朔夜 2014-07-15 07:37:49 |
通報 |
・~*作品*~・
テニスの王子様
犬夜叉
らんま1/2
Another
黒執事
FF Ⅶ
FF Ⅹ2
Free
妖狐×僕SS
ラブプラス
ローゼンメイデン
うたの☆プリンスさまっ♪
鬼灯の冷徹
アカメが斬る
アオハライド
黒子のバスケ
進撃の巨人
戦国無双
三国無双
こどものじかん
カーニヴァル
DIABOLIK LOVERS
等…です!
*・~*プロフィール*~・
†名前†
朔夜-Sakuya-
†性別†
女
†年齢†
き…企業機密で;;
†誕生日†
庭球の知念君と同じ6月29日
†星座†
蟹座
†血液型†
大雑把なO型
†好きな物†
アニメ・声優様・カラオケ
†嫌いな物†
虫・雷・人混み
†趣味†
寝る事←
†特技†
料理・自分両声類ッス
†出身地†
近畿
†よく歌う歌†
キャラソン・J POP
†動物に例えると†
ナマケモノ
†口癖†
アーン? や だろぃ や プリッ 等の庭球に関するもの
†一人称†
私・僕(ボク)
†好きな食べ物†
オムライス
†好きな漫画†
テニプリ!!
†癒しアイテム†
テニプリ・イケメン、美人キャラ・声優様
†好きな声優様†
一番は新垣樽助様・テニプリ出演声優様全員・等々
・~゚・説明・゚~・
主「」 について
主人公の略になります。主人公は全て女の子になります。
○○ について
主人公の名前です。○○だけだと呼び捨て、さん等付ける場合は○○さん等と表記致します。
因みに、○○○○だとフルネームという事になります。
* について
版権キャラクターの考えや主人公の行動を説明している物もあります。
【隣には】丸井ブン太
-----------
隣にはキミが居る。
*隣にはお前が居る。
いつだって…隣には。
主「ブン太の夢ってなーに?」
丸井「夢?そりゃあ、腹一杯スイーツ食える生活…だろぃ?」
にへら、という効果音が似合う程緩く笑んで見せるこの男の子は私の恋人ブン太。ちょっとポッチャリだけど、とても格好良くて可愛い自慢の彼氏。
主「肥満化したいのかー」
丸井「なっ!?俺はその分部活で動くからこれ以上は太らないんだよぃーっだ!」
*このからかう様だけど何処か冷ややかな視線を俺に向けてる女の子は俺の恋人○○、ちょーっと毒舌な所あるけど案外ビビりで可愛過ぎる大事な俺の彼女。
主「おーやおや、そんな事言ってると部活する事無くなったら…一気に太るよー?」
*ニヤニヤと悪戯っぽい笑みを浮かべる○○、何か子供みたいで可愛い…何て俺の欲目か?
丸井「んだよぃ、意地悪だなー…○○にはもうケーキ作ってやんねーからなー。」
ムゥと唇尖らせて若干頬赤らめながらそっぽ向くブン太、やっぱり可愛い…今凄く幸せ感じてる私はリア充生活堪能してます!
主「え、それは…ほら…ね?ブン太?ブンちゃーん?」
*一瞬で焦りの表情浮かべて上目遣い…おいおい反則だろぃ?
丸井「ごめんなさいませブン太様…って言ったら許してやらなくもないぜぃ?」
一瞬柔らかい笑みを浮かべたと思ったら、腕組みして私を見てニヤリと笑むブン太…むむ、悔しいけど…逆らえない。
主「ご…めんなさい…ませ、ブン太様。」
若干の悔しさからかボソボソといってしまう私。
丸井「だーめ、声が小さい!!」
*ドラマで見る鬼監督の様にハキハキと言ってやる俺。
主「ごめんなさいませ、ブン太様!!…っ…ん!?」
目を閉じて思い切って言ってしまえば、不意に唇に柔らかい感触。
丸井「…ん(チュッ)良くできました」
そう言って私の頭を優しく撫でてくれる意外にも大きな手。
主「ブン太…大好きだよ」
丸井「それは当たり前、んで…俺がお前の事好きなのも…当然、だろぃ?」
主「ん!だね、勿論…私からお返しするのも当然…ね?(チュッ)」
*当たり前…俺が○○を好きなのも一緒に居るのも、キスするのも全部全部…当然の事なんだ。
*だって…俺はお前が好きで。
私も貴方が好きだから…。
【怪談は恋音の調べ(上】
日吉若
------------
日吉「俺達の通うこの学園にはこんな噂がある…。
学園の階段の踊り場の壁に掛けられた大きな姿見…その前に立つと、連れて行かれるらしい…鏡の向こうの世界に。
そして、入ったらあるらしい。今までに連れていかれた生徒達の亡骸が…所狭しと足元に…わっ!!」
私の目の前に居るこの人こそ、最近付き合い出した私の初めての彼氏…若。若の話に耳を傾けながら怖くなり耳を塞ごうにも塞げない、恐怖心が手を動かす事をも許してくれない。それ位に怖がっている私に若は、耳に近付いてベタな脅かし方をする。
主「ひゃあぁぁあああ!!!」
勿論の事、少し飛び上がる程にビクッと体跳ねさせてしまう。
日吉「毎回毎回飽きもせずに、本当に面白い位に驚くな…お前は。」
*今、俺の目の前で俺の話にこれでもかと驚いて目を潤ませてるコイツは最近やっと付き合えた、俺がずっと片思いしてた俺の彼女…○○。素直に驚き本当に怖がりな○○が可愛過ぎて、つい意地悪をしてしまうが…それでも好きだと言ってくれる事を思えば、きっと俺の考えも気付いてるんだろうな。
主「若酷いよ~、スッゴく怖かったー!」
怖いのに何故か聞いちゃうのは、好奇心?それとも若の話だから?…考える必要なんか無いよね、後者に決まってる。そんな事考えながらも若を見て潤む目を擦る。
若「そうか、こんなので怖いなら…他の話をするのも楽しみだな。」
主「え゛…まだあるのー?私のメンタルが段々弱まってきてるのは気のせいかな?」
本当に意地悪な若、でも…それも含めて全部を好きになったから…怖いけど辛くは無いの。
*こんな風に苛めたい訳じゃない、でも…お前の泣く顔が余りにも可愛すぎて…つい、意地悪してしまう。お前の泣き顔も笑ってる顔も…全部を俺の物にしておきたくて。
日吉「こんなので弱るのか?柔なメンタルだな、ちょっとこっち来いよ。」
相変わらずにからかいながら片手広げて待ってくれている若、行かない理由なんて無いよね?
主「ん…」
一つ頷いて若に抱きついた。
日吉「俺以外に苛められるなよ?」
主「何で?」
若の言葉が不思議で首を傾げて問い掛ける。
日吉「お前を苛められるのは俺だけだからな…あ、いや…その、なんだ?お前は俺の物なんだから…当然の事だろ。」
【怪談は恋音の調べ(下】
日吉若
-----------
*自分でもわかる位、頬が熱かった。表情の変化位、自分でも分かる…慌てて顔を背けた。
凄く…凄く嬉しかった。若からあんな言葉を聞けるなんて思ってもみなかったから、本当に素直じゃないな…でも、頬が赤くなるのを隠す貴方がとても可愛くて。
主「……う…ん、うん!私はそんな柔じゃないよ~っだ、若だから大人しく苛められてあげてるんだよ?」
*クスクスと笑いながら悪戯っぽく言う○○。ったく、本当にコイツは…なんて考えながら俺は抱き締め返してた。
日吉「ほお?ならもっと苛めても耐えられるって事だよな?楽しみにしてろよ…一生をかけてお前を退屈にさせないでいてやるから。」
*そう一生を掛けて、お前だけは守り抜いてやるさ…。
【心の隙間】逆巻レイジ
*貴女はシュウが消えても尚…あの穀潰しを想い続けるのですか?この手にしたい…そう思って消したというのに、私を見ないのは何故ですか?
レイジ「おはよう御座います、もう朝食の時間ですよ?」
*ヴァンパイアにとって朝とは夕暮れ時の事、シュウを失ってからの彼女と言えば…まるで喋らぬ人形の如く無気力。何時も起こし世話をしているのは…これはもう、私の物だから。
主「…。」
シュウ…今も貴方の肌の冷たさを覚えてる…寒くない?貴方を温めてあげたい、貴方が居なくなって真っ暗になった闇に入り込もうとしてるのは…貴方の弟で貴方を殺した張本人。貴方を失ってから何もする気が起きないの、シュウの気持ちが…凄く理解出来るの。
レイジ「…今日も、何も話さないんですね」
*彼女は私の所有物。そう考えていた筈なのにチクリと痛む胸。
自然と眉が下がり無自覚で寂しげな表情を浮かべているレイジさん、驚きを隠す事は出来ず半分伏せていた目を開き。
主「…?」
*彼女が目を開いた途端沸き上がった不可解な感情に突き動かされれば、自然と彼女を抱き締めていた。
レイジ「いつも…貴女があの穀潰しの事を考えているのは、知っています。しかし、貴女はもう私の物だ…他を見るなんて許されない。」
ああ…彼は不器用なんだ。不器用で意地っ張りで誰よりも愛を欲していた…そして、全て持っていた兄に嫉妬したんだ。
*彼女の髪に頬が埋まる位強く抱き締めて、自分でも言っていて情けない事なのは理解出来た。しかし何故でしょうか?貴女だけは、そうは思わないんじゃないか…そう思えたんです。
主「…も…う、シュウは…帰って来ません。」
レイジ「っ!?…そんなにシュウが良いのか!?…私は…こんなにも…っ」
*やっと口を開いた彼女、肩を掴み少し離し相手を真っ直ぐに見れば、表情は以前の様に涙を流している彼女に私に…怒りと胸を締め付けられる不可解な感情が襲う。
私は…どうしたいの?レイジさんを、どうしたいの?シュウを忘れて…良いの?ううん、良い訳無い…でも…それでも…今、目の前で泣きそうになっている貴方を抱き締めたい。
主「…でも、私の側には…レイジさんしか居ない。今の私の世界には…貴方だけ…」
レイジさんの頬を両手で包み、自分でも驚く位柔らかい口調でレイジさんに告げていた。
【心の隙間 下】逆巻レイジ
レイジ「…っ…!?…やっと、なんですね。やっと…貴女をこの手に、○○さん…そうですよ。貴方の側には私だけ、そして私の世界にも…」
*そう…やっと手にいれた。ずっとずっと欲しかったシュウの持ち物、そんな事を忘れる位に…貴女が…欲しかった。
私の世界には…元から貴女しか入れなかったんですよ…。
ゆきさん
おお!!コメント有り難う御座います!!年齢は…二十代なんですが、あはは…文章力が余り無いので恥ずかしくて(汗)
応援有り難う御座います!!そして私自身が更新する時だけしか見ないという怠け者でして…遅れて申し訳御座いません!
【二人の距離 上】木手永四郎
何時だって貴方は先に進んでしまうから…。
*何時でも貴女は、俺の後ろをついてくるから。
主「やっと見つけた、こんな所で何して…?」
部室の裏側。マネージャーである私は、気付けば居なくなっていた部長である彼を探す為に回り込んで来てみれば相手の背が見え溜め息混じりに呟きながら歩み寄る。
女子「私は…木手さんがしちゅん…なぬさー」
彼の前に立つマネージャー仲間の女の子に気付き慌てるもしかし音を立てない様に元の曲がり角へと戻り、女の子の気持ちを聞いた途端浮かんで来るのは今までに無い焦り。そう、彼の事は…私も好きなんだ。
木手「ほお、それは部活中に部長である俺を呼び出してまで伝えないといけない事ですか?生憎ですが、俺は生半可な想いは要らないんですよ」
淡々と返す木手君の言葉は安心と不安を私に抱かせた。
主「き、キッツー…イ。って事は私の事は…眼中にすら無いな。」
その場にしゃがみ込むと空を見上げて呟いてみる。
木手「無いとは何が無いんですか?全く…立ち聞きとは趣味が悪い、しかも部活をサボっているとは」
ドキッ…後ろから聞こえた声に驚きと嬉しさが私の鼓動を波打たせる。
【二人の距離 下】木手永四郎
主「さ、サボってなんか無いよーっだ!そっちこそ、部活中に居なくなったと思ったら…思ったら…」
泣きそう、今までこれ位に不安になった事が無い位…相手があの子と付き合うかも知れないという不安が押し寄せていた。
*彼女は本当に素直で素直じゃない、矛盾している。俺は彼女をどうしたい?素直じゃないのは俺の方かも知れませんね。
木手「…さて、戻りましょうか?」
いつもみたいに先々歩んで行ってしまう彼、寂しい…そんな思いはとっくの昔に胸に隠した。だって、それが貴方と私の関係だもの。
*俺が先に進めば貴女は必ず追って来る、分かっていて先に進むのは…まだ貴女が俺を想っていると確かめたいから。俺は狡い、貴女に見返りを与える事もせずに俺だけ優越に浸る。
主「は…はーい、もう…勝手なんだから…んっ!?」
文句を言いながらも彼の後ろを歩きながら、一瞬目を閉じてそっぽを向く。目を閉じていたのは一瞬だけだった筈なのに大きな手が私の顎を掬い、唇に軽く押し当てられた柔らかい感触…目を大きく見開けば…そう目の前には彼の顔。
木手「そろそろ素直に俺に言う事があるでしょう?」
真っ赤になりながら彼の話を聞けば決心がついた。
主「木手…君…が、好き…です」
*俯いて、今まで我慢していた事を全て押し出す様に泣きながら告白してくれる彼女がいじらしくて…思わず抱き締めていた。
木手「にふぇーでーびたん、わんもやーぬくとぅ…ずっと前からしちゅんだったさー…かんなじ、カフーんかいすんぐとぅ…」
*必ず手を引きます、だから…貴女は俺の隣を歩いて下さい。
これからは隣り合わせが…二人の関係。
(/テニプリの小説が…!私もテニプリ大好きです!
立海や氷帝も好きですが、一番は青学ですね…特に好きなのはリョーマです!
私も小説を書いていますが、朔夜さんの方がかなり文才があって羨ましいです…!
更新頑張って下さい、応援してます!
浅緋さん
コメント有り難う御座います!!
そして、昨日からお世話になっております!これからも区々ですが更新していきますので宜しくお願い致します!!
【8月13日/天神耕介バースデーストーリー Ⅰ】天神耕介
*夜に呼び出すなんて…何かあったのか?
そう、俺の彼女である○○から電話があって来て欲しいと言われたのは夜の9時を少し過ぎた頃。心配と来て欲しいと言われた嬉しさが溢れる中、○○の家まで走っていた。
天神「はぁっ…はっ…ふぃ~、やっと着いたぜ~」
*テニスをやっているにも関わらず情けない事に完全に息を切らしていた俺はやっと○○の家に辿り着いた、携帯をズボンのポケットから取り出し時計を確認すれば夜の9時36分を指していた。
今日は彼の誕生日、朝から電話をしてもメールをしても返事が無い。やっと連絡をくれたのは夜の8時過ぎの頃だった、遅い!内心そう思いつつも彼の声を聞けば心配や不安が全て消え去り笑顔になってしまう私。でも、ちょっとした仕返しとサプライズを考えた…そう、急に呼び出したのは彼をお祝いしようと思ったの。でもきっと貴方は心配する筈、朝から焼いてあったケーキを準備して料理を並べ部屋に蝋燭を灯し電気を消した。
天神「ピーンポーン、いや…口で言っちゃ駄目だろ。はぁ、馬鹿な事言ってないで…と」
*自分でも引く程のギャグをかますと一人でツッコミ、呼び出しブザーを押したらピンポンと音が鳴り。彼女が出て来るのをじっと待つも家の窓を見れば電気は点いておらず、しかもオレンジ色の光がゆらゆらと見える。
天神「ヒィッ!幽霊…じゃないな。あれは、まさか…火事!?○○!!」
*勘違い等と考える余裕は俺には無く完全なる不安が俺の体を一瞬にして冷やした、血の気が引き自分でも青ざめているのが分かる。彼女の名前を叫びながら玄関扉を勢いよく開けた途端、○○が倒れ込んで来た。
主「痛ったー…ベル鳴らしたのにどうして急に開けるのよ」
私は呼び出しブザーの音に胸を高鳴らせ玄関へと向かった、そして扉のノブに手を掛けた途端扉が引かれ私の体は勢いよく外へと投げ出された。彼の胸へ抱き留められたけれど引かれた勢いで腕は痛い、扉が開かれる前彼が私の名を大声で呼ぶ声が聞こえたが彼の心情など分かる訳も無く文句を言ってしまう。
【8月13日/天神耕介バースデーストーリー Ⅱ】天神耕介
天神「よ…良かった、無事だったんだな!」
*○○が倒れ込んで来た瞬間、抱き留め文句を言われながらも彼女が無事であったという事実に嬉しさが込み上げ抱き締める。うっすら涙を浮かべてしまっている俺は自分でも情けない程、器が小さい…。
主「へ?…あ、うん。有り難う…」
ふと見た彼の目にはうっすらと光る涙、彼が本当に純粋で心配性である事に気付かされた。キョトンとしてしまいながらも彼の頬に手を添え親指で軽く彼の涙を拭う。
天神「こんな時間に呼び出すから何かあったのかって…しかも来てみたら真っ暗でオレンジ色の光が…って!火事じゃねぇのか?!」
心底心配してくれていたのか安堵の息を吐き出す彼、思わずクスリと笑いそうになるのも束の間。私の肩を掴み焦りの表情浮かべて問い掛けてくる彼の必死さに更に不思議そうな表情浮かべてしまう私。
主「馬鹿ね、全く慌てん坊なんだから耕介は。上がって、説明するから」
*呆れた様に、しかし穏やかな表情浮かべながら笑う○○。俺といえば男の癖に慌てたままで彼女に手を引かれるままリビングまで来れば、アロマキャンドルで彩られた室内。その光景は男の俺でも目を輝かせてしまう位綺麗だった。
天神「ろ、蝋燭?」
ボーッと蝋燭を見回しながらすっとんきょうな声を上げる彼を余所に、私は用意していたケーキを目の前に差し出し。
主「ハッピーバースデー、耕介」
天神「はっぴー…ばーすでー…?」
目を丸くしてケーキと私を交互に見る彼、サプライズにしてはやり過ぎたかと内心後悔が過る。
主「ごめんね?」
*目の前に差し出されたケーキ、そしてきっと全てを準備するのにかなりの手間を要したであろう飾り付けや料理。俺は泣き出していた。
天神「ば…かやろ、嬉しいじゃねーかよ!コンチクショー」
涙を流しそれを袖口で拭いながら嬉しいと言ってくれる彼、良かった…私自身を彼の喜びが幸せとなって包み込む。ケーキをテーブルの中心に置くと彼に抱きつく。
主「良かった…ごめんね、本当はちょっぴり心配させてやろうなんて思ってたの。耕介、心配してくれて有り難う…生まれてくれて有り難う、大好き」
【8月13日/天神耕介バースデーストーリー Ⅲ】天神耕介
*○○は絶対に守るなんて言ってた癖に情けねぇ、そんな考えを全部消してくれる。抱きついて来た○○をギュッと包む様に抱き締め。
天神「俺は幸せもんだぜ、こんな優しい可愛い彼女が居るんだからよ…心配した、でも…いつもその何倍もお前に心配させてんだよな…悪ぃ、好きだぜ」
そう、一生彼の側に居たい。頼りないんじゃなく、とても優しい耕介の側に。
*ああ、ずっと一緒に居たい…強いけど、とても弱い○○をずっと支えたい…。
*俺は
私は
*主/…最高の恋人と出逢えたんだから。
【親愛なる貴方へ Ⅰ】渡邊オサム
私には三年間思い続けている人が居る、とても明るくミステリアス…複雑だけれど誰よりも自分の生徒を思ってる。そう、私が恋しているのは…許されない相手。
渡邊「何ぼけーっとしとるんや?何や、恋患いやろ?オサム先生が聞いたろ、どーんとぶつかって来ぃ」
*コイツは俺が受け持っとる四天宝寺テニス部のマネージャーをやってくれとる○○、ここ最近元気無いとは思うとったけど俺に気も付かんと溜め息吐きよるとは…重症やな。何時ものオサム先生のとびきりスマイルをお見舞いしたら元気になるやろう、そんな事を考えながら声を掛けてみた。
主「はぁ…えっ!?…ち、違います!」
誰も居ないと思って吐いた溜め息、なのに後ろから声を掛けて来たのは私の悩みの種で私の恋のお相手。慌ててしまい目が泳いでるのが自分でも分かる、悟られちゃいけない…けれど恋に未熟な私はフォローも出来ず顔を背け素っ気なく返す。
渡邊「何や何やー?先生には言えへん様な相手か?白石と謙也…はベタやな、千歳に財前…小石川に一氏もあり得る。ほなゴンタクレの金太郎やろ?意外な所で銀さんか…こ、小春か?」
*○○の反応に面食らい一瞬呆然としてまうも、俺は教師。助けになれるんやったら、話位聞いてやりたい。ま、ほんの僅かオモロイっちゅう好奇心も混ざっとるんやけど。次々と部員を挙げるも○○は反応を示さへん、明らかに男を愛しとる彼奴か?まさかな…心の中で小さく呟いたら顔は苦笑いになっとる、アカンアカン表情戻さなな。
【親愛なる貴方へ Ⅱ】渡邊オサム
主「小春は私の友達ですから、別に好きな人なんて…」
オサム先生から紡がれる言葉は全部自分を省いた言葉ばかり、きっと私なんて眼中には無いんだろうな…。そんな事を考えていれば最後に戸惑いながら言ったのは私の同じクラスの自称乙女な大事な私の友人、辛いとか悲しいよりも呆れてきて…溜め息混じりにした注意。続いては先生を好きじゃないと言い切る言葉を言い掛けるも、やはり私には言えず黙り込むと俯いて。
渡邊「…なあ、○○?遠くから見れば綺麗に見える。せやけど、近くに来れば綺麗やないもんかて見えてくる。お前は、どないや?綺麗な所しか見たないんやないか?」
*一年の時に四天宝寺に転校して来たお前を初めて見たんは何時やったかな?確か春が終わり掛けん時やったかな、テニスの事なんか一切分からん癖に人一倍一生懸命仕事して…正直可愛らしい、ええ子やなって思ってしもうとった。教師がや、笑えへん冗談やな…せやけど日毎膨らむ自分の気持ちを抑える事なんか出来る訳あらへん。お前が俺やない違う奴を好きなんやったら諦めようと思うとった想い…お前のさっきの反応は…俺に向けてやて、自惚れてもええんか?
主「…綺麗じゃないもの?わた、私は…そんな生半可な想いでオサム先生を…っ!」
先生から紡がれた言葉は何時ものふざけた様な口調でも言葉でも無く真剣で…真っ直ぐに私に問い掛ける言葉。ああ、気付かれちゃったのか…後悔も無く胸に溢れる感情は言えなかった事を言えたホッとした安堵。それと同時に相手への答えを言わなければいけない、相手と離れた年は12年という歳月…余裕なんて無い私は思い切って言った。
渡邊「…アホやな、言わんかったら自分より先にオッサンになる様な男と付き合わんで済んだゆうのに。…俺もや、俺もお前の事をそんな中途半端な覚悟で好きになんてなっとらん」
*○○の言葉や表情が余りにも可愛すぎて、学校やっちゅう事も俺が教師やいう事も分かっとるのに○○を抱き締めとった。いやー、無意識っちゅうもんは怖いで。
主「オサム…先生、わ…たし」
オサム先生も私の事を好きだと言ってくれた、今まで許されないと思っていた貴方の言葉一つで私は嬉しすぎて目から次々と涙が溢れていく。嬉しい、凄く嬉しい…私もです、大好きです…先生を愛しているんです。
【親愛なる貴方へ Ⅲ】渡邊オサム
*何時も目線の先に居ったんはお前や、どんな時でも生徒として見れんかった…ほんまにアホなんは俺の方やな。
渡邊「俺は捕まえた獲物は逃がさへん質やねん、覚悟しいや?」
何処か悪戯っぽく笑う先生の顔は、私達と変わらぬ歳の様で安心出来る。流れていた涙を手で拭い未だ潤んだ目のままだけれど私はやっと心から笑えた、先生との身長差を埋める様に背伸びをして…私から先生の頬へと軽く口付けた。
主「望むところです…大好き、オサムせん…オサム…さん」
*いきなりチューされたんにも驚いたけど、照れた様に頬っぺたを染めて笑うコイツの顔も先生て言い掛けたのに言い直して呼んでくれた名前…ほんまに可愛くて…いとおしくて…。年甲斐も無く俺の方も少し顔赤なってしもた…。
渡邊「俺の○○や、好きやで…」
親愛なる貴方へ
大好きです、愛してます…ずっとずっと傍に置いて下さい。
親愛なる○○へ
何も考えんでええ、俺がお前を好きやっちゅう気持ちは変わる事は無いんやから…心配しゃんと…ずっと俺の隣に居ったらええんや、掴んだ手は離さへんから…。
トピック検索 |