... 2014-07-16 19:12:49 |
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『――ははっ! 仲良い姉弟だな〜。つーか、彼女いないの? ダメだよ、その年で。あいつみたいにムッツリになっちまうぞ?』
(夫婦漫才のような軽快なやり取りが可笑しくて笑ってしまう。悪戯に口角を引き上げて、戯れ言を言いながらも、「ちょっと色々」と、ぼかす彼の答えはちゃんと聞いていて)
『なになに? 喧嘩でもしたか? あいつ、行動範囲狭いからなー。家にでも帰ったんじゃねーの? 電話して聞いてやろうか?』
(と、ポケットより携帯端末を取り出して、電話帳でも開こうか)
(いえいえ〜^^ どんどん出しちゃってください! 楽しみです〜/お返事は大丈夫ですよっ)
鮫島って、ムッツリだったんだ。じゃあ意外とあいつも変な事とか考え...っじゃなくて!!ええと、あー、んー。....、....すみません、そうしてくださると、助かります。
(彼の言葉に思わず真剣に答えそうになってしまう己。ハッとして首を横に振れば苦笑しつつ再び申し訳なさそうに目を伏せ頷く。すると隣にいた姉がこちらを見て如何にも残念そうにじーと。「なんだよ。」『あー、折角こうばったりと会う感じが一番だったのにー。とりあえず、そういう事ならあたしは帰るよーっ。鮫島くんによ、ろ、し、く、ね。...さて、では、私はこれで失礼しますね!ではまた。』と前半は己見て告げるも後半からは彼の伯父に告げ、微笑浮かべたのちくるりと踵返して去ってしまい)はいはい、またなー。
『そりゃー、あんだけモテるくせに彼女いないとか、ムッツリに決まってんだろ』
(何とも乱暴な論理を展開しつつ、からっと笑って。こちらの提案に乗る彼の返事を聞けば、『オッケー。ちょっと待ってろよー?』と、彼の携帯番号を探して。すると、突然帰ると言い出す彼女。手を止め、そちらを振り向き、『え、あ、そうなの? 残念。また来てねー』と、ひらひら手を振り、愛想の良い笑顔を向けて。『……おっと。電話だ、電話』と、中途の検索を再開すれば、程なく番号を見つけ、コールする)
(目的地へと歩く中、不意に携帯の着信音が鳴る。誰だろう、と確認するディスプレイに伯父の名前。受話のボタンを押し、顔を上げた瞬間)
――――!
(衝撃に端末を落としてしまう。誰かとぶつかってしまったようだ。バランス崩すも、一歩後退する程度で踏み留まり、衝突した相手を咄嗟に支えて。携帯を見ていたため、前から来る人に気付けなかった)
……すみません! 大丈夫ですか――……、……あれ――?
(申し訳なさそうに眉尻を下げる面持ちが、はた、と瞬いて)
……久城のお姉さん?
ま、まぁ長年の付き合いのお方に言われたらそうなのかもしれませんが...。鮫島は、自分が決めた人としか付き合わない。俺とは違って誠実な所があります。...あ、はい。
(彼の言葉に目見開き小さく笑いながら、僅かに視線を伏せやんわりと語る。そしてコールする彼へと視線を移し電話が終わるまでと待機)
──あそこのお店も今度行ってみるのもい─っ。
(弟も彼と二人で話す方が良いだろう、と思い今に至る。いつもの帰り道とは違う所から帰ろうとちょっとした遠回り。丁度右側に見かけたお店に視線を移しながら歩いていた所。突如の正面衝突。倒れ掛けそうになる感覚に目をきゅと瞑るが、何かに支えられている。ゆっくりと目を開け彼の姿に目見開けば「あ、っ...鮫島くん!?...あぁあ、ごめんね。こっちこそ。もうあたしったら、お店に気がっちゃったみたいで見てなかった。」なんて参ったように笑みこぼしつつゆっくりと彼から離れる。落ちた端末に気づき咄嗟に拾えば彼にそっと差し出すのと同時、もう片方の手で横髪を掬い耳に掛け流し肩竦め)はい、携帯。壊れてないと良いんだけど....。
(はっ、一応こっちで姉やっていいのか?とすっごく迷った結果、やってしまったのですが!!!もしあれでしたらスルーしてそちらで展開してもらっていいので^^)
(こちらの戯れに、甥をフォローする彼の言葉。微かに目を丸くして。ちゃんと見てるんだな……と、僅かに双眸を細めたのであった)
いえ――、怪我してないですか? 本当にすみません。
(支える手を離しながら、心配そうに表情歪めて彼女を見れば、拾われる携帯。「あ、」と、思い出したように瞬きつつ、それを受け取って)
すみません。ありがとうございます。……大丈夫みたいです。あ、まだ繋がってる――?
(画面は通話時間を刻々と刻み続け、スピーカーから微かに己の名を呼ぶ声が聞こえる。慌てて耳へ宛って)
もしもし、伯父さん? ごめん、ちょっと落としちゃって。……え? 店の近くだけど…………え? 久城が――?
(驚きに双眸を見開き、思わず隣の彼女を見て。自分に用とは――、絶対に塔子のことだ。すっと手を伸ばし、彼女の手首を掴むと、一度視線を外し、会話へと戻る。「……うん……うん……わかった。今から行くよ。……じゃあ」そう言って、電話を切る。徐に視線を戻せば、拘束を解いて)
すみません、手……――あの……店を出た後、久城に会いました……?
(聞きたいことがあった。歩きながら考えていたのは元彼女のことだけではない。切なそうに去って行った背中――彼のことも頭をめぐっていた。もし、あの後の彼に姉である彼女が会っていれば、何か彼の現状を知っているかもしれない。そう思って、咄嗟に手を掴んでしまったのだった)
(あ、全然!全然です!やっていただいて感謝です!
むしろ、去られたのに再登板させてすみませんっ
もし、思っていたのと違って動かしにくいとかありましたら、遠慮なく仰ってください!)
...。
(電話越しで彼と会話する相手の様子を見据えた後、目を伏せ大人しく待つのみだった)
あ、ええ、うん、大丈夫。
(彼の様子に目見開き数回瞬きしては、薄く笑みこぼして頷き。矢張年下であっても幾分胸がときめかされる。しかし彼の年齢は恋愛対象外。ときめいたとしても恋に落ちる事はない。どちらかと言うと年上がタイプだ。きっと己のタイプこうでなければ、他の子と同じく一目惚れっていうのをしていたのだろう。通話をし続ける彼。無意識なのだろうか、手首を捕まれており視線彷徨かせるもやがてほどかれる。そして彼の問いにふむ、と)
ううん。こっちこそ。....会ったよ。なんかねー。さめじまぁ、さめじまぁってー、すっごくー泣いてー歩いてるの見たから、一緒に帰ってあーだこーだなって、こうなってー...うん、取り合えず快に会えばわかるよ。快に早く会ってあげて。...あとね、あの子と仲良くしてくれて有難う。(両手をひらりとして僅かに首傾げて、悪戯気な笑みを僅かに浮かべながらありもしない謎発言。やがてひらりとさせた両手をそっと彼の身へ伸ばしぽんとしては、最後は本心を)─あと、ありがとう。さっきは支えてくれて、ね。
(おおお!!!いえいえ、なんだか展開が広くてすっごく楽しいです^^
こう色々な視点から彼らの物語がこうなっていて、もうアニメみてる感覚です。((←
いえいえ!!私は平気ですよっ、ただ伯父さんを私が動かすとなると、なんだかイメージ間違えてしまいそうで、動かしにくいってのはあるかもしれません(かたかた)
え――、
(己の名を呼び、泣いていた、と言う彼女の話を男は鵜呑みにし、瞠目すると共に胸が締め付けられる。やっぱり、彼を辛い気持ちにさせていた――そう思うと、胸が痛んで)
……はい、行きます。今、店の前にいるみたいなんで。
(彼は彼女の弟だ。店内で見た仲の良い様子。そんな大事な弟を辛い目に遭わせてしまったと思うと、姉の彼女にも申し訳なく。締め付けられる思いを胸にしながらも、答える声はしっかりと落ち着いた声色を返して。『仲良くしてくれてありがとう』その言葉に、一つ瞬く。やはり、思った通り弟想いの姉だ。大切にしていることが伝わってくる。男はゆっくりと口許を緩めて、「――いえ。俺の方こそ、感謝してます」そう柔らかく微笑んだ)
いや、咄嗟に掴んでしまってすみませんでした。でも――ワンピース、似合ってるから、汚れなくて良かったです。
(自覚なく、素直な気持ちでそう言うと、爽やかに微笑んで。ポンと触れる両手が男を後押しするよう。「じゃあ、俺行きます。また――」軽く会釈をすると踵を返し、走り出して)
『おう。店の前で待ってるから、早く来てやれよー? じゃあな。……なんか近くにいるみてーで、これから来るってよ』
(電話を切ると彼を見て、交わした会話を伝える。ポケットに端末をしまいながら、チラッと店内の様子を見遣れば、また彼へと視線を向けて)
『すぐ来ると思うから、もうちょい待ってな。俺は店戻るわ。――何があったか知らねーけど、良かったら、これからも仲良くしてやってくれな』
(そう言って、ポンと肩を叩けば扉を開き、『じゃあなー』と、ヘラっと笑って店へと戻る。カランコロンとドアベルが鳴り、そして、それが止む頃)
――――久城!
(彼を呼ぶ声。走る男の姿。彼の前で足を止めれば、急いで来たのか、やや息が弾んでいて。そして、僅かに双眸を見開き、彼を見る)
……どうしたの? その格好。……なんか、かっこいいね。
(「――似合ってる」と、瞠目から次第に双眸を細めて)
(私も同じことを思っておりました!本当もう、アニメやドラマみたいで、とても楽しいです^^
伯父さんは適当なので、適当に動かしていただいて大丈夫ですよ(笑)
一緒に試行錯誤いたしましょうー^^)
──!!!
(彼の紡いでいく言葉に小さく笑いながら頷いていると、突如向けられるその言葉と爽やかな笑みに目を丸くし。『....あの子は本当、純粋な子だなぁ。...天然タラシな要素もありそう。...これがあたしじゃなくて違う子だったら絶対あの子に惚れてるね...うん...。でも、やっぱかっこいい。』なんて一人で自己分析した事を口にしつつも彼の背中見送り、最後にあ、として)...鮫島くん、あの事、完璧に信じちゃってたよねあれ、冗談ってわかるつもりでいったのに....っ、ぶ、あははっ、本当純粋なんだから。
あ、はい。今日は本当お世話になりました。ありがとうございます。
(相手の言葉に内面ほっとしつつ、幾度か紡がれるそれに目見開き薄く笑みこぼして深く頷く。やがて店へ戻る鈴が鳴るのと同時、彼の声が─。振り返りその姿を見れば、息切れした様子。急いで来てくれたのだろう。嬉々感を覚えつつも先程まで元彼女と会っていたと知ると矢張心苦しくなる)
っ、鮫島。...、...ん?...あ、ああ、まぁ...あいつの趣味だから気にすんな。
(決して俺の趣味じゃないという事を主張しつつ肩竦めるも、彼にそう思われた事は正直嬉しい。口角が緩み上がるのを抑えるのに表情固めようと必死に意識しつつ、若干目伏せ誤魔化しをば)ごめんな、こんな急がせて。...どうしても、気になったから。...
(おおおお、同じように思ってくれていたんですね!嬉しいです^^
わかりました、こちらの姉も伯父さんの女バージョン的なノリだと思ってやってくださっていいので!(←
はいっ(返事はなしでも可)
そうなんだ。いい趣味だね。
(内面だけでなく外面も、本当によく見ていることが分かって、先程の彼女を思い出せば、穏やかな口調で薄く微笑む。だが、次ぐ相手の言葉に、ぴくりと片眉が反応して)
いや……うん…………――久城、ちょっと行きたいところがあるんだけど……いい?
(やはり、予想していた話題になり、少し視線を逸らして。暫しの間。徐に伏せた双眸を持ち上げ、彼を見遣れば、唇を開き)
まぁ...センスはあるとしても、俺は着せ替え人形じゃないっての。
(彼の言葉に小さく笑いながら肩を竦める。ぴくりと眉が痙攣するのを視界の端に捉えていると、行きたいところがあるとのべる彼。一体どこにいきたいのだろう、と思いつつも軽く頷いて)
ん、わかった。いいよ。
ありがとう。じゃあ、こっち――……
(そう言うと、背を向け、歩き出す。早くもなく、遅くもない足取りで、少しだけ前を行きながら先導する。時折、「こっち」「あそこ渡るから」と、肩越しに軽く振り返って道順を告げては、同じ歩幅を刻んで――)
(店前から10分程歩いただろうか。辿り着いた先は――河川敷。夕焼けにはまだ早い時刻、疎らに人影が見える。が、そちらとは反対の方向へ男は進む。比較的歩きやすく整備されたエリアとは違い、そこはすすきが茂る地帯)
……座ろっか。
(川へと下る河川敷の出入り階段。二人が並んで座るとちょうどくらいの幅のそれ、その前で彼に小さく告げると、男は先に腰を下ろして。両側をすすきに囲まれ、座った低い姿勢では、周りから見えないだろう。彼が隣へ来れば、正面の川を見ながら、ぼそっと呟く)
…………ここ、よく父さんと来たんだ。今もたまに来る。
─ん。
(進み出す彼に連れて己も歩き出す。道順を丁寧に告げていく度、そちらへ脚を方向転換。その道順から予想つく場所などなく、やがてついた先は河川敷。川へ下る階段にて腰を下ろす彼の隣へ移動し、そっと腰を下ろすと丁度よく男二人が入る場へとなった)
...へぇ。お父さんと、か。
(呟く声に納得したように告げる。己も正面へ視線を向けると、光で反射した水面はきらきらと波打っている。彼がここで父と共に来ていた所。どんな話をしたかは想像は無論つかない。しかし、親子できっとここで良い表情をして眺めていたに違いない。「...綺麗で、落ち着く所だな。」と言葉をつけたし、眺め続ける)
……うん。
(彼の言葉が、この場所を肯定してくれたその言葉が、なんだか嬉しかった。ほんの少し口角が緩む。午後の陽を受けて、ひらひらと光る水面。暫しの間、それを黙って眺めて。そして、そのまま川を見つめながら、徐に唇を開く)
――……塔子に、もう一度やり直したいって言われた。
...そっか。
(彼の言葉を待つように此方も水面を眺めていた。やがて紡がれるその言葉に、ただ返事をする。やっぱり。そう思った。そして、きっと彼は揺れているに違いない。事実へと変わった今、胸苦しさは当然の事。しかし彼女と彼のあのやり取りの時から、己はそうなんじゃないかと思っていた。多少の覚悟はそれなりにある。だからこそ、冷静にこうしていられる。隣の彼を見る事なくただ真っ直ぐに水面を眺める)
─それで?
(幾分落ち着いた声色で続きを促す。彼はどんな答えを出したのだろう。己が告白した時には、考えさせてくれ、と言っていた。彼の思考からすると、きっと今回もそんな答えではないのか、とは思うがわからない。何せ好きだった相手だ。もしかしたら、今も好きかもしれない。己に出した答えとは異なる場合もあるのだから)
(隣から返る声は、思っていたよりも落ち着いていて、でも、変な感じはしなくて――。ただ、改めて言葉にすると、我ながら現実感が染みてくる。次の言葉を発するまで間を要していると、先に口火を切ったのは彼で。自分の想い人が、元恋人に復縁を申し込まれた。――それでどうした? 彼は己がどう返事をしたのか気になるのだろう。自分だって逆の立場だったら同じだ。そう、自分が相手の立場だったら、この<続き>が、また彼を辛い気持ちにさせるかもしれない、と思ってしまう。でも、彼が彼女に対して誠実でいるよう後押しをしてくれたのだ。ならば、彼に対してもそうしなければ失礼ではないのか。正面から想いをぶつけてくれた彼には、きちんと話したい、そう思って、唇を開いた)
俺は――……また繰り返すって言ったよ。でも、塔子は……返事は今しないでほしいって。別れてからいろいろ考えて……だから、今の自分を見て、それから返事がほしいって。
(水面から少し視線を伏せ、静かに紡いだ。「――それで、来週また会うことになった。多分、一日過ごして、それで、返事をする」と、全てを彼に話して。すすきの揺れる音が、少し、煩い――)
─。
(彼は否定も肯定もせず、ただ繰り返すと言っただけだ。矢張、共に笑い合い過ごしてきた相手となると他の人とは違った答えを出すものだ。彼女の所へ行ってしまう可能性がある、そういう事なのだろう。彼の紡いだ言葉を聞き、暫くの沈黙の間すすきの音が耳に残る)
...そっか。
(漸く唇を開き頷く。ふっと立ち上がれば流れる風が髪と頬を撫ぜる。彼には後悔してほしくない。自分もまた、後悔はしたくない。片手をポケットにしまい中の端末機をきゅと握る。吐息を漏らし輝きを見せる水面へ視線向けたまま、幾分落ち着いた声色で告げる。「...まぁ、きっとそんな感じゃないだろうかとは思ってたわ。...取り敢えず、来週会うんだな。鮫島は誠実だから、きっとそういう面に関しては自分の気持ち誤魔化して、答えを出すって事は無いだろうけどな。自分の気持ちには嘘つくなよ。あとで後悔して欲しくなんかないからな。...、...だから、自分でちゃんと決めてこい。...俺もはっきり言って、お前がその人と上手くいって幸せになったら良いな、だとかそんな事これっぽっちも思ってないから。でも、お前が決めた事がもしもその人と居るって事なら、受け止める。けど、俺も後悔はしたくないから。言った通り、お前を奪うつもりで接するつもりだ。お前はまだあの人を選んだ訳じゃないしな。」と小さく笑い漸く彼へ視線移し、ゆっくりと屈んで手を伸ばし彼の口元を覆うかの如く添え、唇に口付けする様に己の手の甲に唇押しあてる。甲越しの口付け。やがて顔僅かに離し手を下ろせば、至近距離のまま見つめ)─。
...じゃ、俺はこれで。またな、鮫島。
(何かを言うつもりだった。しかし、彼を見詰めていたら言葉を失ってしまった。屈んだ姿勢を戻せば、するりと踵返して階段を上がる。ポケットにしまっていた片手で握った端末機取り出しつつ、来た道へ帰ろうと)
(不意に立ち上がる彼を追うように顔を上げる。『きっとそんな感じじゃないだろうかとは思ってた』――そう返す彼の言葉に、眉を顰めた。分かっていて、彼は自分を送り出したのだ。一体どんな気持ちだっただろうか。まさか復縁を申し込まれるとは想像しなかった己だが、もう少し彼に配慮出来なかったのかと、人として思う。それでも彼は、今も自分を思って言ってくれている。『自分の気持ちに嘘はつくな』と。そんな彼を素直にかっこいいと思った。そして、自分もきちんと応えたいと思った。傾く陽射しのせいだろうか、自らの想いを臆することなく告げる彼が何だか眩しくて、目を眇めた。「久――」小さく笑う彼の名を呼ぶ声は、その手に塞がれて。影が降る。甲越しの不意の口付け――驚きに双眸を見開き、ドクン、と心臓が脈打って。視線逸らせぬまま、己を見つめる彼に囚われる――。しかし、何も言わずに彼は離れた。何かを紡ごうとしていたようにも見えたが、そのまま去ろうとする彼。踵を返し階段を上る背を追い掛けるように立ち上がり、腕を掴んで)
――俺、久城のこともちゃんと考えてるから!
(彼の目を見つめ、告げる。どうしても伝えたかったこと。階段差、見上げる視線を真っ直ぐに彼へと向けて)
(おっと、すみません!途中で悪いのですが、この後はどうします?
一週間飛ばしとか、それとも普通に次の日にしてしまうとか、一応この後は家に帰ってーっていうのをやろうと思ってたんですけど...そのあとがですね!)
(ご相談ありがとうございます^^
そうですね〜。
個人的には、久城くんの言う「奪うつもりで接する」というのがあってから元カノと会った方が、愚息が久城くんの存在について今よりももっと考えるようになるかなと思ったりしました。
ただ、そうすると普通の学校の日になるわけですが、そこで「奪うつもりで接する」イベント(?)は何だろう…と考え中です…。
主様はこの後どうされたいですか?)
(なるほど。...ならば、普通の日々ですね!
では、いつもと違って手短に学校の日々を綴っていきませんかっ。
久城の行動はちょっと普段より積極的に、好きですよアタックが増えるだけであって、得にイベントについては細かく考えていませんだしたたた
)
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