あんたが欲しい。【bl/シリアス.ギャグ其他諸々】

あんたが欲しい。【bl/シリアス.ギャグ其他諸々】

...  2014-07-16 19:12:49 
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新しい高校生活。

彼との出会いから。
友人へとなり共に過ごす時間が増える度、自分の中で芽生える其れは―。
己の気持ちに気付くに至ったその瞬間。


全てがこんがらがり思い悩む日々へと。

あぁ、あの子らが俺に本気でキレたりする意味
わかったかも―。

【Rule】
・基本的マナー.描写.pf必須
・長期間可能な方
・主判断で伽羅消去の場合も有
・シリアス.ギャグ等幅広く許せるよっていう方(←)
・基本、主×貴方ですが時には逆でも有。
・本体同士の会話に括弧
・此処(セイチャット)規約を守った上。(裏行為禁等々)

【あらすじ】
主×貴方  適当人×硬派人    
御前に出会って別に何とも無かった筈なのに、いつの間にか御前の事ばっか考えるようになってた。
御前は学力も良ければ運動もそこそこ出来るし尚且つ外見も良いから、女子には裏でファンクラブができている程に好かれる御前。
表ではキャーキャーあんま言わないのは、俺が隣にいるせいだろう。
俺もそこそこ女とはやっていけてる筈なのに、別に遊びだし向こうだってそれを知っての事。
それなのに本気にした私が馬鹿だったなんて、裏では評判落ちるばかり。
【募集伽羅】
・高身長めの方.外見自由(黒髪だと主が喜んで襲ryスミマセン何でも無いです)
・男前.硬派.ノンケ(っぽい感じで良いです)
参考迄に。
硬派= 自分たちの意見や主義を強く主張し押し通そうとする一派。



No.1 主伽羅pf.其他諸々

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  • No.261 by 鮫島 直  2014-08-02 22:40:01 


(抵抗は加減の差を突き、否定の言葉と共に捻じ伏せられ。男が彼を思う気持ちより、彼が男に愛欲する想いの方が勝ったか、完全に動きを封じられる。首筋に小さく、そして鋭く走る痛みに端正な顔を歪め、今、彼がそこへ何をしているのか想像が過ぎり、羞恥に身を震わせる。不意に僅か離れる体温へ、ふっと薄く双眸開けば、彼を見て。第一声。まるで己の心を見透かされたようで、カッと熱が上がる。違う、嫌だと思えないから混乱しているのだ。心臓がドクンと脈打つのを堪え、唇を噛み締める。何処か寂しげに呟く声、その表情に視線を逸らせなかった。そして、あまりにストレートな欲望の告白へ、双眸見開き息を飲む。耳の奥で、彼の声がリフレインして離れない。男は見つめ返す視線を、何かを考えるように、すっと瞼を下ろし隠した。――彼は本気だ。その切実さが伝わってくる。彼の言う通り、彼の行為に嫌悪は無く、寧ろ男は、悉く反応してしまう自分を嫌悪していた。そして、何故という思いは、その答えを求めていた。彼の欲望に応えることで、もし、この<よく分からないもの>が分かるのなら――。徐に睫毛を上向けると、黒の瞳で真っ直ぐに彼を映し、静かに紡いだ)
…………それで久城が後悔しないなら……――いいよ。



(いえいえっ こちらこそ、すみません!! 上げ感謝ですっ/お返事無くても大丈夫です^^)

  • No.262 by 久城 快  2014-08-02 23:17:06 


─。
(紡いだ後彼は瞼を下ろし己の返事を静かに尚且つ真剣に考えている様だった。此の短い時間でさえも長く長く感じた。其の口から漏れる言葉は、肯定か否定または考えておくという先延ばしのどれかなのだから不安さえ込み上がってくる。不意に視線が交じり合う。あ。漸く開いた唇へと集中すれば─それは肯定の意思表示。静かに熱がぐと内から外へ露るのと共に目が見開く。「──っ!...こ、後悔なんてする訳無いだろ!...っ、それこそ鮫島が、後悔─。」とがっつく言い掛けようとした所でふと口が止まる─彼には後悔して欲しくない。そう強く思った。彼を後悔させない様に自分が何とかすれば良い話だ。「いや...後悔なんかしない様に、後悔なんかさせない。...鮫島が俺と居て良かったって思えるようにしてやる。」と続きの事をば。自然と片手を離してやれば、暇手になった其れを彼の頬へ添える。親指で唇をなぞるかの如く撫ぜると幾分大人びた表情。双眸細めて静かに下記問うてみて)─鮫島、...、...キスしていい?

  • No.263 by 鮫島 直  2014-08-02 23:44:29 


(葛藤の末、漸く出した答え。それへ慌てたように返事を重ねる彼の勢いに、男は微か目を丸くする。それも束の間、次ぐ声色は落ち着いて、彼の意志を感じさせる男らしいものだった。不意にトクンと心臓が高鳴る。今までの緊張や刺激への反応ではない。もっとじんわり温かい、心の内から溢れるもの。――この感覚は知っている。けれど、まだ確証はない。それでも、頬へ触れる温もり、唇をなぞる指先の感触が優しいということだけは確かに分かって。男は彼を見つめながら、ゆっくりと穏やかに微笑んだ)
…………ああ。

  • No.264 by 久城 快  2014-08-03 11:18:43 


─ん。
(彼の様子を暫く眺めていると、ゆっくりと微笑む彼。胸がきゅんと引き締められる。彼に触れて良いんだ。幾度か彼へ無理に触れてしまった事はある。だが、唇には無い。そしてあの頃とは全く別の立場として彼へ触れる事が出来る。そう思うと更に嬉々感を覚えた。自然と僅かに上がる口角。唇なぞる親指を端へと添えれば、ゆっくりと顔寄せて接吻。そしてゆっくりと離すつもりだった─が、触れた唇が余りにも柔らかく暖かく─心地良い。双眸細めてどくどくと胸の内が熱くなると、束の間唇の割れ目へ舌先這わせ自然と其の隙間へ舌侵入させる。もう片方にて手首握っていた手を緩めれば、するりと掌へと移動。其の侭指を絡めるか如くきゅと握り彼の存在確認。咥内では更に熱く彼の歯茎を丁重になぞると、唇の隙間よりくちゅりと艶かしい音が室内にて響き渡る。そんな音でさえ煽られ興奮帯びてしまい)─っ、...。

  • No.265 by 鮫島 直  2014-08-04 09:31:48 


(腹を決めてしまえば、不思議なくらい穏やかな気持ちだ。彼が微笑み、そして、二人の隙間を埋めるように顔を寄せるのを見取ると、男はすっとその長い睫毛を伏せた。――唇に柔らかな感触。触れた箇所から温もりがゆっくりと全身に染み渡っていくような感覚に、また鼓動がトクンと高鳴って。しかし、心地好さに包まれる中、不意討ちの侵入)
…………っ、ん……――――
(思わず声を漏らし、眉根を顰める。触れるだけと思っていたため、想像より深い口付けに戸惑うも、男は先程のような抵抗はしなかった)
……っ…………さ、きっ……――――
(歯茎をなぞられ、二人の唾液が混ざり合う卑猥な水音響けば、男はくぐもった声で、どこかすがるように彼の名を呼び、絡まる指先をきゅっと握り返した。――気持ちいい。高まり出す興奮に僅か頬上気して。彼の愛慾へ応えるように、舌を相手のそれへ擦り付け、絡める)

  • No.266 by 久城 快  2014-08-04 11:40:27 


─っ、ふ...、ン。
(目を伏せる彼を細めた双眸で見詰める。彼と今こうしている事が夢のようだ、何処か夢中になるかの如く視線外せずいて。絡まる指を握り返され胸が高鳴り更に己の名を呼ぶ彼が愛らしくて堪らなかった。然り気無く己の想いに応えてくれる彼が堪らなく可愛いらしい。絡まった舌で唾液混えながら、深く濃厚な口付けへ意識がいきやがて唇の隙間から熱い吐息漏らすと僅かに唇離し舌ずり。「...鮫島、可愛いな...。」なんて呟いて口角上げ、再び口付けをしようとした瞬間─コンコン。扉を叩く音にば、と顔を離すも体勢はそのままで束の間扉が開かれる。『入るぞー、この下着風呂場に落ちてたんだが、お前らのじゃないかー?って、何してんだお前ら...』訝しげな表情浮かべる教師。これはやばい。咄嗟に絡めてた指を離しぐっと普通に握ればもう片方の手で彼の肩をガシと掴み「─プ、プロレス!!鮫島を倒せたらジュースおごるって約束なんで!」なんて慌てたな様な言い訳。教師も男同士で接吻ややらしい事をしているとは思わないが故にすぐに納得した模様『お前ら中学生か、全く..で、これはお前らのじゃないんだな?』呆れたように告げる教師へ苦笑浮かべつつ「俺のではないです。」とだけ答え、彼をちらりと見て)

  • No.267 by 鮫島 直  2014-08-04 15:24:10 


(絡まる舌が熱い。深く交わる唇が角度を変える度、隙間から熱に浮かされた吐息が零れて。彼を求めるように追う舌先が不意に離れると、僅かに双眸を開いた。とても近い距離から降る言葉。恥ずかしさと、溢れる熱い何かに胸が高鳴って。もう何の抵抗も無く、彼の口付けを受け入れようとした瞬間、響くノック音。瞠目した双眸が反射的に扉へ向いて。訝しげにこちらを見遣る教師へ、固まったまま思考をフル回転していれば、突如、手と肩への衝撃に瞬く。咄嗟の彼の行動を飲み込むまで数秒掛かるも、再度問い掛ける教師、彼の視線に横目で気付けば、男は静かに口を開き)
…………俺も違います。
(何とか落ち着き払った声色で答えた。『そうか。仲が良いのは結構だが、回りの迷惑にならない程度にしろよ。じゃあなー』と、やれやれといった感じで教師は部屋を後にした。扉が閉まる音を聞くと、緊張の糸が途切れたように脱力し、再び部屋には二人だけ――。先程までの熱がまだ残って、俄かに顔の火照りを感じる。力が抜けたように薄く隙間を成す唇は唾液で淫猥に濡れたまま。男は徐に彼を見上げ、そして、静かに見つめた。あんなにも激しい口付けを、彼と――。暫しの沈黙を経て、男はそっと切り出す)
………………久城、……俺――

  • No.268 by 久城 快  2014-08-04 20:48:31 


─はーい...、...はぁ。吃驚した...。
(彼へ視線向けた後、幾分落ち着いた声色で告げる様子。こんな状況でも落ち着いて答えられる其れが凄いと思いつつ、一言告げて出ていく教師に此方も返事、吐息漏らしながら脱力すると再び彼へ視線を向ける。思わず硬直してしまった。艶のある表情に双眸見開かせつつ見惚れていると、光により若干輝く唇の唾液。暫くして彼の口元が動く。はっとしたように我へ返れば「...ん...どうした...?」と幾分柔らかい声色で問う。そしてそっと肩に添えていた手を首筋から頬に掛けて指先でつーと撫で上げるように移動させた。少し熱い。己との深い口づけで帯びてしまったであろう其の頬。頬を撫ぜながらも唇に付いた唾液を柔くくちゅりと僅かな掠れ音響かせ舐める。お互いの吐息か掛かる距離の侭、彼を見つめて)──。

  • No.269 by 鮫島 直  2014-08-04 21:50:35 


(優しい声。言い掛けた先まで包み込んでしまうような声音に、つい意識が惚けていれば、不意、首筋をなぞる指先に思わずピクと反応してしまう。頬を撫ぜる感触から伝わる愛情と、唇を舐める艶かしい水音の卑猥さが、落ち着き掛けた鼓動を加速させて。近過ぎる吐息の熱に浮かされ、このままではまた引き込まれてしまう。男は、薄く開いた唇の隙間から漏れそうになる熱を飲み込むと、顔を逸らして)
…………俺、……ちゃんと考えるから、久城のこと…………、だから――――
(拘束解かれた方の手が、乱れそうになる心を抑えるようにTシャツの胸元を握って。何かを堪えるよう、微かに下唇を噛み締めながら、ゆっくりと視線だけ戻し、再び彼を見つめて)
……もう、このままじゃ、心臓……おかしくなる……っ――――
(「だから退いてほしい」と、高鳴る鼓動を抑えることに精一杯で、続きを言えない代わりに、男は切なげな双眸、その表情で願い求め)

  • No.270 by 久城 快  2014-08-04 22:55:58 


─ッ。
(一つ一つの仕草が艶かしくとくん、と鼓動が高鳴る。何処か釘付けになったかの如く彼を見詰めていれば、顔を逸らされてしまう始末。やがて紡がれる言葉に理性がはち切れそうになるとぴくりと肩揺らす。やばい。こんなにも愛らしい姿で、そんな事言われたら誰だって我慢ならない。切なげな其の表情から、彼がどうしてほしいかはわかった。きっと、おかしくなってしまうから退いてほしい、一回やめてほしいなどだろう。それでも離れずにいた。どくどくと早まる心拍数と共に抑えられる気がしなかった。とうとう理性が負けたのだ。彼の胸元にある手へ頬添えていた手を移動させると、きゅと重ねる様に握り耳元に唇寄せて「鮫島...どきどきしてんの...?、てか、もういっその事おかしくなっちゃえよ。なんてな。...俺も今すっげぇどきどきしてるんだわ。」と息潜めた声色で囁く。己が彼をどきどきさせてると思うと、やけにゾクゾクとした感覚が身を─背中を伝う。もっともっとおかしくしてやりたい。そんな欲が新たに生まれてしまった。耳元にて舌這わせれば奥へと舌差し入れくちゅくちゅと唾液の音を直接響かせ、時折熱い吐息が漏れてしまい)─ンン。

  • No.271 by 鮫島 直  2014-08-05 00:03:47 


(頬へ添えられた温もりが離れるのを感じると、己の願いが受け入れられたかと小さく安堵するも束の間、Tシャツを握り締める手に重なる彼のそれ。耳元への囁きに、ぞくりと身を震わせ、全身の血が一気に駆け巡る。彼の言葉は、まるで麻薬だ。脳裏に響いて離れない。胸の鼓動を見透かされたことが恥ずかしい。けれど、彼が自身と同じく身を焦がしていることが――嬉しい。何故だ、と考える心を置いて、従順なまでに身体は刺激に反応してしまって)
――――っ、ぁ…………嫌、だ……もッ……無、理――っ
(淫猥な水音が鼓膜を直接震わすかの如く耳奥で響けば、あまりに強い刺激に声にならない声を上げ。まるで弱点を突かれたように全身が強張り、彼の吐息より更に熱く、そして甘い吐息が漏れてしまう。いつしか耐え続けることで俄かに滲んだ生理的な涙が視界を揺らす中、辛うじて残る理性が快感に流されそうになるのを唇噛んで堪え、彼から、彼が与える甘美な刺激から逃れようと、顔を逸らし、抗う)

  • No.272 by 久城 快  2014-08-05 00:17:06 


っ、...ふ。
(彼の聞いた事も見た事も無い其の様子。とくとくと胸の奥を熱くしながら、ゆっくりと唇離し舌を引くと銀糸引く。やがてぷつりと柔く途切れる其れを視界に舌ずりすれば、耳元に塗られた唾液を舐めとってから彼の顔を覗き込む─。僅かに染まる頬に瞳が潤んでいるのが何とも愛らしく、更に興奮が沸き上がる─が、しかしそれと同時に理性が引き戻される。彼を泣かしてしまった。可愛いさのあまりついやってしまった事に、胸がちくりと痛み眉がぴくりと痙攣。「─っ、ごめ。鮫島...やりすぎたな?御免な、怖かっただろ。」と慌てた様に身を離し隣へと腰を下ろす。片手を布団につきながらももう片方の手で頬を撫で遣ると、親指で目尻なぞりながら下記のべて)
あんまりにも鮫島が可愛いくて...ごめん。泣かせて。

  • No.273 by 鮫島 直  2014-08-05 01:15:03 


(理性が途切れる寸前、生温かい感触がゆっくりと離れるのを感じ、ふっと薄く双眸を開いた。微か気を緩めた刹那の一舐めに、瞬間また目を閉じるも、今度こそ体温が離れる気配を感じると、恐る恐る瞼を上げて。ぼんやりとした視界一杯に彼の顔。俄かに揺れるその像が涙のせいとは、熱に浮かされた男は気付かない。すると、彼はどこか慌てた様子で身を引き。彼によって隠れていた天井の照明、久し振りに照らされ、眩しさに微か双眸を眇めた。隣に座す彼が己の目尻を拭いながら告げた言葉で、漸く自分が涙を溢れさせていたことに気付き、微か瞠目すれば、解放された手を支えに素早く上体を起こして)
――可愛いとかッ……あと、別に、これは――っ…………いや……もう、いい。
(情けなさと恥ずかしさに顔を逸らすと、手の甲で残る涙を粗く拭った。彼に背を向け、座している今。倒れた缶から零れた液体は、畳に染みを広げている。朝になれば乾くだろう。しかし、男の心に浸み込んだ彼の想いは――。暫しの間、男はゆっくりと振り返り、彼を見据えた。黒の双眸へ真っ直ぐに相手を映して。静かに、そして芯の通った声が伝う)
……さっき、途中になったけど――久城のこと、ちゃんと考えるから。ちゃんと考えたいから。――少し、時間くれないか?

  • No.274 by 久城 快  2014-08-05 11:59:28 


─っ。
(触れていたものの素早く上体起こされてしまえば、その手の行方など無く自然と引く。やがて背中を向けられてしまうと若干目見開きつつ、ただ大人しく視線を外せずにいて。彼はきっと動揺しているのか。己の方へ身を向けない様子かただ心配で若干表情が曇る。暫くの間その体勢でいたものの漸く此方へと振り返る相手見れば、室内に響くほの言葉に胸が湿る。己の事をちゃんと真っ向に考えてくれる彼。心底嬉しいと思った。ただ少し不思議と期待が混ざった気持ちになった。─彼がすぐに振らないからだ。多少なりとも己に気があるのかと期待してしまうのはそこなんだろう。今までの告白を見た限り、彼は考えさせてくれと言わずにその場で振っていた。然し己の場合は違う。それは己と彼が少しでも関わっていたからか?それとも気があるからか?どちらにせよ、彼女たちと違う答えが、真剣に己の事を考えてくれるそれが─それだけが本当に嬉しい。目を伏せて吐息混じりの笑みをこぼせば「ん、待ってる。ゆっくりで良いから。...鮫島が落ち着くまで。...んっと、俺はそれまでもう、...その、...鮫島にキス、とか...変なことしないように頑張るから。」と幾分自信なさげに呟くも、此方も本音をば。やがて己の布団の所へ移動すればごろん、と寝転がり欠伸漏らして)よしっ、...有難う、鮫島。

  • No.275 by 鮫島 直  2014-08-05 14:37:38 


(己の要望が受け入れられ、どこか安堵したように真剣な表情を少し緩めた。次ぐ彼の呟きに先程のことを思い出し、頬に赤みが差すも刹那。短く一笑を呼気に混ぜながら、睫毛を伏せて)
……そうだな。俺、久城に絆されやすいみたいだから。
(冗談と事実を入り合わせ、男も静かに呟き返した。布団へ移動し寝転がる相手を横目に眺めながら、「……ああ。俺の方こそ、伝えてくれて、有難う」と、緩く弧を描く口元から落ち着いた声で答えて。そこへ不意に視界に入る倒れた缶。幾秒か何かを思うようにそれを流し見遣れば、すっと手を伸ばし、拾い上げると共に腰を上げ)
――ちょっと喉渇いたから買い直してくるよ。久城、先に寝ててもいいから。
(彼と一緒に居るのが嫌なのではない。けれど、少し一人でこの熱の余韻を冷ましたかった。男は彼に「絆されやすい」から――。彼を傷付けないように、伝える声はとても優しく、面持ち柔らかに告げて。既に空き缶となったそれを片手に、自身の荷物へ歩めば財布を取り出し。そのまま扉へ向かおうか)

  • No.276 by 久城 快  2014-08-05 21:07:43 


っ、なんだそれ。...そっかそっか。
(彼の冗句にくすくすと可笑しげに笑いながらも片手をひらりとさせれば、やがて再び飲料水を買うと継げる彼。「ん、わかった。いってらっしゃーい。」特に不審がる事無く、彼の心情知らずにその背中見送れば己はうつ伏せになり枕に両腕乗せつつ端末機取るかの如く手を伸ばして。中身確認するとどうや姉からのメールが一件。《お化け屋敷どーだったー?》〈楽しかった。〉素直にそのまま送り返しつつ、彼が帰ってくるまで携帯を弄ってようかと)─。

  • No.277 by 鮫島 直  2014-08-05 22:40:10 


――ああ、いってきます。
(布団へ俯せになる相手を視界の端に流し見遣りながら、男は扉を開け、廊下へと。後ろ手に扉を引き、閉まり切る音を聞けば、徐に横の壁へ背と後頭部を預けて目を伏せ、大きく息を吐いた。脱力した両腕をだらんとぶら下げ、ゆっくりと薄く双眸を開く)
…………何なんだよ…………――――
(それは、自分の感情を把握し切れない自分に対しての小さな、小さな呟き。再び長い睫毛を伏せては、大きく溜息を吐いて。暫く男がそうしていると、不意に廊下の片隅から届く声がして、男は双眸を開き、緩慢な所作でそちらへ顔を向けた)
『――さ、鮫島くんっ……ちょっと、いいかな?』
(声の出所は一人の女生徒。緊張からやや上擦ってしまった第一声は、幾分廊下に響き――、もしかしたら、部屋の中の彼へも届いたかもしれない。そのことが彼女の顔を更に赤らめ、恥ずかしさに肩を竦めて立っている。彼女が何の用事で訪ねて来たのか、男もさすがに察しが付く。学校行事の特別な日、きっと随分前から決意し、この日に胸を馳せてきたのだろう。幾度となく他人から好意を打ち明けられてきた男には、それが分かる。しかし今、そのことを想像すればするほど、先程の彼の告白が、だだ漏れの愛欲の言動が脳裏を過ぎってしまい――。男は徐に凭れた背を正すと、眉間に僅か皺刻みながら眉尻を下げ、申し訳なさそうにこう言うのだった)
……ごめん。今日、ちょっと調子悪くて、これから先生の所へ行くんだ。……多分、大事な話をしに来てくれたと思うんだけど……今日は、きちんと聞けそうにないから。また、今度でもいいかな――? 本当にごめんね。
(今の男に他人の告白を聞く余裕はなかった。心苦しそうに告げる様が本当に具合が悪そうに映ったのか、彼女は半ば驚き、残念そうながらも『え? ……そっか……うん、わかった。でも、あの、大丈夫? 一緒に行こうか?』と、心配そうに声を掛けて。「……うん。有難う、大丈夫。……本当に、ごめんね。――じゃあ」と、男は彼女に背を向け、歩き出す。静かに溜息を漏らしながら、振り返ることなく)

  • No.278 by 久城 快  2014-08-06 20:37:47 


よし...、...。
(メール返した後扉が閉まる音が響く際、僅かに聞こえた女子生徒の声。ふと其方のへ視線を向ければ数秒硬直。やがてぱちぱちと瞬き繰り返し、端末機をポケットに仕舞い込みゆっくりと身を起こして立ち上がる。“─くん”とは聞こえた。なんと無く彼の事かもしれないと思った。扉へと手を掛け開けては、案の定女子生徒の姿がそこに。然し彼がいない。出てきた己に驚いたのだろう、ぴくりと肩はね此方見詰める彼女を見遣れば『何してんの?』と不思議そうに問い、何でも無いと言わんばかりに顔赤くしながらも両手ブンブン振る彼女。『ひょっとして鮫島に用があったとか?』「あ、うん...そうなんだけど、なんか鮫島くん調子悪いみたいで...先生のと─」『っ、ちょっと見てくるわ。』彼女が言い終わる前に足早に部屋から出ては、彼が向かった方向へと進みつつ『今さっき行ったばかりだから、すぐいると思うよ!!』と己に届くよう少し大きめな声で伝えてくれる彼女に片手をひらりとさせ礼)

  • No.279 by 鮫島 直  2014-08-06 21:46:24 


(「先生の所」とは勿論口実で。その道の途中、前に立ち寄った自動販売機で足を止めれば、徐に財布を取り出し、硬貨を投入。今の気分としては、酒でも飲んで寝てしまいたい。しかし、その類が売っている筈もなく、ミネラルウォーターのボタンを押して。鈍い落下音。腰屈め取り出せば、キャップを捻り数度喉を鳴らして、一息。――彼のことを考える。いや、考えてしまう。友人である筈の彼に、あんなにも反応してしまった自分が信じられない。今まで幾度となく他人から想いを告げられてきたが、心揺さぶられることは無かった。けれど、彼は違った。頭より体が先行して、全く冷静でいられなかった。それは先程、女生徒に呼び止められた時にもハッキリ分かってしまった。彼女には何も心乱されることは無かったのだ。――「大切な友人だから無下に出来なかった?」「多少なりとも関わった人物故、簡単に答えを出したくなかった?」――どれも当て嵌まる気もする。しかし、完璧に合致する気もしない。思考を巡らせながら、睫毛の切先を緩慢に瞬かせるその所作は、どこか物憂げに映って)
…………駄目だ。埒があかない…………
(溜め息混じりに独り零して。漏らした息の分だけ水を飲めば、ループする思慮へ観念したようにキャップを閉め、踵を返し来た道を戻ろうと歩き出して)

  • No.280 by 久城 快  2014-08-06 22:14:54 


─っ、鮫島!
(“調子悪かったんなら言ってくれれば良かったのに”心の中でそう呟く。だがそれ以上に気付けなかった、あるいはきっと己があんな事をしたせいのどちらかって事に自己嫌悪。やがてペットボトル片手に此方へと向かってくる彼の様子が視界に入り彼の名を呼ぶのと同時、若干小走りで駆け寄ると両手を伸ばし彼の両腕掴んで顔覗き込む。心配故に僅かながら眉間に皺寄せながら、何処か心苦しそうに眉やや下がり「鮫島っ、調子悪いのって俺のせいか?それとももっと前から?つか、大丈夫かよ、何で何も俺に言わずいつも行っちゃうんだよッ。」心の焦りか心配のしすぎ故か、幾分早い口調で問いをつらつらと重ねれば、ぎゅと腕掴む力が無意識に加わってしまい。彼だけをただじっと見詰めて)─。

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