。同じ表情を続けていると顔が強張る、あの感覚。それが、先程の手の違和感と重なる。男は階段を下る彼を見た。徐に唇を開いて呼び止める)
――久城。……寝てる時、俺、何か言ってた?
別に良いって。お互い様って事で。
(寝起きの様子を眺めていれば、身体を起こして立ち上がるのと同時、己も続いて立ち上がる。弁当箱片手に扉開いて彼が委員長と会話を交わすと、やがて委員長の姿無くなり開かれた扉進んで階段下る際振り掛かる問いに一度足止め振り返る)
─寝てる時?...んー、何か言ってたけ?取り合えずほら、早く行こー。怒られるし。
(行かないで─確かに彼はそう呟いた。だが開いた唇が紡いだのは、曖昧な答え。先程の出来事が未だ胸に残る、少なくとも彼の中ではあんま良い夢じゃないだろうと中々はっきりと言えなかったのだ。曖昧に似合うへらとした笑み浮かべ、再び前向けば教室へ戻る道を─。やがてがらがらと扉開けて「遅れてすみませーん。」なんて己の机にて直行しながら、さらりと反省の色無く呟く。)
─。(どんな夢を見たのだろう、未だ生々しく残るあの感覚に悶々。己が無意識に行動したアレさえ思いだし、妙に胸が熱くなるのを感じた。一つばかり溜め息漏らす。どうしたものか。)─はぁ。
……ん? ああ、おう。
(体に残る余韻と同様に、返る答えも曖昧で。何だか腑に落ちない気もするが、次ぐ言に取りあえず教室へと急ぐ。彼に続いて引き戸を潜れば、「すみません」と対照的な声色。教師に軽く頭を下げてから、自席へと向かって)
――――、
(既に黒板の半分ほどを埋める文字列。いつもよりも意識的に速くシャーペンを走らせる。程なく写し終えれば、ペンを置き、その手を脱力させて。些か漂う疲労感に軽く手を振り、ふと視線を落とした。徐に手を握り、開く。もう一度、握り、開く。屋上での、あの感覚が思い出される。どんな夢を見ていたのか――思い出せない。ただ、この曖昧な手の感覚だけが残っている。「――…ま、……鮫島!」突如降りかかる声に双眸見開き、反射的に顔を上げると、教師と目が合った。どうやら当てられていたらしい。真面目な授業態度は教師陣の中でも評判の男。こんなことは大変珍しく、教師は怒るどころか、寧ろ心配する始末)
すみません……えっと……――あ、ここ? ありがとう。
(隣の女子がここぞとばかりに助け舟を出し。男は短く礼を言うと、教科書に目を走らせ、そこからはいつものペース。そつなく立ち上がると黒板へ進み、スラスラと解答を綴っては来た道を戻るか。それ以降は、いつもと同じ授業時間が流れていくだろう――)
──。
(普段なら再び眠気が舞い降り、満腹故に多少なりともうとうとしている時間だ。だが今回は恐ろしい程目が冴えている。中から授業に使用する道具取り出せば、無論開く事無く置いておくだけだった。次いで、頬杖付きながら彼の名前が呼ばれる。己では無いものの耳に届けばちらりと彼を見る─が、彼は気付いていない様だ。数回瞬きするも一連の所作を見据えれば、矢張怖い夢でも見たのだろうかと思考巡らせる)
─んー。...、...なぁ、鮫島ー。なんか考え事でもしてた?
(やがて時間流れて終鈴が鳴り響くと、筋伸ばすかの如く両腕上げる。そのうちふっ、と下ろすのと同時に席立ち上がり彼の元へ歩み寄り目前から両手机に置き、顔覗き込むかの如く若干前のめりになる。そして心配故から己の中で悶々としていた其れを問い)お前、先生に呼ばれてた時反応するの遅かっただろ。
(授業の終わりを告げるチャイムが響けば、徐々に賑やかになる教室。机上の教科書類を纏め、中へと収めれば、自然と溜息が零れた。そこへ突如現れる手。思わず肩が跳ねると、すかさず覗き込む彼に今度は双眸見開き、「――、――なんだ……久城か」彼だと分かれば、反射的に止まった呼気を吐き出して)
――え? ……ああ、まぁ……そう、ちょっと考え事してて。
(「焦ったよ」と、前髪を触りながら苦笑い。フゥ、と静かに息を吐けば、着席したまま彼を上目に見て)
……久城はさ。考え事とかしたりしないの?
俺だっての──考え事...まぁ、人間だしそれなりには。って程してないか。普段本当にそんな本気で物事こなしてないし、なんつーの。...思い詰める程考える事してないんだよ。
(若干目見開く彼を視界に捉えながら、淡々と述べる。いつもそうだ、深く思い悩むまで至る事が無い。適当な性格故かそこまでいきそうになると、直ぐにまぁいいや、と自然に思考がぱっつりと切れる所がある。だが、今回は彼の事に関し思考が幾度と巡っていた。未だ視線交えて居ると、彼にこれ以上追及しても良いのだろうかと隅の端で自問自答する己。しかし既に口は先走っており)何考えてたんだよ?─あ、っあんま一人で考えててもほら、あれだろ?折角友達になったんだし、少し頼っても良いんじゃないの?(あまりにも真剣に問うてしまった、と慌てた様に付け加えられる言葉。平然を装ったつもりだが、己でもわかる程に不自然な付け足し方だと苦笑が漏れ、後頭部を乱雑に掻き乱す)
(己が向けた問いであれば、淡々とでも、その答えとなる言葉にしっかり耳を向け、聞いていた。すると、不意な声色の変化にもすぐ気付いて。それは短い一言でも、とても真摯なものだった。まるで矢が刺さるように、胸に届いて。しかし、その後の彼は打って変わって焦り始め。どうやら平然を装っているつもりでも、彼しか視界にない男にとって、その心境は手に取るように分かった。終いには、持て余したそれを後頭部を掻き乱すことで発散しようとする様に、もう限界。思わず、ハハッと笑ってしまい。可笑しそうに笑う顔は、窓から注ぐ夏の日差しに照らされて、実に爽やかだ)
――久城。お前、いい奴だな。
(楽しそうな笑いが一度落ち着けば、再び彼を見上げ、今度は柔和に微笑んだ)
なんか変な夢を見た気がして気になってたんだけど、思い出せないんだ。だから、それはもういい。……そうだな。今考えてることは、久城とこれからも一緒にいたい、てことかな。
(人は見た目じゃない。付き合った時間でもない。彼の真剣な態度から、真面目に自分と向き合ってくれる人間だと直感で感じた。女子が聞いたら一溜まりもないかもしれない。無論、男に他意はなく、友人として、真っ直ぐな意思だった)
は――。
(後頭部を掻き乱した手を漸く下ろすと、何かを堪える彼。其れも直ぐにわかったのは、不意に彼が爽やかな笑みを零したからだ。まるでドラマにときめいた時、スローモーションとして表される様なこの瞬間。視線を外せずにおり、落着いた所で彼が紡ぐ言葉が耳に届き数秒した後間抜けな声が漏れる。そして最後まで言葉を聞き終えると"一緒にいたい"という言葉が妙に胸を熱くさせる)
別にそれなら良いけど。...ってか、何だよ。いきなり一緒にいたいだとか言い出して。変な奴。(おかしげに笑うものの、やはり胸がきゅと引き締められる様な何かの熱。己にはわからない。ただはっきりわかったのは、妙に嬉しかった事だ。突如本鈴が鳴り響く直ぐに片手をひらりとさせ「次で授業最後か、やっとだ。...んじゃ、またな鮫島。」と己の席へ戻る。早くも使用する道具取り出せば、珍しくノートを開くとチーンとでも効果音が付きそうな表情の侭数分固まると、不意に彼が紡いだあのシーンが脳裏を横切る。ぶわと煽る様な熱に机上にて額をゴンとぶつけ呟いた)―何だあれ。...反則だろ...可愛い...。...可愛い...?
だって、そうしたい、て思ったから。
(変な奴と言われようとも、一度そう思ったからには、それなりの自信がある。相手の笑みから拒否の意向を感じなければ、己の思いを受け取ってくれたと理解し、どこか嬉しそうに目を細めた。男の言葉は素直だ。真っ直ぐ彼に向かっていく)
――ああ、またな。
(同じように片手をひらりとさせ、自席へ戻る相手を見送る。次の教科の準備をすれば、程なく教師がやって来るだろう。彼がぐるぐると思考を巡らせていることなど露知らず、板書に視線を向ける。――暫く授業が進むと、また教師に当てられた。しかし、今回は聞き逃すことなく、落ち着いた声と共に席を立ち、前へ。迷わず解答を板書すれば、「――正解です」と教師の声。踵を返し、席へ戻る途中で不意に彼を見てみた。机上に額を付け、突っ伏している。「また寝てんのか……?」と些か呆れたように見遣りつつ、席に着いて。再び教師の解説が始まると、目線はそちらへ移り、授業に集中していく――)
(急にネットが繋がらなくなり、書き込むことが出来なくなっていました(号泣)。折角上げていただいたのに、間が空いて申し訳ありません!一応、復活したのですが、ちょっと不安定みたいです。。。あと、今週末は所用であまり書き込めないかもしれません(このことも事前にお伝えしたかったのですが、急に繋がらなくなって顔面蒼白でした)。ご迷惑お掛けして申し訳ございません!もし宜しければ、長い目でお付き合いいただけたら、C共々とてもとても嬉しいです!)
─可愛い?いやなんで、可愛いなんだよ...。
(ふと呟いてしまった言葉。素で可愛いと思ってしまった己がまたもや不思議で堪らなかった。彼が指されたのにも気付かず、ただ突っ伏していたものの暫くしてぱと上体を漸く起こし考える事を止めた。考えても霧が無さそうだからだ。無理矢理にでも止め、空を眺めていれば束の間終鈴が鳴り響く。号令を掛けられ立ち上がれば、軽くお辞儀し再び賑やかな声色が響き渡り己も立ち上がって彼の所へ向かおうとした瞬間、教師が出ていくのとすれ違うかの如く男子生徒二人が騒がしくも教室に入り片方の男が裏声で発する。『快ちゃんのいけずぅぅう!!!また他の女とあんな事やこんな事するんだから!!私の事だけ見てよぉおっ』と走りながら己に飛び付いては、あまりの勢いに加え二人な為若干よろけそうになるが何とか持ち堪える。入って早々なんなんだこいつら、と呆れた様に二人を見詰めては「おい、いきなり叫ぶな。んでもって飛び付くな。てか、気持ち悪い。その声やめろ。」と笑い声混じりに告げる)
『ひっどいなぁ。快ちゃんの馬鹿っ──で。良い女の子見つけたん?ま、オマエならもう三人くらい見つけてそー』(裏声から地声に戻す相手はにやにやと此方を見ている。そう、彼らは一年の頃の友人達だ。取り敢えず素で鬱陶しいと彼らを両手で押してから「いや、此処のクラスの女の子は捕まえられそうに無いんだわ。」と告げた瞬間、もう片方の男が『あ...桐山、先生に呼ばれてただろう。早く行くぞ。快、それじゃあまたな。』裏声出していた男の首根っこつかんで嵐のように去っていく。ただその後ろ姿を茫然と眺めては、溜め息をはっとこぼした─)篠井の大人的対応には助かるけど、桐山は変わらずうるせぇー...。
(うわぁあ、そんな問題が起きていたのですね(汗)復活したようで良かったですが、もしあれなら無理なさらないでください。
それから所用については把握いたしました^^
いえいえそんな!お伝えしてくださり本当に有り難うございます!此方もちゃんとお待ちしておりますので、何卒宜しくおねがい致します!ご迷惑だなんて全く思っていませんのでっ、)
(本日の授業がすべて終了したことを告げるチャイム。教科書等を纏め、机の中に残る他の教科のものと合わせて鞄に仕舞っていると、突如響き渡る甲高い声。だが、それは明らかに男性のもので。反射的にそちらを向けば、違うクラスの生徒だろうか。やけに活発な男二人――が、見知った明るい髪の男、そう、彼と話している。随分と親しそうだ。何を話しているのか、三人の動向に気が向き、帰り支度の手は止まって、そのまま視線を注いでしまう。会話の全ては聞こえないが、「女」、「女の子」と何度か繰り返される単語は耳に届いて。そういえば、昼休み前に少し友人の話を聞いたことを思い出した。「……あいつらか?」と予想立てると、僅かに眇める双眸。彼等が去って行くまで、その一部始終を眺めて)
(お優しいお言葉、有難うございます(涙)。お相手していただいて、とても嬉しいです。これからも何卒宜しくお願いいたします!)
...さて、そろそろ帰んないと。
(今日は姉に寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきてと言われているのを思い出した。茫然としていた意識を振り払い、鞄を手に肩へと支える様に持てば此方を見ている彼へ視線移し、数秒目が合ってしまう。それを拍子に片手をひらりとさせながら彼へ近付けば「よ。...鮫島今から帰る?...もし帰るんなら一緒に帰らない?」と帰りの誘いをしつつ、振っていた手を下ろして)
(いえいえ!此方こそですよー。
ええと、自分は今日の午後二時頃から用事があるので、多分返せるのは夜の八時以降くらいになるかもしれません!と一応伝えておきますねっ)
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