匿名 2014-06-10 00:39:35 |
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そうか、うどん初めてなのか。気に入るといいんだけどな
(名前を何度も復唱してはうどんへ強い興味を示す相手の様子を見れば、相手がうどん自体が初めてであることが窺えて、人間の食事が果たして彼女の口に合うだろうかという微かな不安を抱きながらもはしゃいでいる相手を微笑ましげに見つめて店内へと足を踏み入れて。再び笑顔で優しいと繰り返されれば「や、やめてくれ、なんかむず痒い…」あまりの気恥ずかしさから身体を竦めながら呟いて
はいっ!美味しいと良いな…
(店内に入って行く相手に続いて若干そわそわしながら店内に入り、空いている席へと座ってはキョロキョロと辺りを見回して。メニュー表を見つけて手に取って眺めてみれば、書いてある字は読めないもののうどんの写真に目が留まり「この白いのがうどん…ですか?」と指差しながら首傾げ。むず痒いからやめてくれと呟く相手にくすりと笑みを漏らせば「わかりました」と素直に返事し)
ああ、森じゃこんなの見たことないだろ?
(相手がメニューを指差してこれがうどんかと問えば頷き、物珍しそうにしている相手へと何故か自慢げな様子で語りかけて。種類はいくつかあるが内容がわからない彼女にメニューの良し悪しを理解出来るだろうかという別の問題が浮上して「どれがいいかな…やっぱ狐さんにはお揚げか…?」なんて一人ブツブツ呟きながらメニューにあるきつねうどんに視線が止まり
はい、名前だけじゃなくて見た目も不思議な食べ物なんですね!
(こくこくと頷き肯定の意を示してはうどんというものにますます興味を惹かれてキラキラと瞳を輝かせて。相手がメニューを見てどれがいいかと思案している間大人しく待ち、きつねうどんで視線を止めれば「このお揚げ…っていうお座布団みたいなのも食べれるんですか?」と首を傾げて)
はは、後は味がどうかだな
(名前や見た目に惹かれているのはよくわかったが肝心の味は口に合うだろうかなんて考えながら相手のはしゃいでいる様子を微笑ましく思いながら見つめていて。お揚げを布団と表現する相手の台詞が可笑しかったのか小さく吹き出しながら「ぷっ…、あ、ああ、食べられるぞ。甘くて美味いんだこれが」とお揚げについて説明をして
悠太さんはうどん好きですか?
(うどんがどんな味なのか想像つかずに首を傾げてはうどんを食べた事あるだろう相手に好きかどうか尋ねてみて。小さく吹き出す相手におかしな事を言ってしまったようだと少し俯き気味に頬を染めては、甘くて美味しいというお揚げについての説明を受け、顔を上げて「私これがいいです!」ときつねうどんが食べたいと主張して)
う~ん、特別好きな訳じゃないけど…まあ、人並みかなぁ
(うどんが好きかという問いに特別好物という訳でもないため、素直に別段好きな訳ではないと答えては小さく肩を竦めて。俯いて赤面している相手を可愛いななんて内心考えながらジッと見つめていて、こちらの説明が効いたのかきつねうどんを食べたいと相手が口にすれば「やっぱ狐なんだな」と楽しげに口にして
そうなんですか。美味しくない訳ではなさそうですし、きっと大丈夫だと思います。
(特別好きな訳ではないと答える相手に少々不安を感じるも、美味しくなければうどんを勧めないだろうと考え。じっと見つめられれば「は、早く頼みましょうっ」とやや焦った様子で相手を急かし。やっぱ狐だと言われれば「狐にはお揚げなんですか?」ときょとんと首を傾げ)
どちらかというと特にこれが好きとかっていうのあんまり無いってだけだから気にしなくていいぞ。うどんは普通に美味い(こちらの答えが相手に誤解を与えてしまったことを不安そうな反応から感じ取れば、別にうどんだからこういう反応をした訳ではないとフォローを入れて。こちらを急かすような言葉が相手の口から出れば小さな笑みを浮かべながら一つ頷き「すみません」と店員を呼んで。お揚げと狐という組み合わせに疑問符を浮かべる相手へと「ああ、狐ってのはお揚げが好きだと相場が決まっているらしい。言い伝えだけどな」言い伝えと言う他に根拠が特に無いため、少し曖昧に断言はせずに質問へと答えて
それを聞いて安心しました。早く食べてみたいです!
(相手のフォローを聞けばそうなのかと納得し、ほっと胸を撫で降ろしては笑顔で前記を述べて。相手が店員を呼び注文をしている間少々そわそわしながらも大人しく待ち、早くうどんが来ないかなと楽しみにしていて。お揚げと狐の組み合わせについて聞けば「そうなんですか!初めて聞きました」と笑って)
はは、そんな慌てなくてもうどんは逃げないぞ
(注文を済ませて運ばれてくるのを待っている間もうどんがやってくるのを今か今かとそわそわとしている様子の彼女の姿を見ては、軽くからかうような言葉を口にしながらも初めてのものに心が弾む心境も理解出来て微笑ましい気持ちになって、初めて知ったという彼女の言葉を聞けば、そもそも森でずっと過ごしていた相手とお揚げに接点なんてある訳ないかと考えてはやはり迷信かと一人納得しながら「ああ、だからか知らないけどこうしてお揚げが乗ってるうどんをきつねうどんって言うんだ」と相手は文字は読めるのだろうかと疑問を抱きながらも、もし読めなかった場合のことを考えて一応説明してみて
えへへ…。あっ、来ましたよ!
(からかうような言葉を掛けられれば恥ずかしそうに照れ笑いをし、そうこうしている内にうどんが運ばれて来て。写真ではわからなかったが実物は熱々で、どうやって食べれば良いのかわからずに首を傾げて。相手の説明に納得すれば「そうだったんですか。一瞬狐が入ってるのかと思っちゃいました」と苦笑いを浮かべて)
これを使って食べるんだ、ほらこうやって
(運ばれてきたうどんを前に首を傾げている相手を見れば恐らくは食べ方がわからないのだろうとすぐに察して、箸を手にしては相手の目の前で持ち方を見せてからそのままうどんを掬ってみせて。狐が入っているなんてなかなかにハードな推測を相手が口にすれば「はは…、流石にそんなものを花には勧められないよ」狐である彼女にそんなものを食べさせる訳にはいかないと苦笑いで返して
この棒のような物を使うんですね。……うう、なかなか難しいですね…。
(相手の見よう見まねで箸を持ちうどんを掬おうとしてみるも、うまく箸を扱う事ができずうどんにつるりと逃げられてしまい眉を寄せて唸り。狐の入ったものは流石に勧めないと苦笑いを浮かべる相手に「…それもそうですよね。共食いになってしまいますもんね」と納得した様子でますます苦笑いを浮かべて)
はは、初めてじゃ少し難しいよな、ちょっと待ってな
(うどんを中々掬えず箸に苦戦している相手に小さく笑みを浮かべながらフォローを入れて、こうなることは薄々わかっていたため店員を呼んでは子供用のフォークを用意してもらい。共食いになってしまうと更に苦笑いを浮かべる相手に「まあ、そんな酷いことはしないしさせないから安心していいぞ」と安心させるように一つ頷いてみせて
はい…。人間の方って難しい物でご飯食べるんですね。凄いです。
(ちょっと待ってなと言う相手にしゅんと落ち込みながら頷いては箸を置き、箸を自在に扱う事ができる相手を尊敬の眼差しで見つめ。子供用のフォークを受け取り使ってみれば拙いながらも今度はうどんを掬う事ができ、ぱあっと表情を輝かせて「これならうどん食べれそうです、ありがとうございます!」と礼を述べて。安心していいと頷く相手に「はい!悠太さんがそんな酷い人にはとても見えませんし」と微笑んで)
まあ、また練習すればいいさ
(少し落ち込んだ様子の相手へと慰めるようにそう言いながらも、練習したとしてまた必要になる場面が彼女にやってくるのだろうかという疑問があって。フォークでうどんを掬って表情を輝かせた相手を微笑ましげに見つめて「それは良かった、熱いから気をつけて食べろよ」と忠告をしつつ。
…そうですね!…でも今日はこっちで。
(慰められればまた使う事があるのかどうかなど考えずに頷いて微笑み、しかし今日はフォークで食べる事を選び照れ臭そうにはにかんで。熱いからとの忠告を受け「はい!」と頷けば、掬ったうどんにふーふーと息を吹きかけて少し冷まし、パクリと口の中へ入れて。はふはふと熱そうにしながらも咀嚼し飲み込めば「うどん美味しいです!」と満面の笑みを浮かべて)
そうだな、早く食べないと冷めて不味くなるし
(今日はフォークで食べることに決めた相手へと、そうした方がいいと首を縦に振り、自分もまた冷めないうちに食べようとうどんを啜り。満面の笑みを浮かべてうどんを絶賛する相手へと「ああ、美味しいな」と同意を示しては共に食事をする楽しさを噛みしめていて
うどんって木の実よりずっと美味しいんですね!人間っていいなぁ…毎日こんな美味しいもの食べてるのかと思うと羨ましいです。
(つるつるとうどんを啜って美味しそうにもぐもぐと口を動かし飲み込んでは幸せそうな笑みを浮かべて。続いてお揚げをフォークで刺して持ち上げ口に運び一口食べては「うどんも美味しいけどお揚げももっと美味しい…!」とすっかりお揚げが気に入った様子でお揚げから先に食べ始めて)
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