折原臨也 2014-07-16 16:21:02 |
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じゃあもう一生構ってやんねェ(/ツンとした表情でそう言い放つと離せと言わんばかりに手を重ねられたが其れでもお構いなしに離さず摘まんだままで。首輪を突く相手は猫のような反応をするので楽し気にもう一度ぶらつかせてみると次に呟かれた言葉に「お前に付けてやろうと思って」と躊躇う事なく思った事を述べて。甘えるように擦り寄る相手に愛しさが込み上げてくるも続いて囁かれた言葉に表情歪め頭を撫でていた手をグーにしては「はい聞こえなーい」と笑顔を浮かべ乍強めに頭へと押し付けて
...別にいいもん...(頬を摘む相手の手を離す作業を諦めたのか手を下ろすと左記呟き,少々俯き気味になるも何度か相手の様子を伺うようにチラッと目だけ動かし。バッサリと放たれた言葉に肩を竦めると"あんまり嬉しくないなぁ..."と苦笑いを浮かべ"...ちょっと貸して?"と揺れる首輪を見詰め乍苦笑いから相手の嫌いな何かを企んでいる笑みを顔に取り付ければ小首を傾げて。更に深く押し付けられると"おぶっ"と声漏らし,しかしこれ以上は黙ろうと思いまだ何かを言おうと開いていた口をゆっくり閉じようとするも直前で"...ばーか"と一言罵れば今度こそ大人しくなり。
(/言葉と共に諦めたかのように手を降ろす相手を他所に自分はまだ軽めに頬を摘まんで遊んだりと好き放題にし、時々自分を見てくる視線に気づくが態と合わせずにして。何かを企んでいるような笑みを取り付ける相手からは嫌な予感しかせず「無理。お前に貸すと何されるかわかんねェし」と即答で答えれば見詰められていた首輪を取られないようにと自分の後ろへ素早く隠して。一言罵ると大人しくなった相手を何故か憎めずにいて、取り敢えず頭から手を離した其の手を相手の耳へと触れ
…チッ(未だに自分の頬で遊ばれているのにイラッときたのか聞こえるように舌打ちし,袖口に忍ばせていたナイフをこっそり手へと滑り出し目を合わせようとしない相手とは裏腹にチャンスを伺う為チラリと上目で見。あっさり断られると"ひっどいなぁ。"とクスクス笑い,"いいから貸して-。シズちゃんってば-。"と続ければ背後に回された首輪を奪い取る為ガバッと抱き付き。2人して無言になったことにほっと安心したように身を委ねれば耳に触れられた感覚にびくっと肩揺らし,"…くすぐったい…"と籠った声で呟くとほぼ反射的にその耳を塞ごうとし。
臨也くーん、怒ってるー?(/聞こえた舌打ちに気分の良さそうな口調で言えばそろそろ遊ぶのを止めてやろうと頬から手を離し、ふと相手の持っているナイフに気が付くと相手の目を見乍「切るなよー」と注意深そうにそのナイフへと視線を移し。急に抱き付かれると体勢が崩れ首輪を落としそうになるも「そんなに貸してほしいなら取ってみろよ」なんて強く握った首輪を相手の前にちらつかせてみたり。耳に触れている手を降ろすと「な、もうちょっとこっち、」と一旦抱き締める事を止め、自分と向き合うよう座れと言わんばかりに胡座をかいた両脚を雑に叩き
…見て解んない訳.(相手の態度が心を逆撫でしたのか彼にしては珍しく眉間に皺を寄せて鋭い目付きで睨みつけつつ,切るなという忠告に対して完全無視を貫くつもりかナイフを完璧に手に持てばまた軽く舌打ちをして。取ってみろと挑発されれば口角上げて"その首輪取ってシズちゃんに付ける!!"とうっかり零してしまうものの気にすることなくちらつかされた首輪に猫パンチ的な何かを喰らわし。自分を包み込んでいた体温が離れたことに"あっ…"と切な気に声漏らせば,直後雑に叩かれた足と同時に出てきた言葉に少し頬赤く染め,自分から相手の足に座ることに暫し躊躇し"え…あ…えっと…"と視線泳がせて。
そんなに睨むなって。はい、笑ってー(/鋭い眼付きになる相手とは対照的に自分は作り笑いを貼り付け、再び相手の頬へと手を伸ばすと先程と同じく頬を摘み、視界に入るナイフに時々視線を送るも表情は崩す事がなく。猫パンチを喰らうと首輪の鈴は大きく揺れるが強く首輪を握っているわけなので当然手から落ちる事はなく。急に零された言葉に「…だろうと思った……」と如何にも相手の考えていそうな言葉を分かっていたような反応をすると苦笑を浮かべ乍呆れたように呟き。躊躇しているのか目を泳がす相手を眉寄せ乍見詰めて「何だよ、嫌なのか…?」なんて少し控えめに問い掛けて
君…ふざけてるでしょ…(再び頬に伸ばされた相手の手に苛立ちを更に感じつつ,それ故か段々脱力してナイフを手から落とすと,ゆっくり俯き"……っ,ふふ…"と肩をピクピク揺らしながら笑い始めて。自分のやろうとしていたことを知っていたと言わんばかりの口調に"何さ。ほれほれ早く-!シズちゃんってば~"と猫撫で声で言うと猫のように甘い顔で首を傾げてみて←。心配そうな相手にギョッとした表情をすれば"あ,や…!違くて…!"と目をグルグルさせると,吹っ切れたのかそのまま真正面から抱き着いていき。
お前が睨んでくるからだろー(/脱力したのか手からナイフを落としたのは良いものの、奇妙な笑い方をする相手に目を丸くして驚くと共に摘んでいた頬から手を離し「何だよお前、どうした。怖えーよ…」と自分が言える立場では無い事を恐る恐る尋ねて。「そんなんで流されねぇから、」と猫のような言動をする相手から逃れるよう視線を逸らすと同時に首輪を持っていない片方の手で相手の額に軽くでこぴんをくらわし。なんだかんだ言い乍も素直に抱き着いてくる相手に「素直だと可愛いよな、お前」なんて呟きを零すと相手の首元に顔を埋めて
っも…うるさいな…(不自然な程に恐る恐る尋ねられると余計におかしくなったのか控えめに声を出して笑うと「ほんとっ…誰のせいだと思って…っぷ」と目に溜まった涙を掬いながら吐き出すように述べ。でこぴんを喰らうと「あてっ」と呟き,「なんだよーシズちゃんのケチ!万年金欠!馬鹿力!暴力反対!マニアックプレイ好き!変態!」と一気に罵れば「はよ」と言わんばかりに両手差し出し。相手の発言に「なにそれ…ていうか,俺がシズちゃんに素直だと妙じゃん…」と呟けば首に埋められた顔を見下ろせば,そっと後頭部に手を添えて。
…なんだよ、なに笑ってんだよ(/声を出して笑ったり涙を浮かばせたりする意味が解らず、少し唇を尖ら乍不思議そうに眉寄せて。「う、うるせー…。俺はケチでも万年金欠でもマニアックプレイ好きでも変態でもねーよ…!」と罵られた言葉に対して自分が認めていないところだけを否定して、差し出された両手をバシッと払えば「だからこの首輪は俺がお前に付けるんだって」と首輪を前に出し乍もう一度言い聞かせるように述べて。後頭部へと添えられた手に気持ちの良さそうに目を閉じると「それもそうかもなー…」と生返事を送り
怒ってる時にヘラヘラされたら笑っちゃうよ(口元に手を当てて幾分収まってきた笑いに溜息を漏らしつつそう答えると"それがシズちゃん相手とかなんて尚更…"と呟くとやはりぷっと吹き。言い聞かせるような言葉ににっと笑うと大人しく両手を膝上に添えて,"早く付けちゃえば?"と煽るような口調で言うと意味深な目で相手を睨み。生返事を聞くとふっと笑み零し"てかシズちゃんだってさぁ…いつもこの位大人しかったら一応かっこよくは見えるんだけどねぇ…"と後頭部を優しく上から下へ撫でるを繰り返し乍述べて。
次にまた笑ったらお前のその口塞ぐ(/今まで何度も「塞ぐ」という単語を発してきたので何で塞ぐのかは言わずに只睨んで。煽るような口調で言われた事が気に触ったのか相手の首根っこを雑に掴むと「此で少しはお前も大人しくなるだろ…」なんて呟き乍丁寧に首へと首輪を回していって。閉じていた目を若干開くと「じゃあお前の前だけでは大人しくなってやるよ」なんて上から目線な冗談を呟くとやはり優しく撫でられるのが気持ち良いのか直ぐに再び目を閉じて
ごめんって。もう笑わないからさ(目に溜まった涙を掬い乍絞り出すように言うと"ふぅ…ふっ"と目を閉じて溜息をつくも少し鼻で笑ってしまい直様後ろを向いて落ち着こうとして←。首を乱暴に掴まれるとうっと顔を顰めるも,首輪を付けられて行く光景を目線だけ下に寄越し乍見詰めて"…鈴"と呟くと鈴をつつき,微かに鳴る音を楽しみ始め。相手の発言に"何それ…皆の前でも大人しくなりなよ…そしたら公共物も潰れない…"と冗談交じりに呟き,髪を掬っていた手を止めるといつも相手にされているように,その髪をくしゃっとやや乱暴に撫でて。
本当かよ、(/半信半疑のように相手を見据えると小さく鼻で笑ったのが聞こえ直様後ろを向いた相手の肩を引き自分の方を向かせると「おい手前ェ…、次笑ったら塞ぐっつったよなァ」と肩から離した手で相手の顎を持ち上げて。首輪を付け終わると金の鈴をつつく相手をじっと見詰め「…何か本当に猫になったみてぇだな」とぽつり。「冗談になってねぇよ」恐らく相手は冗談のつもりで呟いたのだろう、自分からしてみれば洒落にならないので相手に聞こえないよう小声で呟くと急に自分と同じように乱暴な手付きで髪を撫でてくる相手に「俺の真似してんの…?」と嬉しそうに口角上げ乍問い掛けて
ふぇ…?(後ろを向いていたのも虚しく直ぐにまた相手と向き合う形になれば内心"やべ"と思いつつ顎を掴まれるとなんとも間抜けな声が出て相手の目を見たまま赤面し。本当に猫のようだと言われると鈴から手を離してそのまま猫の手を作り"にゃあー"なんて言ってみると,何かの反動で不思議な色の液体が入った小瓶がコートのポケットから転がり落ちて。相手の嬉しそうな発言に"ん,シズちゃんの真似だよ。こうされんの気持ちいからさ…"と目を細めて言うと"でもまぁ…それはシズちゃんの手があったかくて大きいからっていうのもあるかもだけどね…俺正反対だし"と苦笑いして。
…塞がなくても良いか(/顎を持ち上げた事で相手から笑いが消えたので何もせずに手を離してやり。猫の手を作り猫のように鳴かれると「お前…、猫耳と尻尾が生えてたら確実に猫だぞ」と若干頬を緩ませ乍述べると、相手のコートから転がり落ちた小瓶に気付き何の躊躇いもなくそれを拾うと無言でじっと見詰め「もしかしてこれ、飲むと猫耳と尻尾が生えてくんじゃねぇの…?」とふざけた冗談とは真逆に期待の眼差しを相手に向けると飲めと言わんばかりに相手に小瓶を押し付けて。「ンなことねぇよ。お前のも十分気持ち良い」苦笑をする相手に何処と無くフォローをしてやると、満足したのか撫でられていた頭をぶんぶん左右に振り「今度は俺がお前を気持ち良くする番」と耳元で囁けば自分の膝の上に座っている相手の太股辺りを優しく撫でて
な,…なんなのさ。びっくりするじゃん(顎を離された後発せられた言葉に赤くなっていた顔を誤魔化すようにムスっとした表情を取り繕い乍ボソッと呟き。手渡された小瓶を素直に受け取ると"見つかったか…まぁ試作品なんだけどね。新羅にお願いされてたの忘れてたよ"とその小瓶を宙に放り投げてはキャッチしを繰り返せば,最後にぱしっと掴んで"…やっぱ,飲まなきゃダメなのかなぁ。"と困ったように問い。相手にフォローされたことに複雑な気分に浸っていれば,今度は自分の番だという言葉と共に太股辺りに感じた違和感に真顔に近いまま驚いたのか少し肩を跳ねさせるも直ぐにニコッと微笑めば"こらー,メッだよシズちゃん。めっ!"と猫撫で声で言うと相手の手を払いのけるようにして。
何、期待しちゃった?(/相手の仕草に焦りが感じられるともう一度相手の顎へと手を掛け今度は顔を近づけ乍ゆるく首傾げ。小瓶を受け取る相手の説明を聞き、一連の動作を見終えると「なんでそんな試作品なんか作ったンだよ…」と小さく疑問を呟くと困っている相手に視線を置き「ま…まぁ、頼まれたンなら飲むべきだろ」と期待をするかのように口調を弾ませ。猫撫で声で言う相手に手を払いのけられても動じることはなく「その声、煽ってるようにしか聞こえねーんだけど」と熱の篭った声で言うと再び先程と同じ行為に取り掛かり
はぁっ!?う,自惚れるのもいい加減にしなよ,ちょっと…(相手の言葉に反論していると再び伸びてきた手にその言葉は途切れ,ゆっくりと近付いてくる顔に困ったように口を開閉させて。「キミの猫化が見たいんだ!ねぇいいだろ!?って言われて…まぁ後はその場のノリかなぁ…」と相手の疑問に答え,続けられた言葉に決心をしたのか瓶の蓋を恐る恐る開けては少し匂いを嗅「甘ったるい…」と漏らし飲むことを躊躇して。自分の抵抗も虚しく再び同じ事をされると「こっの万年発情期…」と皮肉っぽく呟き,取り敢えず満足してもらえるまでこのままでいようと大人しくなり。
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