【GL、NL】僕らは今の中で

うん…そうだよね…弱気になってちゃ駄目だよねっ（まるで自分を勇気づけるような言葉を聞き相手の腕の中に収まれば、自分がこんなに弱気ではいけないなと自分自身に言い聞かせるように頷いてみせ、前向きな言葉を発しては相手へとにっこりと微笑みかけて

そうそう。だから穂乃果……絶対に認めてもらおうね（待っている間、少しでも弱気にならないようにということと自分がしたくなったという理由で突然互いの唇を重ねキスをする。これから彼女の仲間が来ることは知っているのだが一度起きた衝動は止まらず）

ん…ありがとう、えへへ、穂乃果たちなら絶対大丈夫だよ。何の根拠もないけどそう感じるんだ（不意打ちのような彼の行為を意外な程にあっさりと受け入れてはそれが自分を不安にさせないための相手なりの優しさなのだろうと思えて、ゆっくりと唇を離して相手を真っ直ぐに見つめれば自分の中に満ちてくる不思議な力を感じながら力いっぱいにそう断言をして、そうしている内にメンバーたちがやってきたようで下の方が少し騒がしくなればいよいよ気を引き締めて

それでこそ穂乃果だよ（両親を説得する時もこんな風に不安になったりもしたが意外すぎるほどあっさり認められたこともあるため多少の自信も得てきている。100％と言う訳ではないがそれでも二人なら大丈夫と言う根拠なき自信を携えては彼女同様に気を引き締め始め）

…やっぱり皆は最高の仲間だよ。ユウくん、穂乃果、絶対μ'ｓの皆と一緒にラブライブ優勝するよ！勝って今度こそは堂々とデートしようね（寝坊をしてしまった時はどうなることかと思ったがメンバーからは軽いお叱りの言葉と二人の関係について少しからかわれただけで済み、最終的には二人の関係を全員心から祝福してくれて、メンバーが帰った後で晴れて公認の関係となれた相手を見つめては最高の仲間と出会えた喜びとそんな仲間たちと必ず栄光を勝ち取るという誓いを語り、その誓いの果てには今度こそは誰に憚ることなく二人の時間を過ごしたいという願いを口にして

その意気だよ穂乃果。会って話して思ったんだけど…今は穂乃果だけじゃなくてみんなを応援したいって思えてきたよ（自分達の関係でなく寝坊した事を許してくれた事や実際に会って話してみて、彼女たちへの好感はとても多きものとなっておりそんな彼女たちを心から応援したい気持ちでいっぱいになってしまう。そして何より久しぶりに会った時と違って迷いがないだろう彼女の瞳を見つめ「じゃあ今度こそ遊園地行こうよ」と前々から言っていたが結局行けず仕舞いになってしまった遊園地に行こうと言い出し）

うん、今度こそ約束だよ！よーしっ、俄然やる気が出て来ちゃうよー（これまで色々あってずっと果たされることのなかった遊園地デートの約束をようやくここで果たすことが出来る、そのことが今から楽しみでならず、後に待つ楽しみを思えば今からラブライブに向けて気合いが入り

……あ、でも穂乃果。少しお願いがあるんだけどいいかな（（やる気になっている彼女に水を差すような真似はしたくはないのだが楽しみになっている彼女とは逆にこちらは少し神妙な顔をしてはそっと彼女の手を握ってみせ）

お願い…？えっと、何かな？（気合い十分に一人闘志を燃やしていれば不意に此方へ真剣な表情を向け、握られた手をチラリと一瞥した後で此方からも軽く握り返し、彼を真剣な表情で見つめ返しては一体自分へと何を告げようというのだろうかと話しを聞く体勢になっては言葉が発せられるのを固唾を飲んで見守っていて

しばらくの間…μ’sの事と僕の事が重なった場合、迷わずμ’sの事を優先してほしいんだ。残りの時間は少ないしメンバーはかけがいのない物だから（ラブライブが終わったらμ’sは解散すると聞かされていたことと今日メンバーと話してみたこと。そして彼女達は自分よりも長く彼女と苦労を共にしてきたのでそのような大切な人たちとの残された少ない時間は大切にしてほしいと思いあえてそう告げては彼女の事を抱きしめ）

ユウくん…ありがとう。お互いにもうひとがんばりだね！（かけがえのない仲間たちとの間に残された僅かな時間、それを汲んでの彼の気遣いの言葉を聞けば今までの自分ならばきっとメンバーと一緒の時間のために相手との時間を犠牲にするなんてと罪悪感を感じていたところであっただろう、しかし気持ちの強く通じ合った今なら彼の優しさがよく理解出来、それが今の自分にはありがたく受け入れられていて

その代わり全てが終わった後会った時には埋め合わせをしてあげるからね……昨日の夜みたいにさ（優しい一面から急に意地悪な一面へと変わり彼女の耳元に顔を寄せては夜通し行われた愛の営みの事を反応を楽しみにしているのかクスクスと笑いながら言い始め）

も、もうっ、そういうのってムードが大切だって穂乃果思うな！（せっかくいい話し風にまとまりそうな流れだったというのに相手のそんなムードをぶち壊すような明らかに下心に満ちた発言を聞けば頬を膨らませて強く抗議をしていたがやがて小さく微笑んでみせては｢ユウくん…しばらくこうしていていい？｣緩く相手の背中へと手を回し、額を胸元へと当てていて

えー。ムードって何の事？（予想以上に可愛い反応が見られ不満そうにしている彼女とは裏腹にこちらは満足したように輝かせた笑顔を浮かべてとぼけてみせては「しばらくと言わず穂乃果が満足するまでいいよ」とこちらも優しく彼女の頭をそっと撫でては心ゆくまでしていていいと告げ）

ん…ありがとう。ユウくんの手、すごく優しくて安心するよ（髪を撫でる相手の手のぬくもりや優しい手つきに心地よさげに瞳を閉じて、しばらくそうして幸せな心地に浸っていれば不意に瞳を開き、僅かに彼から身体を離してからその後で顔を見上げるようにしてジッと真っ直ぐに相手の姿を己の瞳に映していて

穂乃果ほど優しくはないけどねー。てか穂乃果が天使なだけかも（優しいという彼女に苦笑いを浮かべながらそれに対して彼女の優しさを「天使」と比喩をしてみて、自分を見つめている彼女を見ては「何、キスしてほしいの？」と彼女の答えを聞くまでするつもりはなく冗談混じりで僅かに顔を近づけては問いかけ）

あ、うん…えっとね、それもいいけど、ただ穂乃果の大好きな人の姿を見ていたくなって…えへへ（相手の問いに少し煮え切らないような反応を見せて、しかしキスをして欲しいという気持ちも内心にあるにはあってその問いを否定はせず、ゆっくりと一つ頷いてから先ほどまで自分の中で考えていたことの真意を相手へと話し、真っ直ぐに微笑みかけていて

僕の顔を見ても面白い物はないよ（クスクス笑いながらも内心では照れたい気持ちでいっぱいになってしまいそれを隠すかのように的外れな発言をし「そんなに見たいなら、もっと近くてもいいんじゃない？」と顔を再び近づけ互いの吐息がかかるほどまでに近づけ）

…ん（彼の吐息が頬を撫でるとゾクリと身体を少し震わせ、少ししてゆっくりと此方からも顔を近づけていけば、唇同士を重ね合わせ、触れるだけの口づけを交わし、少ししてそっと顔を離したかと思えば悪戯に微笑み｢だって、そんなに近いとキスするの我慢出来なくなっちゃうもん｣近くで彼の顔を眺めていると自分の中の衝動が抑えられなくなって困るなんて冗談とも本気ともつかない口調で述べて

えっ……なっ（ただ顔を近づけ見つめ合うだけかと思ってきたので彼女からの口づけに明らかに動揺をした素振りを見せ訪ねようかと思ったら我慢できなくなったと彼女は述べこちらも落ち着かせようと深呼吸をすると「穂乃果も大分変わったよね。僕と付き合ってから」と付き合いだした当初はキスをするだけで緊張していた彼女とは思えないほどの大胆な発言と行為に感嘆の声を漏らし）