【GL、NL】僕らは今の中で

えへへ、どうぞっ(いただきますと口にした相手を笑顔で見つめながら味に対する感想を楽しみにしていて｢そっか、うんっ、そうだよね！穂乃果は今の自分の気持ちを信じていていいんだねっ｣なるほどと相手の考えに感銘を受けては嬉しそうに笑顔浮かべていて、こちらに触れてきた相手の手を握手をするように握ってみて

……うん。すごく美味しいね（一口饅頭を口にしてみれば、口に広がる甘さに満足しているのかものすごく嬉しそうにしている。「素朴な味と言うのかな……懐かしいと思える味と言うのかな……なんか美味く言えないや」と苦笑いを浮かべ「そうそう。あ、高坂さんがもし人に恋をした時はよかったら教えてくれないかな？ その時の気持ちとか聞いてみたいし」と彼女の握手に応えるように握りつつ首をかしげて尋ね)

本当！？そんなに喜んでくれて嬉しいよっ(自分が作った訳ではないがやはり実家の自慢の味が褒められることは嬉しくて仕方ないようで、そんなに喜んで貰えたなら持ってきて良かったと考えていて｢穂乃果のきもち？そんなの聞いても何も面白くないと思うけど…でもわかったっ、約束！｣何故敢えて自分なのかという疑問はあったが断る理由もないため相手の問いかけには快く頷いて見せて｢はぁ～、ごちそうさまっ｣ハンバーガーを最後の一口を食べ終えて包み紙をくしゃっと丸めながら満足げに口にして

これなら友達も喜んでくれそうだよ。今度開いてる日に買いに行くね（余程気にいったのか自分の友達にも勧めたくなる事を口にし、残った饅頭を口の中に入れると満足げに笑ってみせ「面白いというか、高坂さんが恋をしたらどんな風に変わるのかを見てみたいんだよね」と特に深い意味もなく自分の思っている事をストレートに伝えると、彼女が食べ終わって少ししてから自分の方も片付いたのかふうっと一息ついて)

楽しみに待ってるよ！(また買い物にきてくれるという相手の言葉に笑顔見せてから、その時は自分が店番をしている時なら嬉しいなんて内心考えていて｢そういうことならユウくんの方が穂乃果は気になるかな｣むしろ相手がどう変化するかの方が気になると首を傾げながら口にしていて

今度来る時は開いてて高坂さんが店番してる時だったらいいな（彼も同じことを考えているのだが彼女とは違いその言葉をそのまま口にして「僕か……僕も面白いか分からないけど高坂さんも教えてくれるから僕も言うよ」と自分で大した話になるか分からないと思いつつしばらく思案した後一度だけうなずき)

え？う、うん！そうだねっ穂乃果もそう思うよ(まるでこちらの考えを読んだのではないかと思えるような相手の言葉に一瞬驚いて固まるが、その気持ちは同じであるためコクコクと頷いて同意を示していて｢じゃあどちらが先に恋をするか競争だねー？｣お互いにもしも恋をしたときは話すと約束を交わせば楽しげな笑顔浮かべて冗談っぽく言ってのけて

どうしたの？ 鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして（一瞬とはいえ固まっていた彼女の様子を見逃すことなく、彼女の考えに気づいていないため不思議そうな顔をして尋ね「そうだね。だけど、互いに異性と話す機会なんてないから恋をするのがいつになるのやら」と自分に置かれてた境遇を思い出し苦笑いを浮かべ)

あ、ううん！別に深い意味はないんだけど、ちょうど穂乃果も同じこと考えてたところだったから驚いちゃって(大したことではないと前置きをしてから素直に自分が驚いていた理由を口にしては頬をポリポリと掻いていて｢まあ、なるようになるんじゃないかな｣自分自身はまだ全くその気は無いためか呑気な笑顔浮かべながら他人ごとのように語っていて｢…あふ｣身体を動かしたことによる疲れと満腹感に眠気が一気にやってきたのか欠伸が飛び出して

へえ、そうなんだ。僕は饅頭も目当てだけど高坂さんが目当てでもあるからね（天然かそれともわざとか、またもや誤解を招きかねない発言をさらっと言っており「そうだよね。いつかは恋だってするだろうし。いつかは……眠いなら少しだけ寝る？ ちゃんと起こすから」と会話の途中、欠伸をする彼女を見れば寝るかどうか尋ね)

え、そうなの？そう言ってくれるのは嬉しいけどなんだか照れるよー(自分を目当てにしてくれるなんて素直に口にする相手に悪い気はしないが気恥ずかしさからか軽く頬を染めながら緩く笑っていて｢…うーん…じゃあお言葉に甘えちゃうね｣よほど眠いのか特に何も考えずにそう返事だけを返してはすぐに寝息をたてはじめて

だって僕、高坂さんと話してると楽しいから。店に行った時に君がいたらそれだけでも嬉しいよ（照れていると知っているはずなのだが彼は追い打ちをかけるように言っている。しかしその心は悪戯心でも何でもなく本心からであり「お休み。いい夢を見てね」と言えば彼女の近くに来てそっと頭を撫で)

そ、そっか、穂乃果もユウくんと話をしてるとすっごく楽しいよ！(照れくさい気持ちよりも相手の言葉に対する嬉しさの方が勝ったのか、こちらも素直な気持ちを相手に告げては楽しげな様子でいて｢んー…あんこもういいよー…｣テーブルの前で腕を枕にしながら寝ていて、頭撫でられるとそんな寝言を呟いていて

そう言ってくれると嬉しいなー。出会った当初は変わった人扱いされてたけどね（第一印象があまり良い方とは言えなかったが、こうして話しているのを楽しんでくれるのならば嬉しくないはずがなく嬉しそうに笑いながら言い「どんな夢を見てるんだろ」と彼女の事だから楽しそうな夢を見ているのだろうかと考えつつ彼女の頭から手を離し)

うーん、穂乃果は相変わらずユウくんのことは変わった人って思ってるよ？だからもっともっと話して色々知りたいなって！(相変わらず相手への評価は変わってはいないようで、今は好奇心から話すのが楽しくて仕方ないのだと口にして｢……っ！ライブは！？｣しばらく眠っていたかと思えば不意に顔を上げて周囲をキョロキョロ見回してはまだ寝ぼけていて

えー。まだ払拭できてないの？（てっきり変わった人と言う印象は払拭したのだろうと思われたのだが相変わらず彼女の評価は変わっていなかったことに気づきやや不服そうに口をとがらせ「おはよう、ライブならもう終わったよ」と眼が覚めた彼女に対して悪乗りをし始め、ライブは終わったと嘘をつき)

うん、だってユウくんみたいなタイプって穂乃果の周りには居ないし相変わらず何を考えてるか全然わからないし…(不服そうな様子の相手に詰め寄っては考えを見透かそうとジッと真っ直ぐに瞳を見つめては見るが勿論わかるはずもなく、眉を寄せていて｢えっ！？そ、そんな…ユウくんどうして起こして…っ、あれ、ユウくん？｣ライブが終わったという台詞に絶望的な表情を浮かべるが、何故相手が居るのかという疑問にはたと硬直しては首を傾げ

考えが分かりやすい人間って余程感情表現が激しいよね。僕だって高坂さんの考えが分からないし（エスパーでもなければ分かるはずもないと思いつつこちらに詰め寄りじっと見る彼女を見ればからかいたくなったのか「そんなに近いとキスしちゃうよ？」とからかうように言い「ごめんごめん。まだ高坂さんが寝てそんなに経ってないから」とくすくす笑いつつも謝罪の言葉を述べ)

穂乃果はわかりやすいってよく言われるけど意外とそうでもないのかな？(メンバーによく言われることとはまるで正反対の相手の言葉を聞けば、少し不思議そうに小首傾げていて｢わっ、だ、駄目！困っちゃうよ…｣キスという単語に驚くやら恥ずかしいやらで顔を赤らめては慌てて後ろに飛び退いては俯きがちに呟いていて｢も、もう！ユウくんの意地悪っ、もう知らないもん！｣取り乱していた自分の先ほどの姿思い返しては耳まで真っ赤にしては拗ねたようにそう口にしては勢いよく相手から顔を背けて

わかりやすい時はわかりやすいよ。だけど僕の場合、時々深く考える事もあるからね（今思い返してみれば彼女の表情と感情はまるで繋がっているかのようにわかりやすく表現されてたためそのことを思い出してみれば何度も頷き「冗談だよ。キスは高坂さんの好きな人としないとね」とあまりの反応にクスッと笑って「ごめんってー。怒らないでよー」本格的に拗ねてしまった彼女に対しどうご機嫌をとろうかと考えつつ彼女に謝罪をし)