正義のヒーローとオレさま【非募集】

…お前、に、にに、鈍いのだ…っ(顔を覗き込まれて動揺したのか思わず言葉に詰まりつつ微かに頬を赤らめ)それにお礼なんて、…別にいい…。

鈍いって…（赤い顔の相手を見てﾊｯとし少し期待した顔でｼﾞｰｯと見つめ）え！君も僕の事好き…なの？

…！(相手の言葉にますます頬を赤らめながら目を丸くさせると、堪らず俯いてこくんと小さく頷き)

ど、どうしよう…嬉しくて泣きそうだよ（此方も真っ赤になりｱﾀﾌﾀして相手をばしばし叩き）

い、痛いのだ、叩くなっ(恥ずかしくなってふいっと視線逸らしながら)

あああ、ごめん（叩いた場所をさすりながら）…い、いつからなの？

いつからって…そんなの、わからないのだ。…お前と同じで、いつの間にか好きになってた(視線を逸らしたままぽそっと答えて)

君の口から好きって聞けて嬉しいや（真正面向いて座り、相手のほっぺｷﾞｭｰっと引っ張り）ばいきんまん、僕…君の事大切にするからね？

っう…、(頬を引っ張られたまま相手の言葉を聞くと、照れくさそうに相手を見て)

ふふっ、なんとか言いなよ（ほっぺを引っ張ったまま意地悪く顔を近づけ）

…、す、き (頬を引っ張られている為上手く言葉を発する事が出来ず、何とか一言だけ言葉を返して)

あぁ…う、うん‥不意打ちで言われると破壊力抜群だね（嬉しそうに相手のほっぺをむにゅむにゅして）

…あんまり嬉しくなさそうなのだ(む、と少し拗ねたように相手の顔を見て)

驚いたんだよ…なぁんか、可愛いなって（ｺﾂﾝと額と額くっつけて）ねえ、ぎゅっとしてもいいかな？

言っとくけど、多分オレさまの方が先にお前のこと、好きだったんだからな！(ふん、と得意気に言い放つも相手の言葉には再び頬が熱くなり)…っ、い…いい、に、決まってるのだ…。

えっ…！！そんなはずないさ、僕のが恐らく先だよ（思いがけない言葉に目を丸くして驚くが、自分が先だと譲らずｰ髪を撫でてからきゅっと抱きしめて）ｽﾞｰｰｯﾄとこうしたかったんだぁ…本当は

絶対オレさまなのだ(こちらも自分が先だと譲らず、大人しく腕の中に収まりながら)…、オレさま、嫌われてると思ってた。(ぼそ)

僕だよ！絶対に僕だ（ほっぺをすりすりとしながら頑なになり）えぇ!!…なんでそう思ったの？（驚いて顔覗き込み）

…相変わらず頑固だな(ぼそっと小さく呟き、顔を覗き込まれると気まずそうに視線を逸らしながら)ロールパンナにからかわれた時とか、…お前オレさまとそういう風に見られるの、嫌そうだったし…。

…照れくさいんだよ、分かってよ（目線合わせるように首傾け）ああ‥あれはね、君はあのﾄﾋﾟをとても大切にしていただろ？
僕が好きな事を認めちゃうと、皆が気を使うだろうし‥…そうすると君は困ると思ったんだ
だから君の大切にしている場所を僕も大切にしたかったから、いつものように犬猿の仲みたいなあんな態度だったんだよ。

そうだったのか、…オレさま、お前がそんな風に考えてくれてたなんて、全然知らなかったのだ…(しゅん)
その、お前に抱き締めてもらった時嬉しかったから、その時はちょっと寂しかったというか…(ごにょごにょと俯きながら小声で告げてみて)

誤解させてごめんね？（ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ）
そうだったの？その時、そんな風に感じてくれていたんだね。両思いだなんて知らなかった…僕も君が僕以外の皆と楽しそうにしていたら、少し寂しかったな（ｿｯと手を繋いで）

いや、オレさまの方こそ、…誤解してて悪かったのだ(ぽそ)
…？そうだったのか？(意外そうに相手を見て首を傾げ)とにかく、良かったのだ。お前に、嫌われてなくて…(きゅっと手を握り返し)

構わないよ。口にしなきゃ伝わらないんだから（ふふふっと笑い）うん、少～しだけ拗ねちゃった…
嫌うどころか大好きさっ（手繋いだままとびきりの笑顔で相手を見つめ）

今はオレさまと二人きりだぞ？どうだ、嬉しいだろ(えへんと偉そうに言いながら)
…！改めて言われると照れるのだ、…ばか(恥ずかしそうに頬染め)

うん！嬉しいよ…夢のようだ…君は幸せ？照れる君も可愛い（怯む事なく芝居掛かった言い方をして、相手の頬を触ってｽﾘｽﾘし）

っ…お、おおおおお前、よくそんなキザなセリフすらすら言えるな…っ(相手の言葉に動揺して思わず言葉に詰まり、唇をぱくぱくさせながら)

ふふっ君って本当に可愛いリアクションするよね（背中ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ叩いて笑い）あー面白い!!
幸せだよ、本当に。
勇気出して告白して良かったと思ってるんだ…

っう、痛いのだ(相手に笑われると拗ねたように唇を尖らせながら)面白がりやがってー…(ぶつぶつ)←
けどその、…オレさまも、幸せなのだ(へら)

可愛いからいいじゃない
本当？それ嬉しいや…（尖らせる唇にﾁｭｯと口付けて）!!…ごめ…ん、つい（自分でも驚いたように真っ赤な顔になりｱﾜｱﾜ←）

…！(唇が触れると大きく目を見開き、かぁっと顔を赤くさせながら俯いて)っ、な…何で、謝るのだ…。

だってほら…キｯ、キスしちゃったから‥（手の甲で口元隠してﾊﾟｯと相手から目をそらし）驚かせてごめんね？

…オレさまもお前の事好きなんだから、謝らなくていい(ぎゅう、と顔を隠すようにして抱きつきながら)

うん…じゃあ、もう一度（調子に乗り唇へ顔を近づけてｰそのまま頬にﾁｭｯとして）なんてね、あんまりすると有り難みがなくなるもんね（頬すりすりしながら抱きしめ）

…っ(相手の顔が近付くときゅっと目を閉じ、唇ではなく頬に口付けられると安心したような寂しいような複雑な心境で)キス、しないのか…？(じぃ)

んー、して欲しいの？（ｸｽｯと挑発するように笑いながら髪の毛を触り）…うそうそ。君の事大切にしたいんだ（ほっぺプニプニ）

…、不覚にも今ちょっときゅんとしたのだ、むかつく(むす、と少し拗ねたような表情で相手を見つめ)

きゅんとしたのにムカつくんだね、君らしくていいよ（ｸｽｸｽ笑いながら頭をぽんぽんと撫で）でも、ちょっとだけ…（徐に顔を近付けると相手の顎を持ち、目を開けたままﾁｭｰと唇奪い）

…オレさまばっかりきゅんとさせられて、ずるいのだ(ぽつりと悔しそうに呟き、不意に相手の顔が近付くと思わずきゅっと目を閉じて受け入れ)…っ、

…僕は口に出さないだけだよ（キスしたまま相手の顔を包むように持って、目を閉じる姿にﾌｯと笑い）目…、開けなよ（唇付けたままで見詰め目を開けるのを待ち）

…ん、…うー…(目を開けるように促されると少し悩んだ後で恥ずかしそうにゆっくりと瞼を開け)

ふふっ…（目が合うと満足したように何度も何度も唇にﾁｭｯﾁｭし）

っ、…(目が合うと一気に頬を染めながら、応えるように相手の服をきゅっと掴んで)

（名残惜しそうに唇離し）…やっぱり可愛いや、君って（ほっぺたｽﾘｽﾘし）

…か…可愛く、ないのだ…(頬を染めたまま恥ずかしそうに視線を逸らして)

可愛いよ。認めたらいいのに（意地悪く笑って目線合わせようとし）夏バテとかしてない？

むむ…、絶対認めてやらない(べ、と軽く舌を出し)夏バテ…そうだな、オレさま暑いのはあんまり得意じゃないのだ(ぐてん、とソファに横になって)←

むっ！そんな顔してぇー…こうしてやるからね（ﾌﾞﾆｰと頬引っ張り）え……大丈夫かい？（近寄ってソファーの下に座り顔を覗き込んで）

ばいきんまん、上げておくね！

っうー、何するのだ(じたばた)←
最近暑すぎてオレさま動くのも嫌なのだ、…かき氷とかアイスとか食いたい…(へなっと触角を垂らしながら)

あ…上げありがとな(ぽそ)

何となく思い出して来てみたら、…もう１年も前になるんだな。いつもいつもオレさまが待たせてばっかりだったから、お前が来なくなったのもきっとオレさまのせいなのだ。どこかで元気にしてたらそれでいい。また会えたら、…なんて思ったところで無理なのは分かってるからな、ふん。